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1時間目③
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乳兄弟であり、コリーヌの兄と親友でもあるハーヴィこと、ハーバート・モローニ伯爵。彼が成人と共に結婚した時、コリーヌはまだ12歳だった。
モローニ伯爵家のカントリーハウスで行われた結婚式に温情で出席させてもらう事となり、コリーヌはハーバートの婚礼を泣きながら見守った。
何故こんなに涙が溢れるのか、胸が締め付けられるのか、コリーヌは最初分からなかった。
幸せな事なのに、祝わなくてはならないのに、どうしても素直に笑顔を作れなかった。
この時コリーヌは初めて自分がハーバート・モローニに恋していた事に気付き、それが決して叶わないという事に気付いたのだ。
純白のウェディングドレスの花嫁にキスするところをコリーヌは見れなかった。
淡い初恋は自覚した時にはもう失恋となっていたのだ。
だけど家を出るまで、ずっとハーバートを好きな気持ちは消える事はなかった。
14才で生まれ育ったモローニ伯爵領から出たコリーヌは、王都の子爵家で侍女として働き出した。出入りしていた商人のマリス・ブラウン男爵と出会い、彼からアタックされて交際し、結婚に至った。
どんどん大きくなる商会の仕事を抱えて、方々へと走り回る夫をコリーヌは愛していた。
彼は素朴な人だったけれど、頭が良く、商人貴族として素晴らしい立ち回りをしていた。
一見、優男に見えるマリスは意外に力強いところがあり、性格もそうだった。強かな彼にコリーヌは惹かれたのだ。
忙しくてほとんど家に滞在できない彼の手助けができればと思い、コリーヌは商会の経理の仕事を手伝ったりもした。
とても、幸せだった。コリーヌは彼に愛されていた。
5年前待望の子供を出産した。
だけどその子は産声を聞かせてくれることなく、天国へと旅立ってしまった。
夫婦共に悲しみに暮れた。
やっと傷が癒えたその2年後、突然馬車の事故で愛する夫マリスも亡くした。
夫の葬式では雨が降っていた。
神父の説法中も、夫の遺体が埋葬されても、雨脚が強くなっていても、コリーヌは呆然としていた。
余りにも突然で、余りにも衝撃的だった。
身体がバラバラになってしまったような感覚と止まない震えに襲われる中、傘を差しだしたハーバートがコリーヌの背中に置いた手だけが温かく感じられた。
実の兄の心配した顔が何とか視認できるようになり、ハーバートの妹のクロエの声も聞こえてきた。クロエに抱き着き、涙が枯れるまで泣かせて貰った。
彼らは泣いて何もできないコリーヌの代わりに葬儀の全ての事をしてくれ、しばらく彼女を一人にしないでくれた。
家族を立て続けに亡くしたコリーヌに遺されたのは、夫が大きくした商会という手のかかる遺産だった。
しばらくコリーヌが代表になってみたが、失意の中経験したことのない経営ができるほどコリーヌは豪胆でも商才に恵まれてもいなかった。
マリスにも生前「自分にもしもの事があったら、会社を売って現金にして、君の生活に使ってくれ」と念を押されていた事もあり、見切りをつけると、すぐに商会を売ることにした。
買い取ってくれたのは、ハーバート・モローニ伯爵だった。
まるで知っていたかのようなタイミングで買収の話を持ち掛けてきて、好機に驚いたものだ。
売ると決めても愛した夫の会社に携わりたくて、コリーヌはモローニ伯爵に売った会社の経理で働かせてもらっている。
会社を売ったお金と彼が残してくれた王都のアパルトメントがあれば、女一人なら一生困らないほどの遺産があるが、それでも何かしていたかった。
夫が興したマリス・ブラウン商会(MB商会)は今はモローニ&ブラウン商会(M&B商会)と名前を変えた。MB商会だった時からの従業員をそのまま雇ってくれていて、コリーヌの肩の荷も下りた。
たまに所有者のモローニ伯爵が会社に顔を出し、経営を任せている従業員達と会議を行っている。
モローニ伯爵が出社した時、昔馴染みという事もありコリーヌは業務の補佐や秘書のようにお世話係をする。
