この恋は運命

大波小波

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 哲郎は、こう警告をしていた。

『怪しい衣装を着せたり、おかしな道具で責めたり、変な薬を使ったり……』

 麻衣は、もうすっかり、響也が変な薬を使おうとしているのだと思い込んでしまったのだ。

(そして先生は、こうも言ってたっけ)

『あいつが妙に変態的なことを要求して来たら、きちんと断るんだ』

(こ、断らなきゃ!)

 麻衣は、ありったけの勇気を振り絞って、響也に訴えた。

「響也さん、それは。その変な薬を使ってのセックスは、イヤです!」

「え!?」

 響也は、すでに両手に広げてしまっている謎の液体の始末に、困ってしまった。

「嫌かい?」

「哲郎先生が、変な薬はきちんとお断りするようにと、おっしゃいました!」

 その言葉に、響也は笑った。

「待ってくれ。これは、植物由来の精油だ。おかしな薬じゃない」

 響也が用意したのは、痛みを和らげる作用のある、アロマだったのだ。

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