異世界の救世主になろう!~主役はやっぱりヒーローだ~

☆ウパ☆

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帝国の英雄と兜の男

7-2 ネイシャスの苦悩

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相変わらず巨大な玉座に腰掛けている真は、頭を下げているエルフ達へぼやく。

「暇だ…この世界に来て何が問題かと言えばやはり、暇なことだよな…ゲームないし、携帯ないし、携帯あっても連絡をとる相手がいない…何か暇を潰せるものは無いか?エルフ王。」
「はっ、でしたら丁度今夜ロンウ・ティ帝国で祭り事があると思われます。」
「本当か?!」
「はい、ただ…その…」
「なんだ?面白そうではないか!」
「大変申し上げにくいのですが…」
「申してみよ。」

「その祭りは15英雄が邪神を封じ込めた祭日を祝してなのです…」

「…マジか」
「はい…」
「それは、封印された側としては行きづらいな…」
「はい…」

隣に控えていた従者の一人が前へ出た。

「まさか、お前達も今まで祝していたのではないだろうな?」

エルフ達の顔が真っ青になっていく、そして真と従者達は悟った。
従者達の表情はどんどん険しくなっていく。

「貴様ら…」
「待て待て待て!待つんだアズマ!お前達も!俺は気にしてない!前回の邪神と俺は関係ないから!」
「シン様がそう言うのであれば…」
「エルフ達も俺に気を使わずに祭りでもなんでもしてくれて構わないぞ。」

「ありがとうございます!では、明日にでも祭りを開催したいと思います!」

「しかし、祭りか。面白そうだな…行ったみるか!よし、お前達今晩帝国に行くから準備しろ。」
「「「御意」」」

◆◇◆

いつものように円卓に座った彼らはいつもなら感じられない緊張感を味わっていた。
その緊張を生み出しているのが今、その場の全員の視線を集めている十代になっているかなっていないか程の少女。真ん中に座ると足をテーブルの上で組んで座っている。

「で?今回法国ウチの遠征隊も連れてって6割の損害を出したクセにロクに挨拶にも来ないで、だんまり決め込んでる説明は誰がすんの?」

やがて、その内の一人が耐えられなくなった様に頭をテーブルにぶつけて謝った。

「も、申し訳ありませんでした!」

しかし、少女の表情は最初からずっと笑顔のままだ。それがまたなんとも怖い。

「謝って済むことかよ。お?それで済むんだったらここに来てねーんだよ。」
「おっしゃる通りです…なので、今回の不祥事を招いた帝国騎士長を解雇処分致しました…」

「──で?だから?」

「は?」

「それで法国こっちになんか得があるの?それは、そちらの問題でしょ?このままだとあんたら──法国ウチることになるけど?」

全員の顔が真っ青に染まっていく、軍事力に関しては大陸一と言われている国と戦争をしても勝てるはずがないと理解しているからだ。

「大体何のための近辺国家を上げての作戦だよ、この会議も。円卓会議?下らない事してるんだったらこっちに挨拶の一つもしに来いよ。」

あまりの言われように我慢出来なくなった一人が席を立ち上がった。

「なんだと貴様!黙って聞いていれば!」

少女も一瞬驚いた表情を見せたがすぐに表情を戻した。
これ以上の状況を悪化させる行為に周りの者達も焦り始めた。

「リーデル君!止めないか!」
「法国こそこんな餓鬼を送るとは、いくら何でも見下しすぎだ!大体そちらが送ってきた兵士達も全体の一割にも満たない数ではないか!」

「…餓鬼?」

その言葉を聞いたネイシャスは席から降り、てくてくと歩くとリーデルの目の前まで行く。

「良いでしょう、そちらがその気なら相手をして差し上げますよ…」
「大人を舐めるなよ!クソ餓鬼!」

ネイシャスに平手を食らわせようと手を上げるとその手をいつの間にか後ろに回っていたグローが掴んで固め技を決める。動けなくなったリーデルはそのまま床に這いつくばされた。
そして、見下すように見据えるとしゃがんで小声でしかしハッキリと聞き取れるように言った。

「貴様もあまり私をなめるな?それから、私はお前より年上だ。こう見えて今年で31になる。」
「なっ?!」

「さて、これがあなた達の応答という事で良ろしいので?」

「お待ち下さい!彼はこの前この会議に参加が決まったばかりでして、ご無礼をお許し下さい!」
「しかし、責任は?」
「私どもで出来ることでしたらなんでも致します!」

ネイシャスはニコリと笑うとペチンと指を鳴らした。それに応じてグローも拘束を解いた。

「良い返答です。では、こちらの要求をお伝えしましょう。ロンウ・ティ帝国の輸出食料の七割を法国へ献上しなさい。」
「な、七割?!」
「それでは、帝国の交易が破綻してしまいます!」

