死んだと思ったら異世界に

トワイライト

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暗殺者から情報を得た俺はクリス達の元に暗殺者達を持っていった。

「今戻った」

いまだに素振りをしていた獅子に短絡的に用件を話す。

「貴様、一体何をしていた、」

やはり警戒心は解けてはいないか、まぁそうだろう。

ドサッ

「なっ!貴様何をしている!」

騎士は俺に向かって抜剣をして構える。

「良く見ろ、ソイツらはお前らにむけられた刺客だぞ」

「なんだと?」

俺への警戒は緩めずに暗殺者達の確認を行う騎士。

「左手に彫られているこの紋様は…暗殺者教団の紋章じゃないか!」

「暗殺者教団?」

「貴様知らないのか?」

騎士はそう言って暗殺者教団についての説明を始めた。

「ふむ、要するに身寄りの無い孤児を引き取り洗脳し、その後に暗殺技術を覚えさせ、一部の権力者の邪魔な者を排除する教団という訳か」

まぁ他にも言っていたが簡単に言うとこんな感じだな。

洗脳の方法が原始的なら良いのだが、闇魔法による洗脳だった場合めんどくさそうだな。

「どのみち、第二王女であるクリスを狙っていたかという事はコイツらの依頼主はクリスが死んで得をする人間という事になる」

そう伝えると騎士はなにかを考えている様子だ。

まぁどうせ王族特有の王権争いとかの可能性が高いだろうな。

気配を探ってみても騎士達やクリス以外の気配は感じられないので特に危険は無いだろう。

俺は近くにあった木の上に登り、とあるアイテムをアイテムボックスから取り出す。

ログハウスだ。

このアイテムはハウスの中心にある魔力核から魔力を吸収する事でログハウス周りの空間を小さくし、かつ、光魔法によって擬似的な光学迷彩を再現した物だ。

これにより俺は誰にも気づかれずに安眠する事が出来るという事だ。

勿論キッチンや風呂も有るので何処でも清潔に過ごせるという訳だ。

まぁ汚れ自体は魔法を使えばどうにでもなるものだが、やはり日本人と言ったら風呂に入らなければと思ってな。

寝室に不死鳥の布団を敷き、洗面所で歯を綺麗にしてクリスたちの元に戻る。

やはり飯の時も居ないとなると怪しいからな。

クリスたちに森で取れた果物と称してアイテムボックスから取り出したヤヨイが育てた果物をクリスたちに渡す。

「わぁ~ありがとうございます!」

やはりどこの世界でも女子は甘いものが好きという理論は通じるらしい。

クリスたちは王都から持ってきた食材を、騎士達は森で狩った動物を調理した物を食べ始めた。

俺も騎士たちに混ざって食事を食べ始めたのだが…あの騎士以外の好感度が一気に上昇しているのか?

俺が席に着いた途端に周りに居た騎士や魔法使いにお礼を言われた。

まぁここまでは予想通りだったが、明日以降も続く可能性がある行軍の中、見ず知らずの俺に食材を分けてくれる人が続出した。

流石に明日に響きそうだったため、食材の提供は諦めて貰った。

その後は騎士たちと会話を弾ませつつ、食事を取り、その後は騎士達が交代でクリスたちの身を守るらしく、テントに戻ってしまった。

特にやることも無くなった俺はログハウスまで戻り、そして就寝した。

ジリリリリ!

目覚まし時計の音と共に目が覚める。

「ふぁ~」

あくびをしながら洗面所に行き、顔を洗う。

「よし」

冷水を顔に浴びたお陰で眠気で緩んでいた思考は引き締まり、クリアになる。

アイテムボックスから卵と食パンを取り出し、目玉焼きとトーストを作り、それを食べる。

そして食べた後にログハウスの外に出る。

「おはよう」

「「おはようございます!」」

挨拶をしたらしっかりと挨拶を返してくれる騎士達。

俺はクリス達のいる馬車に向かう。

「おはよう、昨日はゆっくりと眠れたか?」

「はい!黒騎士さんが貸してくれたこのお布団、スッゴくふわふわで安眠する事が出来ました」

そうか、良かった。

その後にクリスから今日中に目的地に着くと伝えられた。
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