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1話 サイドカーのカクテル言葉は『いつも二人で』
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タクシーの停まった先は、この街で一番のホテルだった。
ラグジュアリー、とまではいかないが、ハイエンドクラスのホテルだ。
蒼真は、その高層階にあるバーから、素敵な夜景を末緒にプレゼントした。
「うわぁ、すごい……」
「気に入ってくれたかな」
「こんな所から夜景を見たの、初めて!」
耳に心地よいジャズの調べに、落ち着いた内装は、末緒をうっとりさせていた。
そして運ばれてきたのは、ショートのカクテルグラス。
鮮やかなオレンジ色の中に深いブラウンが潜む、美しいカクテルだ。
「こちら、サイドカーです。華やかな香りと、豊かに広がるフレッシュな酸味をお楽しみください」
ウェイターがテーブルに置いたカクテルにも、末緒は心を弾ませた。
「きれい……!」
グラスに手を伸ばした時、ウェイターはさらに続けた。
「サイドカーの持つ意味。つまり、カクテル言葉は……」
「そこから先は、私が話そう」
蒼真が彼の言葉を遮り、グラスを手にして末緒を見つめてきた。
ラグジュアリー、とまではいかないが、ハイエンドクラスのホテルだ。
蒼真は、その高層階にあるバーから、素敵な夜景を末緒にプレゼントした。
「うわぁ、すごい……」
「気に入ってくれたかな」
「こんな所から夜景を見たの、初めて!」
耳に心地よいジャズの調べに、落ち着いた内装は、末緒をうっとりさせていた。
そして運ばれてきたのは、ショートのカクテルグラス。
鮮やかなオレンジ色の中に深いブラウンが潜む、美しいカクテルだ。
「こちら、サイドカーです。華やかな香りと、豊かに広がるフレッシュな酸味をお楽しみください」
ウェイターがテーブルに置いたカクテルにも、末緒は心を弾ませた。
「きれい……!」
グラスに手を伸ばした時、ウェイターはさらに続けた。
「サイドカーの持つ意味。つまり、カクテル言葉は……」
「そこから先は、私が話そう」
蒼真が彼の言葉を遮り、グラスを手にして末緒を見つめてきた。
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