席を立ち上がり、口々に訴えるがネイシャスは動じずに爪を見ながら応える。

「これでも安くした方なんですよ?最初は九割なんて鬼畜な意見も上がっていたんですから。あ、文句なら法国ではなく、そこの彼に言ってくださーい。」

腕を痛めているリーデルを指さした。

「しかし、それでは本当にこの国は廃国と化してしまいます!」

「なら、今まで通りの交易で、こちらに七割分の食料を輸出して下さい。帝国の物でなくても帝国を通した輸入品でしたら良いですよ。」
「そ、そんな事…」
「出来ますよね?税金上げて食料自給率をもっと下げれば簡単ですけど?それとも他の国に出す輸出品を値上げします?ね?色んな方法があるでしょ?」

悪魔か、と彼らは内心でネイシャスを睨む。しかし、決して言葉には出さない、言葉にしてもっと酷い条件、もしくは戦にまで発展しては身も蓋もないと分かっているからだ。

「…模索…してみます…」
「結構。では、話は以上です。私達はこれで失礼します。」

出口に向かってネイシャスとその後からグローが付き添う。
扉を開いて出ていこうとすると、一度振り向いた。

「そうそう、一つ言い忘れていました。」

全員が扉の方へ視線を集めた。

「──これは、ほんの序盤だ。」

そして、扉は思い音を立てて閉められた。この後彼らは何時間も頭を悩ませる事になる。
長い廊下を歩きながらグローが前にいるネイシャスへ話掛けた。

「あのような事を言って宜しかったので?」
「あのようなとは?」
「最期の言葉です。上からはまだ食料以外何も言われていないのでしょう?」
「ただの脅しだ。深い意味は無い。」
「はぁ、そうですか…」

「しかし、もう夜になっていましたか。」
「そろそろ祭りも始まる頃ですな。」
「では、土産でも買っていきますか。」

◆◇◆

帝国の街はとても鮮やかに装飾され、屋台などで賑わっていた。

「本当に色んな物が売っていますね~」
「ああ、しかしその仮面はなんだアンコウ。」

アンコウの顔を見ると目元だけを隠すように作られた白い仮面を付けていた。

「その、顔を見られたら厄介かと思いまして…」

「まあ、周りの人達は気にしてないみたいだし、良いか。じゃあこれから自由行動にするけど、約束は?」

「落ち着いて」
「暴れずに」
「良く考えて」
「目立たずに」
「普通に行動します!」

「よし!三時間後に帝国の南門に集合だ。来ない奴がいたら探しに行くけど俺が来なくても待たずに帰ること、良いな?」

「「「はっ!」」」

「行ってよし!」

真はそう言うと彼女達に背中を向けて歩き出した。
屋台には様々な物で溢れており、食べ物や雑貨、防具まで売っていた。

「あ、そうだ。マイとトモエ、それからアズマに武器をやらないと…どれが良いんだ?」

武器の置いてある屋台まで行くと見たことのない物や本なども置いてあった。

「いらっしゃい!なにをお探しですか?」
「知人に武器を買いたいんだけど。」
「ご職業とかは分かりますか?」
「職業は…守護戦士シールダー狙撃手アーチャーかな…」

「でしたらこれなんかどうですか?この盾は結構頑丈ですよ~。」

「んー、イマイチわからないな…」

真が悩んでいると後ろから声を掛けられた。

「私はこっちがオススメですかね?軽いんですけど素材はしっかりしたもの使ってますから。」
「へー、そうなんだ。じゃあこれ二つ。それとそこの銃みたいなのも二つ。あんた、ありが──」

真が声のした方を見ると小さな少女がいた。

「え?子供?」
「こんばんわ!」
「えっと、迷子かな?」
「違いますよ、昼間のお礼が言いたくて来ました。」
「昼間?君と会ったっけ?」
「覚えてないのですか?」
「うん、君と会った記憶はないな。お父さんとお母さんは?」
「あの、私黙ってたけどもう成人ですよ?今年で31になります。」
「え?!ロリババア!」
「うっさい、しばくぞ。それに、ババアじゃねぇ!」

突然口が悪くなった事には触れないで置いた、きっとこちらが素の彼女だろうと察したからだ。
真はマガジンの付いた火縄銃の様な武器二つと盾を二つアイテムポーチに入れた。
そして、少女と店を後にした。

「いや~ありがとうな。」
「礼には及ばないです。」
「そう言わず、なんか奢らせてくれ。」
「じゃああそこの食べ物で。」
「オッケー」

真と少女は店に近付いていく。注文を終えると店の女性がせっせと準備していく。

「あなた本当にシンさんですか?」
「なんで俺の名前を知ってんだ?」
「何言ってんですか、この国じゃ有名人じゃないですか。」
「そうなのか?!知らなかった…」
「あなた、昼間と別人みたいですね。昼と夜で性格が変わっちゃう呪いとか掛けられてるのです?」
「んな訳あるか!お、ほらお前の分。」
「ありがとうございます。」
「とりあえず落ち着ける場所に行くか。」