従業員達に新しく代表になった彼との橋渡しを頼まれているのだ。伯爵という高位の貴族というのは、平民の多い彼らにはどう接していいか分からない人物だ。コリーヌにとっては信頼できる兄のような存在だから、お安いものだった。
平民や男爵以下の下級貴族の多い従業員達はハーバート・モローニ伯爵に近寄りがたさを感じているみたいだが、彼は真面目で冗談を言うのが下手なだけで、とても良い人であることはコリーヌはよく知っていた。
もしかしたら彼は人見知りかもしれない。と、コリーヌは思っている。
自分と話す時と、他の人と話す時の違いは確かにある。コリーヌには自然体でくしゃっと崩れるような笑顔を見せる彼は、他の人の前ではずっと眉間に皺を寄せて、話す時に笑顔も見せないのだから。
先々週に商会に顔を出したハーバート・モローニ伯爵は業務の報告を受けた後、コリーヌを夕食に誘って来た。
たまに時間の余裕がある時はこうやって夕食に誘ってくれて、王都のレストランに連れて行ってくれる。乳兄弟の彼とは昔の話から、家族の話、仕事の話も沢山できる。
夫が無くなってから、こうして彼と親交を復活させていた。
失意の中であまり覚えていないが、夫の葬式中もコリーヌの実の兄や、ハーバートとその妹クロエが側にいてくれてどれだけ心強かったか。
かくいうハーバートも10年前に愛妻のナディア様を病気で亡くしている。チャールズが4才の時だったはずだ。
ハーバートも大事な人を亡くしていたのに、コリーヌを励まして支えてくれた。さらに商会を買い取って、こうしてまだ様子を見てくれているのだ。感謝してもしきれないではないか。
だから少しでも彼らに恩を返したいとコリーヌは思っていた。
夕食の席で仕事の話をしながら家族の話になった時、丁度モローニ伯爵の息子が婚約者が決まったという話になったのだ。
その話の延長で、「そろそろ息子に閨事の教師を付けなければな」と彼がポロリとこぼした言葉にコリーヌは反応した。
この国では貴族の子息は閨教育を受けるが、それは閨の事だけではなく、妊娠出産・性病の危険までの勉強をするまでがセットだ。
娼館に行って手ほどきを受けるだけでは妊娠や出産の知識が足りないし、閨事の話も少し偏っているのではないかとも言われている。
一昔前には貴族の種を無責任にばらまいた事で多くのトラブルが起きており、その失敗を起こさせないようにこういった教育をしないといけない。
それと少し前に国で性感染症が広がった時、正しい知識も無く、感染が広がったり、怪しい治療法が流行ってしまったりという事もあったのだ。
そういった事があり、今は閨教育というより性教育という概念であり、特に貴族は妊娠出産をしたことのある親戚の女性に教えを乞うのが一般的になっていた。そして昔のように娼婦に実技をしてもらうというのはナンセンスであるというのが今の風潮だった。
だからコリーヌは「私なんてどうかしら?」と名乗り出たのだ。
信頼してもらえていると思うし、彼の息子だ、自分の甥と言ってもいい。
コリーヌの子供は出産後すぐに亡くなっているが、妊娠出産を経験している。
自分ほど適任はいないのではないだろうか?と思ったのだ。彼らの役に立ちたいと思って出た言葉だった。
「あ…そうか…いや…でも…」
「是非やらせていただきたいわ」
やる気満々でコリーヌは彼の目を見る。
「…えー…じゃあ…頼もうかな…」
ハーバートは少し渋い顔をしていたが、コリーヌの勢いで承諾した。
半ば強引にコリーヌは役目を引き受けたのだ。
そう言って引き受けたのを、コリーヌは今少し後悔していた。
真面目に授業をしようと意気込んでいたのだが、初めての授業で何故か生徒の父であるハーバートに胸を悪戯されて、キスされて乱されたというのが結果だ。
チャールズにちゃんと授業をできていただろうか…
あんな…胸を触られて、気持ち良くなって言葉を詰まらせたりして…
いや、自分から言った事なのだから、しっかりとチャールズの性教育をしなければ…
次の授業は一週間後…
またハーバートが授業を見学するのだろうか…
