異世界の救世主になろう!~主役はやっぱり勇者だ~

☆ウパ☆

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本編

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「まだか!まだ下まであんのか!」
「もう、そろそろだと思う!でも、あんたがアルスシールドを使えるかわからないんだよ?!」
「それでもやるしかないだろう!これは、もう誰か個人の問題じゃない!こうなっちまったのは仕方の無いことだ、今ドラゴンが暴れてるんだろ?未然に防ぐ事はできなかったけどこれから止める事もできる!今、お前にできる事を精一杯やってみろ!一緒に戦おうぜ」
「あんた...」
「天井だ!」

ニッと歯を見せて笑った。

「アマイ!そこ右!」
「おう!いくぞ!」

ペルーシャを背負って全力で走り始めた。先程よりはるかに早かった。

「うお!?はやっ!」

◆◇◆

「ぐっ!こんちきしょう!」

全身傷と血まみれでなおも剣を振るい続けていた。

「流石にユージンでもあの数はキツいか」
「助けに入った方がよろしいのでしょうか?!」
「いや、俺達が行っても足手まといになるだけだ、悔しいけどな」
「うおりゃぁぁあ![三刀流奥義、三千世界]!」

ザシュっとドラゴンが切れる感覚がある。しかし、次から次へとドラゴンはユージンに向かって攻撃を緩める様子なく突っ込んでくる。

「[獅子踊踊]、[鬼切り]!」

先程からやたらと体力の消耗が激しかった。そのせいで足がもつれる、ガクッと膝を付けた。

「くそっ!一体どうしたんだ、さっきから身体がだるい」
「ユージンの様子が変だな」
「もしかしたら魔力を使い過ぎたのかもしれません!聖剣の技は確かに凄いものですが、その分魔力の消耗も激しいんだと思います!」
「ああ、だるい」

