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第六章:インヴァラの白きオオネコとダンジョン
155.消失
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そんな時、回廊の中を猛烈な風のような圧力を感じ、一行は側壁に叩き付けられてしまった。アサミは後方はるかに吹き飛ばされてしまって一瞬気を失ってしまったが、すぐに目を開けた。すると恐ろしいことに気付いた。目の前に二人しかいなかったのだ!
「タクヤはどこなのよ」アサミの絶叫が回廊内をこだました。
タクヤの姿が消えたことにファビューも驚いていた。このダンジョンで何が起きようとしているのだろうというのだろうか?
「アサミ、タクヤは消えてしまったが、何かを見なったか? それにルンファも」
「あたいはわからないよ、目を思わずつぶってしまったから。でも、何かただならぬものの気配を感じたよ」
「わししも! あの時タクヤに何かが覆いかぶさろうとしていたのを見たけど・・・その瞬間なにが起きたのか・・・」
ルンファもアサミも何者かによるものとは分かっても正体はなにかを判断するまでの情報を得ることが出来ていなかった。
「二人、聞いてくれないか? これは、わしの考えだがこれはアクシデントだと思うが、もしかすると魔導士ギルドの想定内なのかもしれない。だから、もしかするとこのままオオネコを探していればタクヤも密かもしれないのではないか?」
「それって、もしかしてタクヤ抜きで何をすることを確認したいというわけなの?」
「そうかもしれないということだ。だから、不安で仕方ないかもしれないが、このまま最初の目的地にッ向かっていかないか? もしかするとタクヤをさらったやつの正体がわかるかもしれないし」
「でも、それってタクヤを見捨てることを意味するんじゃないのよ!」
「とりあえずだ。闇雲に騒いで移動するよりかはいいんじゃないかと」
そういいながらファビューは通信板で外で待機している閣下たちにコンタクトを取ろうとしていた。
「タクヤはどこなのよ」アサミの絶叫が回廊内をこだました。
タクヤの姿が消えたことにファビューも驚いていた。このダンジョンで何が起きようとしているのだろうというのだろうか?
「アサミ、タクヤは消えてしまったが、何かを見なったか? それにルンファも」
「あたいはわからないよ、目を思わずつぶってしまったから。でも、何かただならぬものの気配を感じたよ」
「わししも! あの時タクヤに何かが覆いかぶさろうとしていたのを見たけど・・・その瞬間なにが起きたのか・・・」
ルンファもアサミも何者かによるものとは分かっても正体はなにかを判断するまでの情報を得ることが出来ていなかった。
「二人、聞いてくれないか? これは、わしの考えだがこれはアクシデントだと思うが、もしかすると魔導士ギルドの想定内なのかもしれない。だから、もしかするとこのままオオネコを探していればタクヤも密かもしれないのではないか?」
「それって、もしかしてタクヤ抜きで何をすることを確認したいというわけなの?」
「そうかもしれないということだ。だから、不安で仕方ないかもしれないが、このまま最初の目的地にッ向かっていかないか? もしかするとタクヤをさらったやつの正体がわかるかもしれないし」
「でも、それってタクヤを見捨てることを意味するんじゃないのよ!」
「とりあえずだ。闇雲に騒いで移動するよりかはいいんじゃないかと」
そういいながらファビューは通信板で外で待機している閣下たちにコンタクトを取ろうとしていた。
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