118 / 280
118
しおりを挟む
「じゃあ作戦の確認をするぞ」
ヤヨイが頷いたのを確認して俺は先程までヤヨイとたてた作戦を言っていく。
「先ずは貴族街に侵入し、 レントルード侯爵家を目指す。
この時に光魔法による光学迷彩と、気配遮断のスキルを平行して発動させる事で誰にも気づかれないようにする事を忘れないように」
「はい、分かってます」
「よし、次だ、レントルード侯爵家に着いたら早速中に侵入…と行きたいところだが、先ずは侵入経路の確保だ。
隠密行動をしている俺たちに気づく奴なんて居ないだろうが、侵入者を察知して知らせる魔道具があるかも知れないからな」
「そうですね…万が一の時は門の見張りを無力化して門から入れば良いと思いますし」
まぁそうだな。
見張りだってずっと同じ人がしている訳では無いし、交代のタイミングでは門から出入りするからな。
もしも侵入者を検知する魔道具が有ったとしても、門には設置されていない筈だ。
「まぁそれは最終手段だ、人が通れば見張りが気絶しているのは一目瞭然だし、侵入したというのが直ぐにバレるからな」
「そうですね…まぁそんな事をするなんて無いと思いますが」
「じゃあ最後、レントルード侯爵家に侵入した後だな、屋敷に侵入した後、レントルード侯爵が寝ている寝室を探しだし、侵入して魔法を掛ける…このときにヤヨイは寝室に近づいてくる人が居ないかを部屋の外で見張ってくれ」
「分かりました」
ヤヨイの返事を聞いた俺は転移魔法を発動させ、公国の街道に転移する。
「よし、じゃあやるぞ、ヤヨイ、光魔法と気配遮断を発動させるぞ」
「分かりました」
俺とヤヨイは光魔法と気配遮断を発動させる。
すると俺たちの姿は見えなくなり、気配が限りなく薄くなり、周りと溶け込むように気配が感じられなくなる。
「よし、行くぞ」
「分かりました」
俺たちは貴族街に向けて進み始める。
貴族街に向かっている途中、俺はふと疑問に思った事がある。
俺とヤヨイは現在光学迷彩と気配遮断をして気配を消している状況だ。
なのに俺はヤヨイの姿が見えるし、ヤヨイは俺の姿を確認出来ている。
普通なら、光学迷彩を発動している…つまり、自分の周りの光を屈折させて自分の姿を見えなくしているのだから、ヤヨイの姿が見えるはずは無いのだ。
多分これはユグドラシルオンラインでの、気配遮断や姿を隠すスキル、魔法を使用しても仲間には認識できるというシステムがこの世界でも使えているという事なのだろう。
ユグドラシルオンラインでは、同じパーティーに入っている人に適応されていたシステムだが、この世界にはパーティー設定なんて無い。
これがユグドラシルオンラインのステータスなんかを引き継いでいる俺とヤヨイだからお互いの姿を認識する事が出来ているのか、それとも魔法発動者、つまり俺が仲間だと認識している人が俺の姿を見る事が出来るのか…
今度確かめて見るのも面白そうだな。
そんな事を考えつつも俺はヤヨイについていく。
そして俺たちは無事に誰にも気づかれること無く、貴族街に侵入する事が出来た。
「ヤヨイ、レントルード侯爵の家は何処にある?」
俺はヤヨイにレントルード侯爵の家の場所を聞く。
街道での情報収集ではヤヨイと別行動していた為、レントルード侯爵の家の場所を俺は知らないのだ。
「レントルード侯爵家は貴族街の東に有ると聞いているのでこっちですね…商人からは大体の場所しか聞いてないですが、門には家紋が有るから直ぐに分かると言ってましたよ」
ヤヨイはそう言って東側を指差す。
「了解」
俺とヤヨイはレントルード侯爵家を目指して進む。
貴族街を進んでいくにつれ、自らの権威を示すように屋敷が豪華になっていっている
王国の貴族街もそうだったが、貴族街では奥の方に爵位の高い貴族が屋敷を建てているみたいだ。
「マスター、商人に教えて貰ったレントルード侯爵家の家紋を見つけました、ここがレントルード侯爵の家みたいですね」
どうやらヤヨイがレントルード侯爵の家を見つけたらしい。
俺はヤヨイの元に向かって歩き出す。
