死んだと思ったら異世界に

トワイライト

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「まぁ四大貴族の仲はそんな感じだな」

「そうですか…では次に四大貴族の人たちが良く行っている場所が無いか…知っていますか?」

俺は次に目的である四大貴族がよく行く場所が無いかを聞く。

これでブラットさんが商人と同じ事を話したなら、商人の聞いた噂というのが本当だという確証が持てる。

「四大貴族が良く行く場所か…それは食事によく行く場所とかじゃないんだろう?」

「はい、何かご存知ないですか?」

「そうだな…確か伝承の祠に良く行くって話を聞いたことがあるぞ」

ブラットさんは少し考えた後、商人が言っていた場所と同じ所を言った。

「本当ですか?」

「ああ、俺は実際に見たことはないが、そんな話を聞いたことがある…何故か昔から四大貴族の人は良く伝承の祠に行くらしい、気になった奴が理由を直接聞いた事があるらしいぞ」

「そうなんですか…それで?その理由は?」

四大貴族が昔から良く行くと…これは確定だな。

その伝承の祠がどの様な構造になっているかは分からないが、邪神の力が封印されていると見て間違いないだろう。

「ああ、確かそいつが聞いた話だと、四大貴族は伝承の祠で何らかの儀式をしないといけないからって言ってたって言ってたぞ…と言ってもあんな何もない場所でする儀式って何だ?って話題になった位だ」

ブラットさんの話を聞いたところ、四大貴族は邪神の力の封印についてそこまで隠している様では無いな。

まぁ絶対に発見されない自信があるのか、それともただ単に怪しまれない程度に質問に答えただけか…まぁ多分前者の方だろう。

ブラットさんも伝承の祠を何もない場所と言っていたから、多分隠し部屋か何かが有るのだろう。

「とまぁ…俺が知っている事はこれぐらいだ」

「そうですか…ブラットさん、ありがとうございます」

俺は話をしてくれたお礼を言う。

ブラットさんの話で商人が言っていた事が本当だって事がわかったからな。

「なに、礼を言われるような事は言ってねぇよ…この国に住んでるなら誰でも知っている様な情報だからな」

「いえ、そんな事は有りません、俺にとっては重要な情報です」

本当に、ブラットさんのお陰で話の裏付けが出来て邪神の力が封印されているであろう場所が分かったからな。

「そうか、そう言ってくれるとありがたい」

さて、ブラットさんよお陰でもう情報収集をしなくても良くなったから、そろそろココから出るか。

「それじゃあブラットさん、俺はそろそろ行きますね…」

俺はブラットさんにここから出ることを伝える。

「おう、気をつけてな」

「はい、ブラットさんも…彼女さんの件、応援してます、何か有れば言ってくださいね、協力できる事が有れば手伝いますから」

ブラットさんも彼女さんに会う事が出来ないと言うのは辛いだろう。

実際にやけ酒もしてたみたいだし、何か出来ることが有れば協力したい。

「そりゃあありがたい、何か有れば頼らせて貰う」

「はい、それじゃあ失礼します…ブラットさん」

俺は酒場から出る前にブラットさんを呼び、とある物をブラットさんに放る。

「ん?なんだ…っておい!」

俺の投げた物をキャッチして、確認したブラットさんは驚いた様に声を上げる。

「今回のお礼です!」

俺がブラットさんに投げた物は銀貨だ。

元々、話をしてくれた人に情報料として渡そうと思っていたが、ブラットさんの性格から考えて、普通に渡そうとしたら受け取ってくれなさそうだからな。

出る直前に投げて渡す事で返されない様にしようと思ったわけだ。

「おい!こんなの受け取れねぇぞ!」

後ろからブラットさんがそう叫んでいる声が聞こえてきたが俺は無視して酒場から出て行く。

さて、邪神の力が封印されている場所の検討はついたし、少し時間を潰してヤヨイと合流するか。
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