と、後ろから接近するドラゴンに気が付かず体当たりをされた。

「がっ!?」

そのまま身体が宙を浮く。

「やばっ!」

体勢が崩れてしまった。新たに前にいるドラゴンがユージンに向かってブレスしようとしていた。

「空気をも切し風よ、我らの敵を切り裂け![スピニングカット]!」

どこからか詠唱が聞こえ竜に衝撃が当たり、ブレスを防ぐことができた。

「大丈夫かユージン」
「ありがと菅、助かったわ」
「とりあえず体力と魔力を回復させるぞ」
「ああ、頼む。後方支援は任せた。よっしゃ行くぞ!」

◆◇◆

「ハァハァ...着いた、のか?」

およそ四百メートルをひと1人抱えて全力ダッシュした後だ息が切れていた。

「この扉の向こうだ。」

扉はそれなりに重かったが鈍い音をたてながら開いた。扉が開くと中は全て大理石でできていた。その奥に光物を見つけた、天井は急いで駆け寄る。

「これか?」
「うん、コレがアルスシールドだよ」

1メートル程ある面に無駄なく真っ赤な鱗と美しい純白の鱗で装飾が施された盾があった。が、しかし盾は鎖を何重も付けられていた。

『人間?珍しいな』

姿は見えないが声が聞こえた。

「あんたが千年竜だろ?」

初めは驚いたが構わず盾に向かって言った。

『小僧、驚かんのだな何用だ』
「あんたをここから出しに来た」
『出してどうするのだ?』
「そうだな、出してやるから俺の神器になれよ」
『そういうことか、帰れ小僧、私は奴が来るまでここから出んぞ』
「奴っておじーちゃんの事?」
『貴様は......何者だ』
「あたしはペルーシャ、ペルーシャ・リリだよ」
『リリ?では奴の』
「孫だよ」
「(孫だったのか)」
『貴様、あの老いぼれが私に何をしたか知ってここにいるのか?』
「知らない、だからそれを聞くのも兼ねてここまで来た」
『アイツはな、私との契約を破ったのさ、私があいつに力を貸す代わりにあいつは私達ドラゴンを人間にする、というな』
「あなた達を人間に?」
『そうだ、私は千年以上も生きてきて人間の性で幾度となく命を危うくしてきた。仲間は捕らえられる者もいれば殺される者もいる。当時の私達が人間に危害を加える事など有り得なかった。しかし、人間は我々の見た目の恐さ、計り知れないパワー、高値で売れる部位、意思の読めない生物だからと言ってどんどん狩られていく。そんな事では我々の子孫が可哀想な目に逢うだけだ。だから、我々の事を誰よりも知り、私達を仲間だと思ってくれていたあいつに頼んだのだ』
「あんたらドラゴンが人間になることなんてできるのか?」
『それは、そこの娘の母親の成せた技だ』
「母さんの?」
『貴様の母親はあの村で巫女をしていた。その巫女の力で我々を完全に人間にする事はできないが、獣人程度ならば誤魔化せる事ができた。』
「そうなのか」
『だが、ある日あいつが私をいきなりここに閉じこめたんだ。』

◆◇◆

百年前

『いきなり何をするんだ!ラドルフ!』
「こちらのセリフだ!━━━!なぜ、ソフィを...」
『何を言っている?!ソフィというのはお前の娘だろう?!何があったんだ!』
「とぼけるな!お前が...お前が...私はちゃんと約束を守ろうと...━━━!お前を封印する!」
『何をするんだ!何故、何故お前はそんなに...泣いているんだ!』

◆◇◆

『全く訳が分からなかった、そのまま私は百年間ここにずっといたんだ。』
「それで、他のドラゴン達に村を襲わせているの?」
『襲うだと?なんの話だ』
「っ?あんたがその腹いせに村を他のドラゴン達に襲わせているんじゃないのか?」
『私はそんな事はしていない。ここで百年あいつを待っているだけだ。』
「っ!?どういう事!?」
「まさか、」

その時だった、突然地下であるはずの空間に天井にヒビが入り、崩れ始めた。

「やっぱか」

疲れた様に空気を吐き出し、上から落ちてきたものを睨みつけた。

◆◇◆

「ハァハァ......」
「ごめんユージン、魔力が切れた。」
「いや、大丈夫だお前は良くやってくれたよ」

再び構えるユージン。

「これ以上は2人とも無理です!」
「わかってるよ!」
「あの小僧が背中にしているのはもしや、聖剣か?」
「ええ、そうですけど」
「なんと!では、あの小僧が新しい勇者か!」

ドラゴンが再び2人に向かってブレスを撃った。と思った、突然ドラゴン達は攻撃を中止したのだ、と同時に空からまたも見たことのある姿が降りてきた。

「ふぅ、このタイミングでか」
「あれは!」
「悪魔!」
「貴様だな?ロウデンタークで仲間をやったという謎の男は。」
「ああ、そうだよ。やっぱり、悪魔だったか俺達をこの山に入ってからずっと監視していたのは」
「ほう、気付いていたのか」
「ああ、人からの視線にはやたら敏感なんだ、なにせ今までずっと独りで部屋にいる生活してたからな!でも、2人いたと思ってたんだがな」
「ああ、我々は2人だったぞ、今は貴様らの仲間の相手をしていることだろう」
「あっそ、別に心配はしてねーけど」
「フッ、そうか」
「フッ、そうだ。てか、お前言葉話すの上手いな」
「それはそうだ、私達は中級悪魔だからな、私達程のレベルになると言語など軽いものだ」
「げげっ、この前の奴らよりつえーって事かよ。それより、お前らがドラゴンを操ってたのか?」
「その通り約百年、ここのドラゴンを使わせてもらった。」

◆◇◆

遺跡
「事は面白いほど上手く回ってくれた。あの村の巫女とその旦那をドラゴンに殺させ、神器アルスシールドとその使い手ラドルフの間に亀裂を...という作戦だった」
『っ?!なんだと!』
「ゲスが...」

「魔王様が覚醒なさるあと一年はこの村に手を出さないつもりだったがお前たちという思わぬ招かれざられる客が来たからな」
「だから、百年前に突然ドラゴン達とのコミュニケーションがとれなくなったのか.........私はなんということを......では、村を襲っていたのは!」
「んー?やっと気付いたのか?そうだよ村を襲わせたのは俺達さー」
「ほんっと、クソだなお前ら」

「お前ら悪魔が、父さんと母さんを!」

気付いたときには走り出していた。槍を取り出し、悪魔に突進していく。

「あーぶなーい」

しかし、簡単にかわされてしまう。

「よせ!ペル!お前じゃ無理だ!」

叫んで止めたが我を忘れて泊まる気配はない。

「あーもう!どうしよ!」
『小僧、私をここから出してくれるのか?』
「は?」
『出してくれるのか?』

強い口調でいわれた。

「あ、ああ!」
『あの娘には悪い事をした、せめてその償いだ今一度魔王を倒したい、私と共に戦ってくれ。そうすればお前の願いも叶えてやろう。』
「俺は頭悪くてスポーツくらいしかできる事がねぇんだ、恋愛だってよくわかんないし、でもあんたが悪くないっていうのは分かるよ。俺の今の願いは魔王を倒すことかな」
『そうか、ではここに契約は結ばれた私の名を聞くが良い。私の名は』

鎖が外れて消えていく。

「しゃ!いくぞ!《バハムート》!」
「新しい神器の使い手か...面倒だな。始末してやる」

と、次の瞬間スキをつかれたペルーシャがはじきとばされた。

「グアっ!」

地面に叩きつけられるかと思った瞬間、天井が抱きかかえていた。

「っ!!早い!?バカな10メートルはあったぞ!それを一瞬で」
「これが神器の力か」
『いや、今はお前の力だ』
「ふんっ!だが私には関係ない![ダークマター]!」

小さな黒い玉が悪魔の横に浮いて、レーザーのような物を出してきた。直撃だった、砂ぼこりが舞う。

「フハハハ!どうやら神器を使いこなしきれずに果てたようだな!」

しかし、晴れた砂ぼこりからは盾を構えた天井の姿があった。

『これが神器アルスシールドの役柄の一つ(拒否)だ。あらゆる攻撃から自分の拒んだ魔法・物理攻撃を防ぐ』
「なら!これならどうだ![特大ダークマター]」

先程悪魔の横で浮いていた黒い玉が巨大な玉になって天井めがけて飛んでくる。

『そして、二つ目の役柄(器)だ』

盾の中心が光って黒い玉を吸い込んでいく。

「これは?」
『私の逆鱗だ、この逆鱗は魔力を吸収する能力がある。』
「なるほど、だから器か」
『そして、こんな事も!』

先程の悪魔から吸収した魔法が今度は盾から悪魔に放たれた。

「っ?!ば、馬鹿な!!」

魔法が直撃した悪魔は悲鳴をあげながら消滅してしまった。

「終わった...すげーよ!バハムート!お前すげーよ!」
『そんなに褒めるな神器としては当然だ、それより行かなくてはならんのではないか?』
「そうだった!行くぞペル!ペル?」
「あたしはおじーちゃんの事をあんなに酷く言っちゃった。合わせる顔がないよ」
「いちいち面倒くさい奴だな!心配してることが小さすぎてもどかしいわ!それより今はお前の村の事心配しろ!今度花瓶とか割っちゃったらそんぐらい反省しろ!」
「え?ちょっ」
「合わせる顔がなくても合うしかないだろ!なに言ってんの!?あのヲタク以上に異常だ!てかまだあっちの方がさっぱりしてて助かるわ!こってりか!お前は家系のラーメンか!」
「や、ちょっと、これお姫様抱っこ...」
「あのな!あのヲタクは人の漫画に醤油付けようがラー油付けようが「バレなきゃ良いんじゃない?」って思考の奴だ!あいつを見習え!あ、いや、ちょっと反省してな!」
「マンガって何?いや、そーじゃなくて、だから、これ...」
「その前なんか俺のゲームをだなあ...」