人気のない通りに来ると空きの木箱の上に二人で並ぶ様に座った。
饅頭のような食べ物にかぶりつくと中からひき肉が味付けされた物が溢れ、とても美味だ。

「(お、豚まんみたい)」

隣に座った少女もはむはむと小動物の様に食べている。

「なあ、お前名前は?」
「ネイシャス。」
「ネイシャスか、じゃあ略してネスな。」
「なんですかその略し方。」

「ネスは成人してるんだろ?結婚は?」

「未婚です。」

「えっ。」

「何です?」

「いや、俺の知り合いは16で婚約させられてたから…」
「相手がいないんですよ。」
「そうなのか?」
「あなたこんな子供みたいなの好きになれます?それともあなたが私と結婚します?フフ、冗談ですよ。」

「じゃあするか?」

「え?!」

「冗談だよ。」

「殺すぞ、てめぇ。」
「でも、ネスならすぐに良い人見つかるぜ、きっと。」

「あ、ありがとうございます。」
「俺の方が早いけどな。」
「本当にムカつくなお前。」

真は手に持っていた最後の一口を口に放り込むと手を払いながら立ち上がった。

「さて、食べ終わった事だし。俺はこれで失礼するかな。」
「お待ち下さい。」
「なんだよ、俺もう行かないと。」

ネイシャスも立ち上がると、腰に携えていた剣をスラっと抜いて真へ向ける。

「おい、なんの真似だ。また冗談か?」
「昼間の一件を見てあなたが強いって事は分かりましたので、どれ位強いのか知りたくなりました。」
「だから、昼間はお前と会ってねーよ。人違いだろ。」
「どっちでも良いんだよ。私はこの後法国へ帰らなくちゃ行けないからその前に戦っておきたくて…ね!」

真の首を捉えていた剣がフッと横へスライドする。剣を握っていたネイシャスには手応えがなかった。
真は後方へ移動している。

「あー、なんだっけ?その武器、確かレーズン?だっけ?」
「レイピア!一文字しかあってねぇ!」

直ぐに追撃のため、距離を詰めるが真は上に上がって屋根を走り去る。
ネイシャスもそれを追いかけた。

「俺は戦いたくないの!あいつらに言っておいて自分が目立ったら元も子もないっつーの!」

ネイシャスはそんな事など無視を通し、剣を二度縦と横に振るった。
姿は見えないが何かが迫る事を感じた真はすぐにさらに上に飛んだ。
真の判断は正しく、先ほどまでいた場所が鋭い何かで刻まれた様になっている。

「なんぞ、そのチート技は!カマイタチ?」

しかし、後方にネイシャスの姿はない、どこへ行ったのか確認しようとする。
それよりも早くネイシャスが真の顔面目掛けて後ろからレイピアを突き出す。確かな手応えを感じた。

「(完璧に入った。期待外れだったな…ん?)」

異変に気がついたのは剣を引き抜こうとした時だ、レイピアが全く動かない。

「お前、一般人にしては強すぎるな。冒険者か?帝国騎士か?」

「ばかな…」

真を見るとレイピアの刀身を歯で受け止めている。
渾身の一撃だったのでいくら強いと言えど常人にネイシャスの一撃を受け止められるはずがなかった。
思考と体勢を立て直すため、一度距離を離す。

「(あの距離から私の一撃を止めるなんて…それより私の位置が分かっていないと死角からの攻撃だったから見る事さえできなかったはず…)」
「ほら、これ返すぞ。」

真がレイピアを投げるとそれを素直にキャッチする。

「全く、迷惑な奴に絡まれちまったぜ。」
「あなた人間ですか?」
「…」
「訳ありみたいですね。」
「とにかく、俺はもう行くからな!じゃあな!」

「あ、待てこら!」

背を向けて走り去ろうとする真を全力で追いかける。この調子ならすぐに追いつくはずだ。
しかし、真は人通りの激しい道へ来ると人混みに紛れてしまった。
ネイシャスは人をかき分けながら舌打ちをした。

「くっ、見失った!あいつ何か秘密があるようだけど…グロー達も呼んで捜させるのが手っ取り早いか…」

一旦戻ろうとした時、背後から声を掛けられた。

「あ、昼間の女の子!」
「え?」

後ろにいたのは紛れもなく先ほど逃したシンだった。

「お前、なんのつもりだ…」
「え?どういう…」

ネイシャスは力いっぱいシンの腕を引っ張って元来た道を戻ろうとした。

「とにかく!一緒に来てもらうからな!」
「なんでですか!」
「お前の正体を探るために決まってんだろ!」
「そんな事しなくても僕の事でしたら教えますよ!」

「え?お前さっきと言ってる事、真逆じゃないかよ。」
「僕さっきそんな事言いました?!」

「(まただ、別人みたいなこの態度…)」

「どうしたんですか?」
「あなた本当にシンさん?」
「そうですけど…」
「あなた人間じゃないって言ってましたね?」

「はい、僕ゴーレムですけど?」

「はあ?!ゴーレム?!ゴーレムがあんなに強いわけ…それに、喋ってるし…」

「僕を作ってくれた方はとても腕の良い職人の方らしくて、僕はその方の最新型だそうです。あの、ところであなたは迷子ですか?」


「まだ言うか!!」

「痛い?!」

ゴスっと音を立ててシンは頭を殴られた。
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