ヤヨイが頷いたのを確認して俺は先程までヤヨイとたてた作戦を言っていく。
「先ずは貴族街に侵入し、 レントルード侯爵家を目指す。
この時に光魔法による光学迷彩と、気配遮断のスキルを平行して発動させる事で誰にも気づかれないようにする事を忘れないように」
「はい、分かってます」
「よし、次だ、レントルード侯爵家に着いたら早速中に侵入…と行きたいところだが、先ずは侵入経路の確保だ。
隠密行動をしている俺たちに気づく奴なんて居ないだろうが、侵入者を察知して知らせる魔道具があるかも知れないからな」
「そうですね…万が一の時は門の見張りを無力化して門から入れば良いと思いますし」
まぁそうだな。
見張りだってずっと同じ人がしている訳では無いし、交代のタイミングでは門から出入りするからな。
もしも侵入者を検知する魔道具が有ったとしても、門には設置されていない筈だ。
「まぁそれは最終手段だ、人が通れば見張りが気絶しているのは一目瞭然だし、侵入したというのが直ぐにバレるからな」
「そうですね…まぁそんな事をするなんて無いと思いますが」
「じゃあ最後、レントルード侯爵家に侵入した後だな、屋敷に侵入した後、レントルード侯爵が寝ている寝室を探しだし、侵入して魔法を掛ける…このときにヤヨイは寝室に近づいてくる人が居ないかを部屋の外で見張ってくれ」
「分かりました」
ヤヨイの返事を聞いた俺は転移魔法を発動させ、公国の街道に転移する。
「よし、じゃあやるぞ、ヤヨイ、光魔法と気配遮断を発動させるぞ」
「分かりました」
俺とヤヨイは光魔法と気配遮断を発動させる。
すると俺たちの姿は見えなくなり、気配が限りなく薄くなり、周りと溶け込むように気配が感じられなくなる。
「よし、行くぞ」
「分かりました」
俺たちは貴族街に向けて進み始める。
貴族街に向かっている途中、俺はふと疑問に思った事がある。
俺とヤヨイは現在光学迷彩と気配遮断をして気配を消している状況だ。
なのに俺はヤヨイの姿が見えるし、ヤヨイは俺の姿を確認出来ている。
普通なら、光学迷彩を発動している…つまり、自分の周りの光を屈折させて自分の姿を見えなくしているのだから、ヤヨイの姿が見えるはずは無いのだ。
多分これはユグドラシルオンラインでの、気配遮断や姿を隠すスキル、魔法を使用しても仲間には認識できるというシステムがこの世界でも使えているという事なのだろう。
ユグドラシルオンラインでは、同じパーティーに入っている人に適応されていたシステムだが、この世界にはパーティー設定なんて無い。
これがユグドラシルオンラインのステータスなんかを引き継いでいる俺とヤヨイだからお互いの姿を認識する事が出来ているのか、それとも魔法発動者、つまり俺が仲間だと認識している人が俺の姿を見る事が出来るのか…
今度確かめて見るのも面白そうだな。
そんな事を考えつつも俺はヤヨイについていく。
そして俺たちは無事に誰にも気づかれること無く、貴族街に侵入する事が出来た。
「ヤヨイ、レントルード侯爵の家は何処にある?」
俺はヤヨイにレントルード侯爵の家の場所を聞く。
街道での情報収集ではヤヨイと別行動していた為、レントルード侯爵の家の場所を俺は知らないのだ。
「レントルード侯爵家は貴族街の東に有ると聞いているのでこっちですね…商人からは大体の場所しか聞いてないですが、門には家紋が有るから直ぐに分かると言ってましたよ」
ヤヨイはそう言って東側を指差す。
「了解」
俺とヤヨイはレントルード侯爵家を目指して進む。
貴族街を進んでいくにつれ、自らの権威を示すように屋敷が豪華になっていっている
王国の貴族街もそうだったが、貴族街では奥の方に爵位の高い貴族が屋敷を建てているみたいだ。
「マスター、商人に教えて貰ったレントルード侯爵家の家紋を見つけました、ここがレントルード侯爵の家みたいですね」
どうやらヤヨイがレントルード侯爵の家を見つけたらしい。
俺はヤヨイの元に向かって歩き出す。
0
あなたにおすすめの小説
男が英雄でなければならない世界 〜男女比1:20の世界に来たけど簡単にはちやほやしてくれません〜
タナん
