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しおりを挟む「本当に。最高に、素敵な気分だ」
「響也さん、濡れちゃいましたよ?」
これ以上、雨の中を踊るのは禁止です!
作り声で、厳しいふりをする、麻衣だ。
「風邪を、ひいてしまいますからね」
それでも、笑顔で心配してくれる声は優しい。
ただ、彼の笑顔が素敵で。
ただ、彼の優しさが幸せで。
そっと、抱きしめた。
「麻衣。愛してるよ」
「愛してます。響也さん」
二人の言葉は、雨音に遮られることなく、真っ直ぐに心へと届いた。
抱き合うと、互いの心音が伝わってくる。
柔らかな雨音の中、力強く拍動する、愛だ。
抱き合い、寄り添い、時を雨と楽しんだ。
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