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しおりを挟む「さて、お風呂にでも入ろうかな」
「出がけにシャワーを浴びたのに、ですか?」
「恋人になった杏と、早くバスタイムといきたいんだ」
「はい……」
どうしよう。
脱衣所で服を脱ぎながら、杏はドキドキしていた。
真は、先に浴室に入っている。
(恋人として、一緒にお風呂に入るとなると)
今まで以上に、エッチなこと、するのかな。
これまでに、真とはよく一緒に入浴してきた。
だが、ふれあいと言えば、キスだとか、洗いっこだとか、マッサージだとか。
そんな、少し頬を染める程度のことしかしてこなかった。
(時々、胸を弄られたりしたけど)
それでも、杏が驚いたり嫌がったりすれば、すぐにやめてくれる真だ。
今後もそれに期待しつつ、杏はこわごわ浴室に入った。
洗いっことマッサージの後、いつものようにバスタブに二人で浸かる。
ふう、と一息ついた後、真が口を開いた。
「杏に、お願いがあるんだけど」
「はい」
「いや、やっぱりやめよう。杏には、無理だ」
「無理かどうかは、聞いてみないと解りません」
「どうせ、できないさ。言うだけ無駄だ」
「やります! 何ですか、一体!」
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