203 / 280
203
しおりを挟む
「そう言えば主殿はどうしてこちらに?確か少し前に公国に行くと言って公国に向かったばかりでは無いですか?」
修羅へのフォローも終わり、本題に入ろうと思った所で修羅からそう質問された。
「まぁ色々公国で色々問題が有ったんだ今回修羅に会いに来たのもそれが関係している」
俺は修羅に公国と教国の戦争についてや邪神の力を使った兵器、そして俺とヤヨイがどうやって戦争を止めようとしているかを説明した。
「邪神の力を使った兵器…ですか、それは確かに問題ですね、このまま公国が教国と戦争をすれば一方的に教国が被害を受けてしまう。
だから主殿は戦争を止めようとしていて、それに私やフェニ、フェルの力が必要という訳ですね」
まぁ要約するとそんな感じだな。
「その通りだ、公国と教国の戦争はもうすぐ始まろうとしている、だから戦争を止める為に修羅やフェニ、そしてフェルの協力が必要なんだ」
俺は修羅に協力してくれる様に頼む。
「公国と教国が戦争を始めようとしているという噂は聞いていたのですが…裏でそんな事になっていたなんて…」
修羅はそう言うと少し考え始めた。
多分今修羅は今回の作戦に協力するかを考えているのだろう。
はっきり言うと今回の作戦、修羅が俺に協力してくれるかは五分五分位だと思っている。
もちろん修羅が俺に協力したくないと言う可能性も有るがそれは低いだろう。
でも今の修羅は王国、それも王都にある冒険者ギルドのギルドマスターだ、自分の都合だけで仕事を放って行動することはあまり…というか修羅の性格上しないだろう。
今回の作戦を実行した場合どれ位の時間で戦争を止める事ができるかは分からない。
数時間程度で終わらせられる可能性も有るが1日2日掛かってしまうことも有るかも知れない。
半日程度ならともかく、2日や3日等長い時間修羅を拘束してしまう可能性がある。
そうなると修羅が居ない期間、冒険者ギルドでは修羅が解決しないといけない事や修羅じゃないとできない仕事などが滞ってしまう。
だからこそ、責任感の強い修羅が今回の作戦に協力してくれるかは分からないという訳だ。
自分の都合を優先して周りの人に迷惑を掛けたりするのが一番嫌だと思うタイプだからな。
だから、今回修羅が協力出来ないと言ったら素直に諦める。
確かに修羅が居ないと作戦の実行が少し難しくなるのも事実だが、それでも無理やりやらせるというのはありえないからな。
俺がそう考えている間に修羅も考えがまとまったのか修羅が俺に話しかける。
「主殿…決めました、私は今回の作戦に参加させていただきます。
邪神の力を使った兵器を放置していれば教国だけでなく他の国を危険に晒す物ですし、なにより話を聞いて私も協力したいと思いました」
修羅の答えは今回の作戦に協力するという物だった。
「修羅…でも良いのか?どれくらい時間がかかるのか分からないんだぞ?」
俺は修羅に本当に作戦に参加して良いのかを聞く。
「主殿、私の仕事については心配しないでください、主殿の言う作戦が始まる前に仕事を全て終わらせれば2日や3日程度ならギルドマスターとしての仕事をしなくてもギルドは運営出来るでしょう。
それに…私には優秀な部下たちが居ますからね私が居なくてもちゃんと仕事をしてくれます」
修羅は俺の顔を真っ直ぐ見るとそう言ってくる。
修羅がそこまで言い切るなら問題は本当に無いのだろう。
だったら俺が修羅の協力を断る理由は無い。
まぁ自分から修羅に協力を頼んだんだから元々断る理由なんて無いんだけど…
「よし、じゃあ修羅は今回の作戦に参加決定って事で良いな」
「はい、絶対に公国と教国の戦争を止めましょう!」
「おう…じゃあ修羅が正式に参加を決めたから早速今回行う作戦の説明を始めるぞ」
そうして俺は修羅に今回行おうとしている作戦の説明を開始した。
