脱走女子機械兵マリン

ジャン・幸田

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弐章:マリンの復活

詩織の心の闇

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 わたしを解体? 詩織は驚愕していた。普通の女の子よね自分は・・・でも、こいつらのような化け物と対等ではないが戦っている時点で普通ではない。では普通ではないとしたら・・・

 その時、あるトンデモない考えが思い浮かんだ。実は私はこいつらのような宇宙人にでも改造された少女ではないだろうかと。
 そう思ったのは前の日に弟たちが見ていたUFO特番の内容だった。その番組では地球にすでに多くの宇宙人が訪問していて、中には地球人を拉致して解剖したり改造したりするものいるとしていた。

 そんなバカなことなんてあるはずないと笑ってというか見たい歌番組が見れないと弟たちを叱ったけど、こんな奴らを目の前にしたいまは信じてしまいそうだった。でも、わたしって宇宙人に拉致された記憶もないし、そんな改造される理由もないと。だって、こんな平凡な女子高生を改造するぐらいならオリンピック選手とかを改造すればいいのに!

 「あんたたち、解体するというならしなさいよ! こんな平凡な女の子を捕まえて連れて帰ってもしかたないでしょ! なんか勘違いしているんじゃないのよ」
 なぜか、わたしは逆切れしたようなことを言ってしまった。しかし、もうどうでもいいとも思ったからだ。片腕は潰されているし身体のあちらこちらは傷だらけなのに、でも千尋だけは!

 「おお、そうか。それじゃあ大人しくしていろ! そこの娘と一緒にだ! もうすぐ転送ポイントがそばに現れるから、ついてこい!」

 それを聞いたわたしは自分はどうなってもいいから千尋をこんな連中に連れ去らわれないようにしなくては! そう思った。その時、わたしの中に眠っていた何かが目覚めたような気がした。
 
 「おい、そこのトカゲ野郎! いつも、そこらかしこに出てきやがって目障りなんだよ!」
 そういう意味の事をわたしは言ったようだけど、それは日本語ではなかった。

 「ようやく正体を現したな機械化兵士! よくもまあ地球人の小娘に化けていたな!」
 トカゲのようなやつも日本語ではないなにかでいったけど、ここで大変おかしいことに気付いたの! わたしって二重人格だったの? しかもそのもう一人の自分は・・・戦いにある種の高揚感を感じているようだった。まるで、それは・・・戦うのが好きとしか言いようなかった。わたしの中にこんな闇がなぜあるのよ!

 その時、わたしの目の前に貴子先生が現れたの! その恰好は・・・弟たちが好きな特撮番組にでも出てきそうな奇抜な格好をしていた。

 「高橋さん、いや・・・マリン! 目覚めなさい!」
 そう叫んでわたしに何かを投げつけてきた! いったい何なのよ先生!
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