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聞けば、初顔の人、とくにモンスターを飼うのが初めてそうな人には声を掛けているらしい。
「午後からは実技だけれど、タマちゃんは対戦経験はあるのかな?」
「いえ、無いです」
知識として、モンスター同士を戦わせる競技があるのは知っていた。
それはテイマーの腕の見せ所らしく、どれくらいテイムしたモンスターを育てられたのか、という品評会も兼ねているらしい。
「そっか、それじゃ今回は見学だね。
あ、もしもそういうのを見るのが苦手なら、今のうちに言ってね」
あたしは大丈夫だ。
なっちゃんも、大丈夫のようだ。
「良かった」
講師さんは、どこか安心したように表情を緩ませた。
そういえばこの人名前なんだっけ?
あたしは講師さんが首から下げていたネームプレートを見た。
略称か本名かはわからないが、【ジーン】とだけ書いてあった。
「たまにね、難色を示す人ってのがいて。
まぁ、わからなくはないよ。
見ようによっては虐待に見えるらしいし」
色々あったのだろう、イケメンの目が死んでいる。
「大丈夫ですよ。子供の頃に蛇とカエルとっ捕まえて対戦させたりしたことあるんで」
子供の頃って、結構残酷で残虐な遊びを平気で出来てしまうから不思議だ。
一応言っておくと、今はしていない。
本当だ。
「カブトムシとクワガタの相撲も、よくやらせてました」
あたしの言葉に、タマが涙目でガタガタと震え始めた。
もしかして、無理やり参加者のモンスターと戦わせられたりするの?
そんな不安な色が、タマの一つ目に宿っている。
「へ、へぇ」
イケメンがドン引きしている。
これ、あれだな小学生の頃に自由研究で、お父さんに協力してもらって、水槽にいろんな虫を入れて、昆虫の無差別格闘相撲と称してその観察日記付けてたことは、言わない方が良いな。
あとで、ばあちゃんに見つかって、それは蠱毒って呪法だからやらないようにって、凄い怒られたんだよなぁ。
しかし、なんで、こんなエリートが、こんなド田舎で講座なんて開いてるんだか。
都会で活動したほうが有利だろうし、稼げそうなものだが。
「あ、そういえば」
あからさまにジーンさんが話題を変えた。
「タマちゃんって、何か芸は出来るの?」
どこか確信を持って聞いてくる。
なんだろう、もしかしてモンスター飼ってる人は芸を教えるのがデフォルトなのだろうか?
まぁ、出来るけど。
あたしが肯定すると、ジーンさんが言った。
「見せて貰ってもいい?」
「……いま、ですか?」
「そうだけど、あ、もしかして広いところや外じゃないと出来ない芸だったりする?」
「いえ、そんなことは無いです」
あたしが更にそう返した時、なっちゃんが目を輝かせてタマを見た。
見ながら、
「見てみたい!」
そんなことを口にした。
「まぁ、別にいいですけど」
丁寧語だったのは、ジーンさんが居たからだ。
あたしは、タマをポンポンと軽く叩くと頭の上に乗せた。
そして、
「じゃ、簡単なやつで。
タマ、お手玉」
あたしが言うと、鳴いて応えた。
そして、ぴょんっと跳ねたのだろう。
頭が軽くなったかと思うと、タンタンタン、タタン、とリズムよく、複数に分裂したであろうタマがはね始めた。
家と違って姿見等の鏡が無いので確認できないが、いま、タマは、おそらく三匹程に分裂して、それこそお手玉のように入れ替わり立ち替わり、あたしの頭を使って飛び跳ね、グルグルと回っているはずである。
なっちゃんが、瞳を輝かせてすごいすごいと手を叩く。
一方、ジーンさんは真顔だった。
ありゃ、受けが悪いな。
なら、
「タマ、桜吹雪」
あたしは、手をぱんぱんと叩いて別の芸をするよう命令する。
「テュケ!!」
楽しそうにタマが鳴いて、それに応える。
おそらく、分裂は元に戻ったはずだ。
そのタイミングで、視界が薄ピンクいっぱいに彩られる。
同時に、ポスンっとタマがあたしの頭の上に着地する。
「おおう! 綺麗! 年中お花見できるじゃん!」
なっちゃんにはご満足頂けたようだった。
ジーンさんを見れば、驚いてはいた。
でも、顔面蒼白だった。
そんな彼から漏れ出た一言は、
「嘘だろ」
副音声があったなら、信じられない、と言わんばかりの口調だった。
他にもあるけど、あれはお父さんとじいちゃん用の芸だからなぁ。
うん、これ以上見せるのはやめよう。
なんか嫌な予感するし。
いや、もう遅いかな。
これひょっとして、モンスター的には教えちゃいけない芸だった、とか?
