死んだと思ったら異世界に

トワイライト

文字の大きさ
50 / 280

50

しおりを挟む
「所で五大ダンジョンって何だ?」 

俺は修羅が先ほど言った五大ダンジョンという言葉が気になったので修羅に聞く。

「ああ、そういえば主殿はこの世界に来てから短いですから知らないのも無理は有りませんな」

そう言って修羅は俺に説明をしてくれた。

五大ダンジョンとはこの世界に古くからある大型ダンジョンで、それぞれ王国、帝国、皇国、法国、魔国にあるらしい。


「この国の祖先は大型ダンジョンのある所に国を作り、それぞれのダンジョンで取れる特産物を交易している訳です」

「そうなのか、まだ攻略されていないって事はどれくらいの階層があるか分かってないんだろ?って事は俺とまともに戦える強いモンスターは居るんじゃ無いか?」

俺は素直に思った事を口に出す。

ユグドラシルオンラインではプレイヤーのレベルや戦闘力が上がるにつれモンスターの強さやダンジョンの難易度が上がっていったが、この世界にそんな法則は無い。

なので封印のロザリオをフルで使用してなら戦える相手は居るだろうが、リミッターを解除して戦える奴は居ないと思っていたんだ。

だが、修羅の話していた話では五大ダンジョンは攻略されていなくて、かつ何階層有るかすらも分からないという。

なら最下層のボスモンスターなら俺が全力を出しても戦闘になる可能性が出てきたって訳だ。

「主殿と対等に渡り合えるモンスターが現れるとは思えませんが可能性はない事も無いです、ダンジョンは下の階層に行くにつれてモンスターの強さが変わりますし、ダンジョンは時間経過と共に成長しますからな」

「そうなのか、今度暇な時にでも挑戦してみるかな」

「ええ、主殿なら最下層まで行けるとは思えますけど…おっともうこんな時間ですか、それでは私は仕事に戻りますので失礼します」

壁に掛けられている時計を確認した修羅はそう言って白金貨と金貨の入った袋をテーブルに置いて部屋から出ていってしまった。

「これを渡す前に行っちまった…まぁ次修羅に会った時に渡せば良いか」

俺はそう考え、金の入った袋と、渡そうと思っていたアイテムをアイテムボックスに入れてから部屋を出る。

そして先ほど通った道を通り、入り口の方に向かう。

「ユウヤさん、お帰りなさい、素材の換金はどうでしたか?」

ギルドに戻ると受付嬢からそう聞かれたのでまぁまぁな金額になりましたよ、と返す。

「最初のギルドマスターの対応を見たときから思ってたんですけど、ユウヤさんってもしかしなくても凄い人なんですよね」

すると受付嬢はそう言ってきた。

「いえいえ、そんな事ないですよ」

「いえ、そんな事は有りません!ギルドマスターだったらあんな感じの対応なんて貴族の方にもしません」

だからユウヤさんは凄い人だと思うんです。

と受付嬢は俺に話す…修羅よ、貴族の力が強いこの世界で貴族に対してぞんざいな扱いをしているのか?

まぁ修羅の性格的に媚びへつらう事は好きじゃないのは知ってるしな。

「そうなんだ、でもまぁ修羅だったら王族への対応も特別にしたりしなさそうだな」

「ええ、私がこのギルドの受付嬢になる前の話らしいんですが、マスターって王族の方が冒険者ギルドに直接依頼をしにきた時も普通の人と同じ対応をしたらしいんです、先輩から聞いた時はすごくびっくりしちゃいました」

王族の人が気にしなくても良いといってその場をおさめたらしいですけどと受付嬢は言う。

やっぱりか…まぁ予想通りの対応だが流石に冒険者の代表としてそれはどうなんだ?

