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第伍章:神殿にて
124.神殿を目指して
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魔導士の特権のひとつに、魔導士ギルド関係のみにしか使えないが、携帯用通信機を持つことが出来るというもがあった。
そうなったのも、この世界では破局戦争の結果、大部分の科学技術が封印され、利用できるものも最低限のものと限定されているのだが、魔導士ギルドの管理下で使える技術のひとつだった。当然、通信網は魔導士ギルドが保有していた。
「今回のミッションでは、とりあえず俺が持つという事にするなあ、この通信機は。まあ、使うことはないとは思う。とりあえず今回のミッションについてはそこの紙にまとめているそうだから」
ファビュー・キルヒスはそういうと袋から紙を取り出した。それが魔導士ギルドの正式な指示書だった。その指示書は手書きだったが、それもパソコンのようなものが存在しないためだった。その袋には指示書と地図、そしてギルドが発行した紙幣が入っていた。
「えーと、目的地はインヴァラ公国の首都サンミュアッツ。そこのダンジョンで物探しをするべし。探すものについてはインヴァラ公が指示する。
ミッションに対し注意する事、まず相手は危険生物であるが殺害は許されない。もし故意に殺害したら永久失格処分にする。ただし、やむ得ない場合は除く。
途中で離脱する場合は登録抹消と今後五年間は登録を拒否する。また怪我をした場合は治療費は魔導士ギルドが待つ・・・」
そんな説明のような文章を読んだ後でファビュー・キルヒスは地図を手にすると、何かを考えたあとで三人に説明しはじめた。
「ここからサンミュアッツまで150キラ・チャート(約450キロメートル)あるから、乗り合い機械馬車で一日あれば行けるけど、途中でチィアム山の神殿によって行けとある。しかし問題よなあ」
「なによ、問題って?」
「サル娘やネコ耳娘は得意かもしれないけど、そこって断崖絶壁の上にあるんだ。だから俺みたいな大男は、まあ難しいってことさ。でも行かないといけないとある」
「行って何をしろとあるんだ」
「お祓いさ! やっぱり班としての課題だと思うから・・・やるしかないな。しかも出発は夕方とあるから、急いで準備しなければならないぞ!」
そうなったのも、この世界では破局戦争の結果、大部分の科学技術が封印され、利用できるものも最低限のものと限定されているのだが、魔導士ギルドの管理下で使える技術のひとつだった。当然、通信網は魔導士ギルドが保有していた。
「今回のミッションでは、とりあえず俺が持つという事にするなあ、この通信機は。まあ、使うことはないとは思う。とりあえず今回のミッションについてはそこの紙にまとめているそうだから」
ファビュー・キルヒスはそういうと袋から紙を取り出した。それが魔導士ギルドの正式な指示書だった。その指示書は手書きだったが、それもパソコンのようなものが存在しないためだった。その袋には指示書と地図、そしてギルドが発行した紙幣が入っていた。
「えーと、目的地はインヴァラ公国の首都サンミュアッツ。そこのダンジョンで物探しをするべし。探すものについてはインヴァラ公が指示する。
ミッションに対し注意する事、まず相手は危険生物であるが殺害は許されない。もし故意に殺害したら永久失格処分にする。ただし、やむ得ない場合は除く。
途中で離脱する場合は登録抹消と今後五年間は登録を拒否する。また怪我をした場合は治療費は魔導士ギルドが待つ・・・」
そんな説明のような文章を読んだ後でファビュー・キルヒスは地図を手にすると、何かを考えたあとで三人に説明しはじめた。
「ここからサンミュアッツまで150キラ・チャート(約450キロメートル)あるから、乗り合い機械馬車で一日あれば行けるけど、途中でチィアム山の神殿によって行けとある。しかし問題よなあ」
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