コリーヌは帰りの馬車の中で大きく溜息を付きながら、ハーバートとの性的接触を思い出して高鳴る心臓のあたりを押さえていた。
モローニ伯爵家のカントリーハウスで行われた結婚式に温情で出席させてもらう事となり、コリーヌはハーバートの婚礼を泣きながら見守った。
何故こんなに涙が溢れるのか、胸が締め付けられるのか、コリーヌは最初分からなかった。
幸せな事なのに、祝わなくてはならないのに、どうしても素直に笑顔を作れなかった。
この時コリーヌは初めて自分がハーバート・モローニに恋していた事に気付き、それが決して叶わないという事に気付いたのだ。
純白のウェディングドレスの花嫁にキスするところをコリーヌは見れなかった。
淡い初恋は自覚した時にはもう失恋となっていたのだ。
だけど家を出るまで、ずっとハーバートを好きな気持ちは消える事はなかった。
14才で生まれ育ったモローニ伯爵領から出たコリーヌは、王都の子爵家で侍女として働き出した。出入りしていた商人のマリス・ブラウン男爵と出会い、彼からアタックされて交際し、結婚に至った。
どんどん大きくなる商会の仕事を抱えて、方々へと走り回る夫をコリーヌは愛していた。
彼は素朴な人だったけれど、頭が良く、商人貴族として素晴らしい立ち回りをしていた。
一見、優男に見えるマリスは意外に力強いところがあり、性格もそうだった。強かな彼にコリーヌは惹かれたのだ。
忙しくてほとんど家に滞在できない彼の手助けができればと思い、コリーヌは商会の経理の仕事を手伝ったりもした。
とても、幸せだった。コリーヌは彼に愛されていた。
5年前待望の子供を出産した。
だけどその子は産声を聞かせてくれることなく、天国へと旅立ってしまった。
夫婦共に悲しみに暮れた。
やっと傷が癒えたその2年後、突然馬車の事故で愛する夫マリスも亡くした。
夫の葬式では雨が降っていた。
神父の説法中も、夫の遺体が埋葬されても、雨脚が強くなっていても、コリーヌは呆然としていた。
余りにも突然で、余りにも衝撃的だった。
身体がバラバラになってしまったような感覚と止まない震えに襲われる中、傘を差しだしたハーバートがコリーヌの背中に置いた手だけが温かく感じられた。
実の兄の心配した顔が何とか視認できるようになり、ハーバートの妹のクロエの声も聞こえてきた。クロエに抱き着き、涙が枯れるまで泣かせて貰った。
彼らは泣いて何もできないコリーヌの代わりに葬儀の全ての事をしてくれ、しばらく彼女を一人にしないでくれた。
家族を立て続けに亡くしたコリーヌに遺されたのは、夫が大きくした商会という手のかかる遺産だった。
しばらくコリーヌが代表になってみたが、失意の中経験したことのない経営ができるほどコリーヌは豪胆でも商才に恵まれてもいなかった。
マリスにも生前「自分にもしもの事があったら、会社を売って現金にして、君の生活に使ってくれ」と念を押されていた事もあり、見切りをつけると、すぐに商会を売ることにした。
買い取ってくれたのは、ハーバート・モローニ伯爵だった。
まるで知っていたかのようなタイミングで買収の話を持ち掛けてきて、好機に驚いたものだ。
売ると決めても愛した夫の会社に携わりたくて、コリーヌはモローニ伯爵に売った会社の経理で働かせてもらっている。
会社を売ったお金と彼が残してくれた王都のアパルトメントがあれば、女一人なら一生困らないほどの遺産があるが、それでも何かしていたかった。
夫が興したマリス・ブラウン商会(MB商会)は今はモローニ&ブラウン商会(M&B商会)と名前を変えた。MB商会だった時からの従業員をそのまま雇ってくれていて、コリーヌの肩の荷も下りた。
たまに所有者のモローニ伯爵が会社に顔を出し、経営を任せている従業員達と会議を行っている。
モローニ伯爵が出社した時、昔馴染みという事もありコリーヌは業務の補佐や秘書のようにお世話係をする。
従業員達に新しく代表になった彼との橋渡しを頼まれているのだ。伯爵という高位の貴族というのは、平民の多い彼らにはどう接していいか分からない人物だ。コリーヌにとっては信頼できる兄のような存在だから、お安いものだった。
平民や男爵以下の下級貴族の多い従業員達はハーバート・モローニ伯爵に近寄りがたさを感じているみたいだが、彼は真面目で冗談を言うのが下手なだけで、とても良い人であることはコリーヌはよく知っていた。
もしかしたら彼は人見知りかもしれない。と、コリーヌは思っている。
自分と話す時と、他の人と話す時の違いは確かにある。コリーヌには自然体でくしゃっと崩れるような笑顔を見せる彼は、他の人の前ではずっと眉間に皺を寄せて、話す時に笑顔も見せないのだから。
先々週に商会に顔を出したハーバート・モローニ伯爵は業務の報告を受けた後、コリーヌを夕食に誘って来た。
たまに時間の余裕がある時はこうやって夕食に誘ってくれて、王都のレストランに連れて行ってくれる。乳兄弟の彼とは昔の話から、家族の話、仕事の話も沢山できる。
夫が無くなってから、こうして彼と親交を復活させていた。
失意の中であまり覚えていないが、夫の葬式中もコリーヌの実の兄や、ハーバートとその妹クロエが側にいてくれてどれだけ心強かったか。
かくいうハーバートも10年前に愛妻のナディア様を病気で亡くしている。チャールズが4才の時だったはずだ。
ハーバートも大事な人を亡くしていたのに、コリーヌを励まして支えてくれた。さらに商会を買い取って、こうしてまだ様子を見てくれているのだ。感謝してもしきれないではないか。
だから少しでも彼らに恩を返したいとコリーヌは思っていた。
夕食の席で仕事の話をしながら家族の話になった時、丁度モローニ伯爵の息子が婚約者が決まったという話になったのだ。
その話の延長で、「そろそろ息子に閨事の教師を付けなければな」と彼がポロリとこぼした言葉にコリーヌは反応した。
この国では貴族の子息は閨教育を受けるが、それは閨の事だけではなく、妊娠出産・性病の危険までの勉強をするまでがセットだ。
娼館に行って手ほどきを受けるだけでは妊娠や出産の知識が足りないし、閨事の話も少し偏っているのではないかとも言われている。
一昔前には貴族の種を無責任にばらまいた事で多くのトラブルが起きており、その失敗を起こさせないようにこういった教育をしないといけない。
それと少し前に国で性感染症が広がった時、正しい知識も無く、感染が広がったり、怪しい治療法が流行ってしまったりという事もあったのだ。
そういった事があり、今は閨教育というより性教育という概念であり、特に貴族は妊娠出産をしたことのある親戚の女性に教えを乞うのが一般的になっていた。そして昔のように娼婦に実技をしてもらうというのはナンセンスであるというのが今の風潮だった。
だからコリーヌは「私なんてどうかしら?」と名乗り出たのだ。
信頼してもらえていると思うし、彼の息子だ、自分の甥と言ってもいい。
コリーヌの子供は出産後すぐに亡くなっているが、妊娠出産を経験している。
自分ほど適任はいないのではないだろうか?と思ったのだ。彼らの役に立ちたいと思って出た言葉だった。
「あ…そうか…いや…でも…」
「是非やらせていただきたいわ」
やる気満々でコリーヌは彼の目を見る。
「…えー…じゃあ…頼もうかな…」
ハーバートは少し渋い顔をしていたが、コリーヌの勢いで承諾した。
半ば強引にコリーヌは役目を引き受けたのだ。
そう言って引き受けたのを、コリーヌは今少し後悔していた。
真面目に授業をしようと意気込んでいたのだが、初めての授業で何故か生徒の父であるハーバートに胸を悪戯されて、キスされて乱されたというのが結果だ。
チャールズにちゃんと授業をできていただろうか…
あんな…胸を触られて、気持ち良くなって言葉を詰まらせたりして…
いや、自分から言った事なのだから、しっかりとチャールズの性教育をしなければ…
次の授業は一週間後…
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コリーヌは帰りの馬車の中で大きく溜息を付きながら、ハーバートとの性的接触を思い出して高鳴る心臓のあたりを押さえていた。
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