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第二章:ひとりといっぴきから二人の旅立ち
059.目覚めると
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わたしが目覚めた時。タクヤの腕に抱きついていたことに気付き驚いてしまった。ネコの時にはいつもその腕で抱っこされたり、なでてもらったりしていたというのに、こうして自分のほうが抱きついている事が不思議だった。
高校生だったとき、タクヤの手を引っ張ってプリクラを一緒に撮ってもらったことがあったけど、そのようなことは後にも先にもあの時だけだったので、その時以来だった、こうして男の腕を抱きついていたりするのは・・・
そのとき、わたしの指の爪が鋭く尖っているっことに気付いた。それはネコのような爪だった! わたしはネコ耳に尻尾だけでなく手足にもネコの痕跡があったのだ!
「それじゃあ、あんまり強く抱きついたりしたらいけないよね。そんなことをしたらタクヤが怪我してしまう」
私はそとの景色を見ていた。そこは水平線の先まで続く葦原だった。どうもここは大きく浅い湖に面した場所のようだった。とても辺鄙なところのように思った。
この中に他の人はいないのかなと思って見渡すと、イリスさんが変化した伊理さんがいた。彼女は近づいてきてこういってくれた。
「この車両から降り立って迎えの人が来た時から、あなたたちの新しい旅が始ります。長いのか短いのかはわかりませんが、試練のたびになりますわ」
伊理さんはそういってから、タクヤの肩を揺さぶり始めた。
理由は判らないけどタクヤはその直前まで悪夢に侵されているようだった。ものすごく寝汗をかいていたし辛そうな表情をしていた。たふだ顔はホームレスだった時よりも二十歳も若くなっていたので、格好良くなっていたけど。
わたしはタクヤが目覚めた時どんな反応をするのかが心配だった。タクヤの意見なの聞く事も無く(ネコだから直接お話できなかったけど)この世界につれてきたからだ。イリスさんの話では一瞬で別世界に召喚できる事も可能だったようだけど、それはそれで難しいとのことだった。
イリスさんの変化体である伊理さんによって目覚めたタクヤは目ボケた表情をしていた。周囲を見渡すと不思議そうに考え込んでいた。最初に乗っていた時よりも客車はレトロ調になっているし、周囲の広大な葦原も・・・日本にあるようなものではなかったからだ。
タクヤは着ているののが違っているのが不思議に思ったようで、立ち上がって自分の身体を隅々まで確認していったけど、なんだろうこれは・・・といった表情だった。そして伊理さんにこういったの。
「伊理さん、俺って・・・寝過ごしてこんなところに来たわけじゃないですよね? どうみても。ここって米原じゃないですよね」
「ええ、タクヤ様。ここは日本いえ地球じゃありません。これからあなた達二人が生きていく世界ですのよ」
そういうと眩い光と共にエンジェルのイリスに変化した。その様子にタクヤは大変驚いていた。
「伊理さん、いったい何者?」
「ごめんなさい、あなたには黙っていたけど、神の使いみたいなものです」
「そういうことは俺は死んだということですか?」
「亡くなったわけではありませんが、別の世界に召喚されたということです」
「召喚?」
「まあ、地球ではない別の世界です。でも、安心してください。いままでのホームレスのような人生ではありませんよ。とりあえず自分の姿を見てください」
そういってイリスはタクヤに手鏡を渡された。鏡に映る自分の姿を見たとき、タクヤは若返っている事に驚いていた。
「この姿って、まさか大学生ぐらいの時の俺じゃないのかよ? 一体どういうことなんか?」
「召喚された時に、この世界に最も適合する姿に変化してもらいました。今でしたら地球に戻る事ができますが、いかがしますか?」
「戻る気は・・・ない! 帰ったってもう俺の居場所はない。でも心残りなのが俺が行きたかった彼女の墓参りだけど・・・ちょっとまて、アサミはどこに行ったんだ? あいつを入れていたゲージが見当たらんだけど?」
タクヤが言ったのと同時にアサミが現われた。ネコ耳少女の姿だったので、タクヤはイリスの時よりも唖然としてしまった。
高校生だったとき、タクヤの手を引っ張ってプリクラを一緒に撮ってもらったことがあったけど、そのようなことは後にも先にもあの時だけだったので、その時以来だった、こうして男の腕を抱きついていたりするのは・・・
そのとき、わたしの指の爪が鋭く尖っているっことに気付いた。それはネコのような爪だった! わたしはネコ耳に尻尾だけでなく手足にもネコの痕跡があったのだ!
「それじゃあ、あんまり強く抱きついたりしたらいけないよね。そんなことをしたらタクヤが怪我してしまう」
私はそとの景色を見ていた。そこは水平線の先まで続く葦原だった。どうもここは大きく浅い湖に面した場所のようだった。とても辺鄙なところのように思った。
この中に他の人はいないのかなと思って見渡すと、イリスさんが変化した伊理さんがいた。彼女は近づいてきてこういってくれた。
「この車両から降り立って迎えの人が来た時から、あなたたちの新しい旅が始ります。長いのか短いのかはわかりませんが、試練のたびになりますわ」
伊理さんはそういってから、タクヤの肩を揺さぶり始めた。
理由は判らないけどタクヤはその直前まで悪夢に侵されているようだった。ものすごく寝汗をかいていたし辛そうな表情をしていた。たふだ顔はホームレスだった時よりも二十歳も若くなっていたので、格好良くなっていたけど。
わたしはタクヤが目覚めた時どんな反応をするのかが心配だった。タクヤの意見なの聞く事も無く(ネコだから直接お話できなかったけど)この世界につれてきたからだ。イリスさんの話では一瞬で別世界に召喚できる事も可能だったようだけど、それはそれで難しいとのことだった。
イリスさんの変化体である伊理さんによって目覚めたタクヤは目ボケた表情をしていた。周囲を見渡すと不思議そうに考え込んでいた。最初に乗っていた時よりも客車はレトロ調になっているし、周囲の広大な葦原も・・・日本にあるようなものではなかったからだ。
タクヤは着ているののが違っているのが不思議に思ったようで、立ち上がって自分の身体を隅々まで確認していったけど、なんだろうこれは・・・といった表情だった。そして伊理さんにこういったの。
「伊理さん、俺って・・・寝過ごしてこんなところに来たわけじゃないですよね? どうみても。ここって米原じゃないですよね」
「ええ、タクヤ様。ここは日本いえ地球じゃありません。これからあなた達二人が生きていく世界ですのよ」
そういうと眩い光と共にエンジェルのイリスに変化した。その様子にタクヤは大変驚いていた。
「伊理さん、いったい何者?」
「ごめんなさい、あなたには黙っていたけど、神の使いみたいなものです」
「そういうことは俺は死んだということですか?」
「亡くなったわけではありませんが、別の世界に召喚されたということです」
「召喚?」
「まあ、地球ではない別の世界です。でも、安心してください。いままでのホームレスのような人生ではありませんよ。とりあえず自分の姿を見てください」
そういってイリスはタクヤに手鏡を渡された。鏡に映る自分の姿を見たとき、タクヤは若返っている事に驚いていた。
「この姿って、まさか大学生ぐらいの時の俺じゃないのかよ? 一体どういうことなんか?」
「召喚された時に、この世界に最も適合する姿に変化してもらいました。今でしたら地球に戻る事ができますが、いかがしますか?」
「戻る気は・・・ない! 帰ったってもう俺の居場所はない。でも心残りなのが俺が行きたかった彼女の墓参りだけど・・・ちょっとまて、アサミはどこに行ったんだ? あいつを入れていたゲージが見当たらんだけど?」
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