ファンタジー
オタク気質な15歳の少年、原田湊は突然異世界に足を踏み入れる。
その世界は魔法があり、強大な獣が跋扈する男女比が1:20の男が少ないファンタジー世界。
モテない自分にもハーレムが作れると喜ぶ湊だが、弱肉強食のこの世界において、力で女に勝る男は大事にされる側などではなく、女を守り闘うものであった。
温室育ちの普通の日本人である湊がいきなり戦えるはずもなく、この世界の女に失望される。
それでも戦わなければならない。
それがこの世界における男だからだ。
湊は自らの考えの甘さに何度も傷つきながらも成長していく。
そしていつか湊は責任とは何かを知り、多くの命を背負う事になっていくのだった。
挿絵:夢路ぽに様
https://www.pixiv.net/users/14840570
※注 「」「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています。
異世界に転生した俺は英雄の身体強化魔法を使って無双する。~無詠唱の身体強化魔法と無詠唱のマジックドレインは異世界最強~
北条氏成
ファンタジー
宮本 英二(みやもと えいじ)高校生3年生。
実家は江戸時代から続く剣道の道場をしている。そこの次男に生まれ、優秀な兄に道場の跡取りを任せて英二は剣術、槍術、柔道、空手など様々な武道をやってきた。
そんなある日、トラックに轢かれて死んだ英二は異世界へと転生させられる。
グランベルン王国のエイデル公爵の長男として生まれた英二はリオン・エイデルとして生きる事に・・・
しかし、リオンは貴族でありながらまさかの魔力が200しかなかった。貴族であれば魔力が1000はあるのが普通の世界でリオンは初期魔法すら使えないレベル。だが、リオンには神話で邪悪なドラゴンを倒した魔剣士リュウジと同じ身体強化魔法を持っていたのだ。
これは魔法が殆ど使えない代わりに、最強の英雄の魔法である身体強化魔法を使いながら無双する物語りである。
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
スライムに転生した俺はユニークスキル【強奪】で全てを奪う
シャルねる
ファンタジー
主人公は気がつくと、目も鼻も口も、体までもが無くなっていた。
当然そのことに気がついた主人公に言葉には言い表せない恐怖と絶望が襲うが、涙すら出ることは無かった。
そうして恐怖と絶望に頭がおかしくなりそうだったが、主人公は感覚的に自分の体に何かが当たったことに気がついた。
その瞬間、謎の声が頭の中に鳴り響いた。
異世界転生おじさんは最強とハーレムを極める
自ら
ファンタジー
定年を半年後に控えた凡庸なサラリーマン、佐藤健一(50歳)は、不慮の交通事故で人生を終える。目覚めた先で出会ったのは、自分の魂をトラックの前に落としたというミスをした女神リナリア。
その「お詫び」として、健一は剣と魔法の異世界へと30代後半の肉体で転生することになる。チート能力の選択を迫られ、彼はあらゆる経験から無限に成長できる**【無限成長(アンリミテッド・グロース)】**を選び取る。
異世界で早速遭遇したゴブリンを一撃で倒し、チート能力を実感した健一は、くたびれた人生を捨て、最強のセカンドライフを謳歌することを決意する。
定年間際のおじさんが、女神の気まぐれチートで異世界最強への道を歩み始める、転生ファンタジーの開幕。
荷物持ちだけど最強です、空間魔法でラクラク発明
まったりー
ファンタジー
主人公はダンジョンに向かう冒険者の荷物を持つポーターと言う職業、その職業に必須の収納魔法を持っていないことで悲惨な毎日を過ごしていました。
そんなある時仕事中に前世の記憶がよみがえり、ステータスを確認するとユニークスキルを持っていました。
その中に前世で好きだったゲームに似た空間魔法があり街づくりを始めます、そしてそこから人生が思わぬ方向に変わります。
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる