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序・わたしの事
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私はナースロイドと呼ばれる機体でYURIと愛称がついている。看護師型ロボットで女性型をしている機体のひとつで、そのなかでも最も小柄な少女の身長だ。「職場」の病院内では規格外と思われているらしく人間の医師や看護師だけでなく、患者さんからも変わっているわなんていわれている。
実際、専門的な業務はほとんどせす、補助いや雑用ばかりしている。それと子供と遊んでばっかりいるので、おかしいと思われてもしかたない。そんな私は他の看護師型ロボットと違う部屋で「保管」されている。
部屋に入ると私はブースの中に入った。すると、こんな人工音声を発した。
「活動をセーブモードにします。”素体”に管理権を移譲します」
眼の前にいる初老の医師は一言こういった。
「今日も一日おつかれさん!」
その言葉に対し私が言ったことは・・・
「いつになったら脱がせてくれるのよ!」
そう、私はロボットの機体に閉じ込められた人間の少女で、眼の前にいる医師は閉じ込めた西岡和郎だ!
「いいじゃないか? 君の引きこもりを治すためだよ!」
そういって私の機体、いや私を閉じ込めている外骨格のボディに様々なケーブルを接続し始めた。私は引きこもりの少女だった、ほんの一週間前までは・・・改造されたあの日までは。
実際、専門的な業務はほとんどせす、補助いや雑用ばかりしている。それと子供と遊んでばっかりいるので、おかしいと思われてもしかたない。そんな私は他の看護師型ロボットと違う部屋で「保管」されている。
部屋に入ると私はブースの中に入った。すると、こんな人工音声を発した。
「活動をセーブモードにします。”素体”に管理権を移譲します」
眼の前にいる初老の医師は一言こういった。
「今日も一日おつかれさん!」
その言葉に対し私が言ったことは・・・
「いつになったら脱がせてくれるのよ!」
そう、私はロボットの機体に閉じ込められた人間の少女で、眼の前にいる医師は閉じ込めた西岡和郎だ!
「いいじゃないか? 君の引きこもりを治すためだよ!」
そういって私の機体、いや私を閉じ込めている外骨格のボディに様々なケーブルを接続し始めた。私は引きこもりの少女だった、ほんの一週間前までは・・・改造されたあの日までは。
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