なんかそんな気がする。
ジーンさん、講座の時とは打って変わって、なんと言うのだろう?
そう、滅茶苦茶怖い顔をしているのだ。
あー、こりゃ怒られるかな。
でも知らなかったしなぁ。
「タマ、終わり」
言って、またあたしは、ぱんぱんと手を叩いた。
途端に桜吹雪が消えた。
同時に、他の参加者達からざわめきが起こった。
なんだろ、なんか視線を感じる。
それを気にしないようにして、あたしはジーンさんに感想を聞いた。
「えと、こんな感じの芸ですけど。
どうでした?」
ジーンさんは、呆然としたまま動かない。
仕方ないので、あたしはタマを頭から降ろして、なっちゃんへ訊いた。
「どうだった?」
「めっっっっちゃ、綺麗だった! サクラがぶわぁああってなって、あとこう、なんて言うのかなぁすっごい幸せな気分になれた!!
タマ凄い!!」
あたしの膝の上で、タマは得意げにテュケテュケ鳴いた。
それをなっちゃんが、いい子いい子、と撫で撫でする。
そこで、ようやくジーンさんが我に返って、少し震える声で聞いてきた。
「これは、君が教えたの?」
「いえ、なんかいつの間にかタマが出来るようになってました。
せっかくなんで、それこそモンスターとかを対戦させる漫画みたいに指示に合わせられるようにならないかなぁって、遊んでたら今の形になりました」
とくに隠すことでもないので、素直に言ったら、ジーンさんはまた顔を引き攣らせてしまった。
そして、今度はしっかりと確認としてこう訊いてきた。
「君、ほんとに育成初心者?
なんともないの?」
と。
ちなみに、お父さんが仕込んだ芸で【タマタマブランコ】という、とても下品だけど、近所の子供には大ウケしたものがあるが出さなくて正解だった。
しかし、なんともないとはどういう意味だろう?
「午後からは実技だけれど、タマちゃんは対戦経験はあるのかな?」
「いえ、無いです」
知識として、モンスター同士を戦わせる競技があるのは知っていた。
それはテイマーの腕の見せ所らしく、どれくらいテイムしたモンスターを育てられたのか、という品評会も兼ねているらしい。
「そっか、それじゃ今回は見学だね。
あ、もしもそういうのを見るのが苦手なら、今のうちに言ってね」
あたしは大丈夫だ。
なっちゃんも、大丈夫のようだ。
「良かった」
講師さんは、どこか安心したように表情を緩ませた。
そういえばこの人名前なんだっけ?
あたしは講師さんが首から下げていたネームプレートを見た。
略称か本名かはわからないが、【ジーン】とだけ書いてあった。
「たまにね、難色を示す人ってのがいて。
まぁ、わからなくはないよ。
見ようによっては虐待に見えるらしいし」
色々あったのだろう、イケメンの目が死んでいる。
「大丈夫ですよ。子供の頃に蛇とカエルとっ捕まえて対戦させたりしたことあるんで」
子供の頃って、結構残酷で残虐な遊びを平気で出来てしまうから不思議だ。
一応言っておくと、今はしていない。
本当だ。
「カブトムシとクワガタの相撲も、よくやらせてました」
あたしの言葉に、タマが涙目でガタガタと震え始めた。
もしかして、無理やり参加者のモンスターと戦わせられたりするの?
そんな不安な色が、タマの一つ目に宿っている。
「へ、へぇ」
イケメンがドン引きしている。
これ、あれだな小学生の頃に自由研究で、お父さんに協力してもらって、水槽にいろんな虫を入れて、昆虫の無差別格闘相撲と称してその観察日記付けてたことは、言わない方が良いな。
あとで、ばあちゃんに見つかって、それは蠱毒って呪法だからやらないようにって、凄い怒られたんだよなぁ。
しかし、なんで、こんなエリートが、こんなド田舎で講座なんて開いてるんだか。
都会で活動したほうが有利だろうし、稼げそうなものだが。
「あ、そういえば」
あからさまにジーンさんが話題を変えた。
「タマちゃんって、何か芸は出来るの?」
どこか確信を持って聞いてくる。
なんだろう、もしかしてモンスター飼ってる人は芸を教えるのがデフォルトなのだろうか?
まぁ、出来るけど。
あたしが肯定すると、ジーンさんが言った。
「見せて貰ってもいい?」
「……いま、ですか?」
「そうだけど、あ、もしかして広いところや外じゃないと出来ない芸だったりする?」
「いえ、そんなことは無いです」
あたしが更にそう返した時、なっちゃんが目を輝かせてタマを見た。
見ながら、
「見てみたい!」
そんなことを口にした。
「まぁ、別にいいですけど」
丁寧語だったのは、ジーンさんが居たからだ。
あたしは、タマをポンポンと軽く叩くと頭の上に乗せた。
そして、
「じゃ、簡単なやつで。
タマ、お手玉」
あたしが言うと、鳴いて応えた。
そして、ぴょんっと跳ねたのだろう。
頭が軽くなったかと思うと、タンタンタン、タタン、とリズムよく、複数に分裂したであろうタマがはね始めた。
家と違って姿見等の鏡が無いので確認できないが、いま、タマは、おそらく三匹程に分裂して、それこそお手玉のように入れ替わり立ち替わり、あたしの頭を使って飛び跳ね、グルグルと回っているはずである。
なっちゃんが、瞳を輝かせてすごいすごいと手を叩く。
一方、ジーンさんは真顔だった。
ありゃ、受けが悪いな。
なら、
「タマ、桜吹雪」
あたしは、手をぱんぱんと叩いて別の芸をするよう命令する。
「テュケ!!」
楽しそうにタマが鳴いて、それに応える。
おそらく、分裂は元に戻ったはずだ。
そのタイミングで、視界が薄ピンクいっぱいに彩られる。
同時に、ポスンっとタマがあたしの頭の上に着地する。
「おおう! 綺麗! 年中お花見できるじゃん!」
なっちゃんにはご満足頂けたようだった。
ジーンさんを見れば、驚いてはいた。
でも、顔面蒼白だった。
そんな彼から漏れ出た一言は、
「嘘だろ」
副音声があったなら、信じられない、と言わんばかりの口調だった。
他にもあるけど、あれはお父さんとじいちゃん用の芸だからなぁ。
うん、これ以上見せるのはやめよう。
なんか嫌な予感するし。
いや、もう遅いかな。
これひょっとして、モンスター的には教えちゃいけない芸だった、とか?
なんかそんな気がする。
ジーンさん、講座の時とは打って変わって、なんと言うのだろう?
そう、滅茶苦茶怖い顔をしているのだ。
あー、こりゃ怒られるかな。
でも知らなかったしなぁ。
「タマ、終わり」
言って、またあたしは、ぱんぱんと手を叩いた。
途端に桜吹雪が消えた。
同時に、他の参加者達からざわめきが起こった。
なんだろ、なんか視線を感じる。
それを気にしないようにして、あたしはジーンさんに感想を聞いた。
「えと、こんな感じの芸ですけど。
どうでした?」
ジーンさんは、呆然としたまま動かない。
仕方ないので、あたしはタマを頭から降ろして、なっちゃんへ訊いた。
「どうだった?」
「めっっっっちゃ、綺麗だった! サクラがぶわぁああってなって、あとこう、なんて言うのかなぁすっごい幸せな気分になれた!!
タマ凄い!!」
あたしの膝の上で、タマは得意げにテュケテュケ鳴いた。
それをなっちゃんが、いい子いい子、と撫で撫でする。
そこで、ようやくジーンさんが我に返って、少し震える声で聞いてきた。
「これは、君が教えたの?」
「いえ、なんかいつの間にかタマが出来るようになってました。
せっかくなんで、それこそモンスターとかを対戦させる漫画みたいに指示に合わせられるようにならないかなぁって、遊んでたら今の形になりました」
とくに隠すことでもないので、素直に言ったら、ジーンさんはまた顔を引き攣らせてしまった。
そして、今度はしっかりと確認としてこう訊いてきた。
「君、ほんとに育成初心者?
なんともないの?」
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