修羅へのフォローも終わり、本題に入ろうと思った所で修羅からそう質問された。
「まぁ色々公国で色々問題が有ったんだ今回修羅に会いに来たのもそれが関係している」
俺は修羅に公国と教国の戦争についてや邪神の力を使った兵器、そして俺とヤヨイがどうやって戦争を止めようとしているかを説明した。
「邪神の力を使った兵器…ですか、それは確かに問題ですね、このまま公国が教国と戦争をすれば一方的に教国が被害を受けてしまう。
だから主殿は戦争を止めようとしていて、それに私やフェニ、フェルの力が必要という訳ですね」
まぁ要約するとそんな感じだな。
「その通りだ、公国と教国の戦争はもうすぐ始まろうとしている、だから戦争を止める為に修羅やフェニ、そしてフェルの協力が必要なんだ」
俺は修羅に協力してくれる様に頼む。
「公国と教国が戦争を始めようとしているという噂は聞いていたのですが…裏でそんな事になっていたなんて…」
修羅はそう言うと少し考え始めた。
多分今修羅は今回の作戦に協力するかを考えているのだろう。
はっきり言うと今回の作戦、修羅が俺に協力してくれるかは五分五分位だと思っている。
もちろん修羅が俺に協力したくないと言う可能性も有るがそれは低いだろう。
でも今の修羅は王国、それも王都にある冒険者ギルドのギルドマスターだ、自分の都合だけで仕事を放って行動することはあまり…というか修羅の性格上しないだろう。
今回の作戦を実行した場合どれ位の時間で戦争を止める事ができるかは分からない。
数時間程度で終わらせられる可能性も有るが1日2日掛かってしまうことも有るかも知れない。
半日程度ならともかく、2日や3日等長い時間修羅を拘束してしまう可能性がある。
そうなると修羅が居ない期間、冒険者ギルドでは修羅が解決しないといけない事や修羅じゃないとできない仕事などが滞ってしまう。
だからこそ、責任感の強い修羅が今回の作戦に協力してくれるかは分からないという訳だ。
自分の都合を優先して周りの人に迷惑を掛けたりするのが一番嫌だと思うタイプだからな。
だから、今回修羅が協力出来ないと言ったら素直に諦める。
確かに修羅が居ないと作戦の実行が少し難しくなるのも事実だが、それでも無理やりやらせるというのはありえないからな。
俺がそう考えている間に修羅も考えがまとまったのか修羅が俺に話しかける。
「主殿…決めました、私は今回の作戦に参加させていただきます。
邪神の力を使った兵器を放置していれば教国だけでなく他の国を危険に晒す物ですし、なにより話を聞いて私も協力したいと思いました」
修羅の答えは今回の作戦に協力するという物だった。
「修羅…でも良いのか?どれくらい時間がかかるのか分からないんだぞ?」
俺は修羅に本当に作戦に参加して良いのかを聞く。
「主殿、私の仕事については心配しないでください、主殿の言う作戦が始まる前に仕事を全て終わらせれば2日や3日程度ならギルドマスターとしての仕事をしなくてもギルドは運営出来るでしょう。
それに…私には優秀な部下たちが居ますからね私が居なくてもちゃんと仕事をしてくれます」
修羅は俺の顔を真っ直ぐ見るとそう言ってくる。
修羅がそこまで言い切るなら問題は本当に無いのだろう。
だったら俺が修羅の協力を断る理由は無い。
まぁ自分から修羅に協力を頼んだんだから元々断る理由なんて無いんだけど…
「よし、じゃあ修羅は今回の作戦に参加決定って事で良いな」
「はい、絶対に公国と教国の戦争を止めましょう!」
「おう…じゃあ修羅が正式に参加を決めたから早速今回行う作戦の説明を始めるぞ」
そうして俺は修羅に今回行おうとしている作戦の説明を開始した。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
372
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる