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24、二人の記念日
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ヘインリヒさんが魔獣討伐から帰って来て、私たちには平穏な日常が戻ってきました。
帰宅してしばらくはヘインリヒさんの魔力が殆ど無くなっていて、珍しく二日間のお休みを貰った後に魔法警備兵のお仕事を再開しました。
今回の魔獣被害は国に重大魔獣害案件として指定されたらしく、本当に大変な事件だったようです。本来魔獣は簡単な魔法しか使えないうえに単体でしか存在しないと思われていたのに、今回の熊の魔獣はとても複雑で変わった魔法を使役しそれが複数頭だったのです。ヘインリヒさんが投入されていなければ、もっと被害が拡大していたのではないかという話です。
この任務で魔法使い三人を守り抜き、魔獣を単独で討伐したヘインリヒさんを名誉魔法使いとして叙爵する事が国で決定されました。
そういう訳で、おめかしをした私は只今ヘインリヒさんと一緒に王宮にいます。
秋の園遊会という貴族が集まる立食式のガーデンパーティにお呼ばれしているところです。
ここで社会的功労者に国王自ら労いの言葉を掛け、褒章を発表するらしいです。前世日本のニュースでそういうの見た事ある気がします。同じですよね。
元々ヘインリヒさんは巷で『氷結の魔法使い』と呼ばれる程の功績をあげていて、沢山の人々を助けていましたから、魔獣討伐の件で褒章が決定的になったのでしょう。
王宮の奥、一般人は足を踏み入れられない大きな庭園で催された会場の中、ヘインリヒさんは堂々と魔法警備隊の正装に身を包み立っていました。
今日も長い金髪を後ろで三つ編みにして、秀麗な顔は緊張で少し硬いですが素敵です。
客人の貴族のお嬢様方は扇で赤い頬を隠している人さえいます。
「ヘインリヒ・ゼルナー。度々の災害での貴殿の働きを称え、国を代表して伯爵位を授ける。今後とも貴殿の活躍に期待しておるぞ」
長く伸びた白い髭を持つ壮年の国王様は、厳かに通る声を響かせました。
沢山の貴賓がいる中、王の前で膝を付いているヘインリヒさんを私は誇らしく思いました。ヘインリヒさんは国王様から勲章を頂き、従者さんがそれを魔法警備隊の正装の左胸に付けてくれていました。他の記章や階級章よりも一回り大きなそれはキラキラと光っていて、ヘインリヒさんの胸元を飾っていました。
今回ヘインリヒさんが国から賜った爵位は一代限りですが、とても名誉の有る称号です。ヘインリヒさん自身がとても評価されているということなのです。
我が家に警備に来て私に色々と教えてくれていた魔法使いのバルムさんが溢した事が有りました。
『ヘインリヒみたいに沢山の魔力を持っていても国の為に何もしない人だっているんですよ。あれだけの力だったら、好きな事ができるんだから。だけどあいつは自分の力を人のために使う事を若い時から決めて、それを毎日続けている。魔法警備隊の普通の仕事だってサボらないんです。魔力が強いから単純に凄いだけじゃなくて、私たち魔法使いは彼の真面目な姿勢を見て襟を正す気持ちにさせられるんです』
それにヘインリヒさんは自分の強大な魔力が暴走して人を傷つけないように、無理に魔法を使って倒れる、そんな優しい人でもあります。
他の招待客から喝采を送られる彼の姿に何だかとても感動してしまって、涙が流れました。
一粒溢した涙を手で拭いて、私も沢山の拍手の一つに加わります。
今日はそんな記念の日でした。
そして、もう一つ記念すべきことがあります。
今日はヘインリヒさんとの初エッチの日なのです。
実は、ドルトン博士が復帰された事もあって、あれからすぐに魔力調整用のオナニーホールが支給されていたみたいです。
私はそれを知らないで、ヘインリヒさんがまた無理をしないかハラハラしていました。
魔獣討伐から帰ってきて、ヘインリヒさんは私を連れて沢山デートしてくれました。王立歌劇場に行ったり、僻地のナイアガラみたいな大きな滝に連れて行ってくれたり、牧場や市場にも……
二人でデートして、抱き着いたりキスしてくれるのに、どうしてか一歩を踏み出してくれない彼に私は気を揉んでもいました。
もともと魔道具オナニーホールが人造人間になった前世記憶持ちの私ですけれど、巨大な魔力があるわけでも無く、大した知識人ではないと判断されたのか、魔法省からの警備は無くなって保護対象としての警戒度も低くなりました。今は二週間に一度、定期的な連絡を取るだけになっています。たまにドルトン博士やセスリーさんが魔術具のヒントを求めて、私に会いに来てくれます。
魔法省から私の最低限の生活費は保障されているのですが、未だ私はヘインリヒさんの家にお邪魔しています。
ヘインリヒさんが「この家に住んでくれなかったら、俺は不良になる」とか意味の分からない事を言っていたので、その言葉に甘えて私はメイドちゃん達と一緒に家事をする日々を過ごしています。
毎日会えるから濃密に仲良くなっているのですが、なかなか夜のお誘いが来なかったんです。
意を決して彼に「セックスはしないのか」と聞いてみたところ、ヘインリヒさんはなんと今まで、私以外に付き合ったり肉体関係を持った人がいなかったらしく、私との距離の詰め方が分からなかったみたいです。
「その……ご主人様、セックスしないんですか?」
夕食後に移動した談話室で、ヘインリヒさんが私に新聞に載っている記事の説明をしてくれていた時、なんとなくそんな雰囲気になったのに、今日もまたキスだけで終わって、私は思わずそう聞いていました。
「え?んなっ!なは……な、な、セ、セッ……」
ヘインリヒさんは口ごもって私に言われた直接的な言葉に慌てていました。
「魔獣討伐の日に『今度はちゃんと(しよう)』って言ってましたけど、結局あの後帰って来れなくて、それからは何もしていませんけど……魔力は満量になっていないんですか?」
「あ、そうか……うん。魔力は大丈夫……その……新しい魔術具(オナホ)を支給されたから……」
「そうなんですか。……」
私が黙り込むと、ヘインリヒさんはダラダラと汗をかいて慌て始めました。
「ち、違うんだよリコ!あの時言ったのは……本当に魔力の事で悩んでいたから……ちょっ、ちょっとは、下心……いや、殆ど下心だったけど、……、なんていうか、今は新しい魔術具で問題が解消されてるし、誘う口実が無くなっちゃって……誘えなくて……」
しどろもどろに自分の気持ちを吐露したヘインリヒさんは私から視線を外して、俯いてしまいました。心なしかヘインリヒさんのいつものツヤツヤしている金髪の三つ編みが、輝きを無くして垂れ下がっているように見えました。
情けない声でヘインリヒさんが白状しました。
「あ、もちろんリコとしたいんだ!したくておかしくなりそうだった。そうじゃなくて……俺、今まで、女性と付き合った事が無いから……どう言ったら良いのか、どうしたら良いのか手順が分からなくて……」
「へ?」
この時初めて彼の女性へのコンプレックスを知りました。ヘインリヒさんはこんな綺麗な整ったお顔をしているのに素人童貞さんらしいです。氷結の魔法使いという渾名も女性に冷たいという事の意味もあるのだとか。
そんな彼がどうして人間になった私に最初から好意を抱いていたのかも知りました。まさかオナホの時に私がヘインリヒさんの夢にお邪魔していたなんて知りませんでした。オナホの時に夢なんて見ていたのか覚えてないですけど……。
それから「女性と両想いになった後の普通の手順が分からなかったんだ」と、ションボリした顔で言われてしまって、私は思わず「だいたい大人なら一ヶ月後とか三回目のデートの後にはベッドインでしょうか」と真面目に言ってしまったのです。
それを聞いたヘインリヒさんの顔ったら、ギラギラを通り越してドロドロとしてました。
一ヶ月間の間に彼との接触は軽いキスとハグだけだったのが徐々に深く、激しくなってきて、昨日の晩も二人で晩御飯を食べた後、談話室でお茶をしていたら弄られるだけ弄られて、私はヘロヘロになってしまいました。
極めつけには「明日、園遊会から帰ってきたら、もっと先に進みたいけど……良い?」と行為を示唆する事を言われたのです。
前に自分から関係を持とうと思った時は、ヘインリヒさんの魔力暴走の危険があったから決心できたわけで……こうして、恋人として性交渉しようというのはなんだか気恥ずかしいですね。
園遊会から帰宅する時もヘインリヒさんの飛行魔法で家まで帰りました。
空を飛んでいる間、彼とピッタリとくっ付いているとドキドキしてしまいます。今はヘインリヒさんが少し無口なので、私は余計に少し緊張します。
家に帰ったら……私、ヘインリヒさんと……
帰宅すると、ヘインリヒさんは私を引っ張るようにして自分の寝室へと連れ込みました。
廊下を歩いていた時、帰って来た私たちを見て、メイドちゃんズがニコニコしていて、彼女達には色々とバレているんだろうなと思うと、居たたまれなかったです。
扉が閉まると激しい口づけが始まりました。
ヘインリヒさんは壁に私を押し付けて、溺れるようなキスをしながら私の色んな所を撫で始めます。荒い息遣いがちょっと怖いです。
野獣みたいなスイッチ入ってる?!