◆◇◆

「へぶち!あー、なんか噂?」
「あ、くしゃみ可愛い///......じゃなくて!」
「よそ見すんな!へへへ!」
「よそ見してねーわ!へへへ!」

相手も魔法で作った剣を出してしばらく剣技の勝負となっていた。といっても先の戦いで負傷を負っていたのでユージンの方が明らかに不利だった。

「ほらほら!息があがってきているぞ!」
「うるせぇ!俺は短期戦方なんだよ!」
「そうか、じゃあ早く終わらせてやる
!我々も暇ではなくてな!他に任務があるのだ!」
「任務だぁ?」

いきなり悪魔の攻撃が重くなった。足に力が入らず押し負けてしまう、バランスを崩して無防備の状態になった。

「終わりだな、勇者」

剣を振り下ろそうとしたその時、悪魔の視界が真っ暗になった。頭には激しい痛み、そしてそのまま腹部を何かで貫かれた感覚だった。

「ああ、終わりだな」
「ヒュー、カッコイい~」

貫かれてはいなかっただが、腹部を思いっきり盾で殴っていた。

「おのれ...」

バタッとその場に倒れたまま動かなくなった。

「大丈夫か!?」
「まー、なんとか」
「流石です!ユージン様!」
「あー、知ってる知ってる」
「お疲れ様」
「おーお疲れ、今回はすがに助けてもらっt...」
「勇者殿、そして旅のご一行様方この度はあなた方を私達の荒事に巻き込んでしまい、最初に会ったときの対応と共に深くお詫び申し上げます」
「おじーちゃん...」
「いやいや、そんな俺達もあの時はお構いなくって言い忘れていて...」
「いや、使い方ちげーから」
「僕達はこのままこの村を去ります。」
「そんな!私達の村を救ってくださったのですからお礼を」
「いえいえ、旅は道連れ世は情けと申しますからキラーン」
「大分どや顔で決めたけど間違ってるから」
「え?!まじで!?めっちゃ恥ずかしいじゃん!」
「私達がいつまでもこの村にいるとまた悪魔に襲われかねませんので」
「次の行き先はもう決まっている。先を急がなければ」
「あの、民家とか壊しちゃってすみませんでした。」
「いえ!滅相もない、本当に行かれるのですね。何から何までありがとうございました。」
「すいませんラドルフさん」
「何故私の名を?」
「あの、こいつが...」
『よう、ラドルフ元気してたかよ』
「盾がしゃべったぞ!」
「バハムート...すまんかった!私が悪かった!」
『気にするな、悪いのは悪魔だったじゃないか、私はもう怒ってない。』
「お前も行くのか...」
『ああ、魔王を倒してくる』
「ユージン!あたしも連れて行ってくれ!たのむ!」
「っ!?ダメに決まってるだろう!君みたいな子がこんな大変な戦いに巻き込まれる必要はないんだ!」
「そーです!これからどんどん危ない目に逢っていくかもしれないんですよ!?」
「ペルーシャよしなさい、旅の方々がお困りだろう」
「良いんじゃないか?来ても」
「その通り!来ても良い...ええっ!ダメだろ!」
「俺達が一緒なんだなんとかなるだろそれに、じいさん俺の国じゃ可愛い子には旅をさせろって言葉があるぞ」
『フハハハ!面白い勇者だ!気に入ったぞ!良いんじゃないか?ラドルフ』
「うーん、そこまで言うのなら止めないが...はぁ、無茶はするなよ?ペルーシャ」
「ありがとう!おじーちゃん!」
「宜しいんでしょうか?」
「まあ、本当は宜しくないけど、あの子も弱くはないだろ」
「それじゃ、馬車を出すぞ野郎共!目指すは中央都市グリモアだ!」 
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