「まぁ随分と修羅らしい話だな」

俺は思わず笑ってしまう。

「修羅らしいか、マスターらしいと言えばマスターらしいですけど」

そう言っている受付嬢に後ろから他の受付嬢が話しかける。

受付嬢はすいませんと俺に一言声を掛けてから他の受付嬢と話始める。

「はい、分かりました…少し話しすぎましたか、すいませんユウヤさん、私の休憩が終わりそうなので失礼します、楽しかったですよ」

どうやら話の内容は休憩時間が終了するというものだったらしい。

受付嬢はそう言ってカウンターの方に戻っていった。
しおりを挟む
感想 11

あなたにおすすめの小説

男が英雄でなければならない世界 〜男女比1:20の世界に来たけど簡単にはちやほやしてくれません〜

タナん
ファンタジー
 オタク気質な15歳の少年、原田湊は突然異世界に足を踏み入れる。  その世界は魔法があり、強大な獣が跋扈する男女比が1:20の男が少ないファンタジー世界。  モテない自分にもハーレムが作れると喜ぶ湊だが、弱肉強食のこの世界において、力で女に勝る男は大事にされる側などではなく、女を守り闘うものであった。  温室育ちの普通の日本人である湊がいきなり戦えるはずもなく、この世界の女に失望される。 それでも戦わなければならない。  それがこの世界における男だからだ。  湊は自らの考えの甘さに何度も傷つきながらも成長していく。  そしていつか湊は責任とは何かを知り、多くの命を背負う事になっていくのだった。 挿絵:夢路ぽに様 https://www.pixiv.net/users/14840570 ※注 「」「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています。

スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~

深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】 異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!

異世界に転生した俺は英雄の身体強化魔法を使って無双する。~無詠唱の身体強化魔法と無詠唱のマジックドレインは異世界最強~

北条氏成
ファンタジー
宮本 英二(みやもと えいじ)高校生3年生。 実家は江戸時代から続く剣道の道場をしている。そこの次男に生まれ、優秀な兄に道場の跡取りを任せて英二は剣術、槍術、柔道、空手など様々な武道をやってきた。 そんなある日、トラックに轢かれて死んだ英二は異世界へと転生させられる。 グランベルン王国のエイデル公爵の長男として生まれた英二はリオン・エイデルとして生きる事に・・・ しかし、リオンは貴族でありながらまさかの魔力が200しかなかった。貴族であれば魔力が1000はあるのが普通の世界でリオンは初期魔法すら使えないレベル。だが、リオンには神話で邪悪なドラゴンを倒した魔剣士リュウジと同じ身体強化魔法を持っていたのだ。 これは魔法が殆ど使えない代わりに、最強の英雄の魔法である身体強化魔法を使いながら無双する物語りである。

セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~

空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。 もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。 【お知らせ】6/22 完結しました!

スライムに転生した俺はユニークスキル【強奪】で全てを奪う

シャルねる
ファンタジー
主人公は気がつくと、目も鼻も口も、体までもが無くなっていた。 当然そのことに気がついた主人公に言葉には言い表せない恐怖と絶望が襲うが、涙すら出ることは無かった。 そうして恐怖と絶望に頭がおかしくなりそうだったが、主人公は感覚的に自分の体に何かが当たったことに気がついた。 その瞬間、謎の声が頭の中に鳴り響いた。

異世界転生おじさんは最強とハーレムを極める

自ら
ファンタジー
定年を半年後に控えた凡庸なサラリーマン、佐藤健一(50歳)は、不慮の交通事故で人生を終える。目覚めた先で出会ったのは、自分の魂をトラックの前に落としたというミスをした女神リナリア。 その「お詫び」として、健一は剣と魔法の異世界へと30代後半の肉体で転生することになる。チート能力の選択を迫られ、彼はあらゆる経験から無限に成長できる**【無限成長(アンリミテッド・グロース)】**を選び取る。 異世界で早速遭遇したゴブリンを一撃で倒し、チート能力を実感した健一は、くたびれた人生を捨て、最強のセカンドライフを謳歌することを決意する。 定年間際のおじさんが、女神の気まぐれチートで異世界最強への道を歩み始める、転生ファンタジーの開幕。

荷物持ちだけど最強です、空間魔法でラクラク発明

まったりー
ファンタジー
主人公はダンジョンに向かう冒険者の荷物を持つポーターと言う職業、その職業に必須の収納魔法を持っていないことで悲惨な毎日を過ごしていました。 そんなある時仕事中に前世の記憶がよみがえり、ステータスを確認するとユニークスキルを持っていました。 その中に前世で好きだったゲームに似た空間魔法があり街づくりを始めます、そしてそこから人生が思わぬ方向に変わります。

修復スキルで無限魔法!?

lion
ファンタジー
死んで転生、よくある話。でももらったスキルがいまいち微妙……。それなら工夫してなんとかするしかないじゃない!

処理中です...