帰宅してしばらくはヘインリヒさんの魔力が殆ど無くなっていて、珍しく二日間のお休みを貰った後に魔法警備兵のお仕事を再開しました。
今回の魔獣被害は国に重大魔獣害案件として指定されたらしく、本当に大変な事件だったようです。本来魔獣は簡単な魔法しか使えないうえに単体でしか存在しないと思われていたのに、今回の熊の魔獣はとても複雑で変わった魔法を使役しそれが複数頭だったのです。ヘインリヒさんが投入されていなければ、もっと被害が拡大していたのではないかという話です。
この任務で魔法使い三人を守り抜き、魔獣を単独で討伐したヘインリヒさんを名誉魔法使いとして叙爵する事が国で決定されました。
そういう訳で、おめかしをした私は只今ヘインリヒさんと一緒に王宮にいます。
秋の園遊会という貴族が集まる立食式のガーデンパーティにお呼ばれしているところです。
ここで社会的功労者に国王自ら労いの言葉を掛け、褒章を発表するらしいです。前世日本のニュースでそういうの見た事ある気がします。同じですよね。
元々ヘインリヒさんは巷で『氷結の魔法使い』と呼ばれる程の功績をあげていて、沢山の人々を助けていましたから、魔獣討伐の件で褒章が決定的になったのでしょう。
王宮の奥、一般人は足を踏み入れられない大きな庭園で催された会場の中、ヘインリヒさんは堂々と魔法警備隊の正装に身を包み立っていました。
今日も長い金髪を後ろで三つ編みにして、秀麗な顔は緊張で少し硬いですが素敵です。
客人の貴族のお嬢様方は扇で赤い頬を隠している人さえいます。
「ヘインリヒ・ゼルナー。度々の災害での貴殿の働きを称え、国を代表して伯爵位を授ける。今後とも貴殿の活躍に期待しておるぞ」
長く伸びた白い髭を持つ壮年の国王様は、厳かに通る声を響かせました。
沢山の貴賓がいる中、王の前で膝を付いているヘインリヒさんを私は誇らしく思いました。ヘインリヒさんは国王様から勲章を頂き、従者さんがそれを魔法警備隊の正装の左胸に付けてくれていました。他の記章や階級章よりも一回り大きなそれはキラキラと光っていて、ヘインリヒさんの胸元を飾っていました。
今回ヘインリヒさんが国から賜った爵位は一代限りですが、とても名誉の有る称号です。ヘインリヒさん自身がとても評価されているということなのです。
我が家に警備に来て私に色々と教えてくれていた魔法使いのバルムさんが溢した事が有りました。
『ヘインリヒみたいに沢山の魔力を持っていても国の為に何もしない人だっているんですよ。あれだけの力だったら、好きな事ができるんだから。だけどあいつは自分の力を人のために使う事を若い時から決めて、それを毎日続けている。魔法警備隊の普通の仕事だってサボらないんです。魔力が強いから単純に凄いだけじゃなくて、私たち魔法使いは彼の真面目な姿勢を見て襟を正す気持ちにさせられるんです』
それにヘインリヒさんは自分の強大な魔力が暴走して人を傷つけないように、無理に魔法を使って倒れる、そんな優しい人でもあります。
他の招待客から喝采を送られる彼の姿に何だかとても感動してしまって、涙が流れました。
一粒溢した涙を手で拭いて、私も沢山の拍手の一つに加わります。
今日はそんな記念の日でした。
そして、もう一つ記念すべきことがあります。
今日はヘインリヒさんとの初エッチの日なのです。
実は、ドルトン博士が復帰された事もあって、あれからすぐに魔力調整用のオナニーホールが支給されていたみたいです。
私はそれを知らないで、ヘインリヒさんがまた無理をしないかハラハラしていました。
魔獣討伐から帰ってきて、ヘインリヒさんは私を連れて沢山デートしてくれました。王立歌劇場に行ったり、僻地のナイアガラみたいな大きな滝に連れて行ってくれたり、牧場や市場にも……
二人でデートして、抱き着いたりキスしてくれるのに、どうしてか一歩を踏み出してくれない彼に私は気を揉んでもいました。
もともと魔道具オナニーホールが人造人間になった前世記憶持ちの私ですけれど、巨大な魔力があるわけでも無く、大した知識人ではないと判断されたのか、魔法省からの警備は無くなって保護対象としての警戒度も低くなりました。今は二週間に一度、定期的な連絡を取るだけになっています。たまにドルトン博士やセスリーさんが魔術具のヒントを求めて、私に会いに来てくれます。
魔法省から私の最低限の生活費は保障されているのですが、未だ私はヘインリヒさんの家にお邪魔しています。
ヘインリヒさんが「この家に住んでくれなかったら、俺は不良になる」とか意味の分からない事を言っていたので、その言葉に甘えて私はメイドちゃん達と一緒に家事をする日々を過ごしています。
毎日会えるから濃密に仲良くなっているのですが、なかなか夜のお誘いが来なかったんです。
意を決して彼に「セックスはしないのか」と聞いてみたところ、ヘインリヒさんはなんと今まで、私以外に付き合ったり肉体関係を持った人がいなかったらしく、私との距離の詰め方が分からなかったみたいです。
「その……ご主人様、セックスしないんですか?」
夕食後に移動した談話室で、ヘインリヒさんが私に新聞に載っている記事の説明をしてくれていた時、なんとなくそんな雰囲気になったのに、今日もまたキスだけで終わって、私は思わずそう聞いていました。
「え?んなっ!なは……な、な、セ、セッ……」
ヘインリヒさんは口ごもって私に言われた直接的な言葉に慌てていました。
「魔獣討伐の日に『今度はちゃんと(しよう)』って言ってましたけど、結局あの後帰って来れなくて、それからは何もしていませんけど……魔力は満量になっていないんですか?」
「あ、そうか……うん。魔力は大丈夫……その……新しい魔術具(オナホ)を支給されたから……」
「そうなんですか。……」
私が黙り込むと、ヘインリヒさんはダラダラと汗をかいて慌て始めました。
「ち、違うんだよリコ!あの時言ったのは……本当に魔力の事で悩んでいたから……ちょっ、ちょっとは、下心……いや、殆ど下心だったけど、……、なんていうか、今は新しい魔術具で問題が解消されてるし、誘う口実が無くなっちゃって……誘えなくて……」
しどろもどろに自分の気持ちを吐露したヘインリヒさんは私から視線を外して、俯いてしまいました。心なしかヘインリヒさんのいつものツヤツヤしている金髪の三つ編みが、輝きを無くして垂れ下がっているように見えました。
情けない声でヘインリヒさんが白状しました。
「あ、もちろんリコとしたいんだ!したくておかしくなりそうだった。そうじゃなくて……俺、今まで、女性と付き合った事が無いから……どう言ったら良いのか、どうしたら良いのか手順が分からなくて……」
「へ?」
この時初めて彼の女性へのコンプレックスを知りました。ヘインリヒさんはこんな綺麗な整ったお顔をしているのに素人童貞さんらしいです。氷結の魔法使いという渾名も女性に冷たいという事の意味もあるのだとか。
そんな彼がどうして人間になった私に最初から好意を抱いていたのかも知りました。まさかオナホの時に私がヘインリヒさんの夢にお邪魔していたなんて知りませんでした。オナホの時に夢なんて見ていたのか覚えてないですけど……。
それから「女性と両想いになった後の普通の手順が分からなかったんだ」と、ションボリした顔で言われてしまって、私は思わず「だいたい大人なら一ヶ月後とか三回目のデートの後にはベッドインでしょうか」と真面目に言ってしまったのです。
それを聞いたヘインリヒさんの顔ったら、ギラギラを通り越してドロドロとしてました。
一ヶ月間の間に彼との接触は軽いキスとハグだけだったのが徐々に深く、激しくなってきて、昨日の晩も二人で晩御飯を食べた後、談話室でお茶をしていたら弄られるだけ弄られて、私はヘロヘロになってしまいました。
極めつけには「明日、園遊会から帰ってきたら、もっと先に進みたいけど……良い?」と行為を示唆する事を言われたのです。
前に自分から関係を持とうと思った時は、ヘインリヒさんの魔力暴走の危険があったから決心できたわけで……こうして、恋人として性交渉しようというのはなんだか気恥ずかしいですね。
園遊会から帰宅する時もヘインリヒさんの飛行魔法で家まで帰りました。
空を飛んでいる間、彼とピッタリとくっ付いているとドキドキしてしまいます。今はヘインリヒさんが少し無口なので、私は余計に少し緊張します。
家に帰ったら……私、ヘインリヒさんと……
帰宅すると、ヘインリヒさんは私を引っ張るようにして自分の寝室へと連れ込みました。
廊下を歩いていた時、帰って来た私たちを見て、メイドちゃんズがニコニコしていて、彼女達には色々とバレているんだろうなと思うと、居たたまれなかったです。
扉が閉まると激しい口づけが始まりました。
ヘインリヒさんは壁に私を押し付けて、溺れるようなキスをしながら私の色んな所を撫で始めます。荒い息遣いがちょっと怖いです。
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