10 / 20
ネタスキルこそきっと最強
しおりを挟む
ダンジョン前に到着したのは20時少し前。お腹が減ったのだが我慢する。帰ってからかあさんのご飯を食べるのだ。
ダンジョン前の店はもう閉めている店が多いが、何件か回ってレッグガードを購入した。同じ様な事してる人が多いんだろうな、そりゃ売れるよね。これからも新しいダンジョンに行く時は周辺に売ってる物はチェックしよう。
レッグガードを付けてダンジョンに潜る、ぐるぐると歩き回って狸もどきを倒していく。昼間はごちゃごちゃと面倒が多かったせいか、無心で魔物を狩るのがとても楽しく感じてしまった。やっているのは凶悪だけど小さい狸みたいなのを蹴り飛ばしているだけなんだが。
レッグガードのおかげでズボンは無事だし攻撃力も上がった。5000円程度だったし良い買い物だったよ、こうやって装備を整えて行くのも探索者の楽しみだよな。
外に出たのは日付も変わった後、買い取り場は24時間営業なので換金したら12万円にもなった。中学生の稼ぐ額じゃなくね?
終電は既に終わっていた。
「おはようセリナ」
「おはよ鉄平」
翌朝、いつもの光景だ。
「昨日もダンジョン行ったんだってね。いくら稼いだのよ」
「ふふふ、昨夜は12万も稼いだんだ。でも終電も終わってて家に帰ったの3時だぜ」
「そうなんだ、それじゃ静香さんが怒るのも仕方ないね」
セリナはウチのかあさんの事を静香さんと呼ぶ。おばさんって感じじゃないとの事。わかる。
「昨日は朝から色々あったからさぁ、やっぱ俺は何も考えずに探索者やってるのがあってると思ったよ」
「でも聞いたよ、リーダーするんでしょ?これからはちゃんと考えて行動しないとね。ソロで潜るのもNGじゃなかったの?」
相変わらず耳聡い。玲司から聞いたんだろうけど。
「あぁそれな、いいんちょにリーダーやってもらう事になったんだよ」
「……は?」
「俺も蓮もリーダーって感じじゃないだろ?玲司はリーダーに相応しいと思うんだけど賢すぎて俺等じゃついて行けない。だからいいんちょに頼んだんだよ」
ほんとに受けて貰えて助かった。きっともう色々考えたんだろうな、俺もしっかり応えねぇとな。
「だから智子に頼んだって?飛躍してるでしょ?なんで智子なの?」
「ん?まぁいいんちょは両親の問題もあるから、稼げるし両親の情報に近づけるかもしれない探索者には興味あったし」
なんかおかしいか?
「それで智子はなんて?」
「最初は断られたんだけどな。4人で一緒に頑張ろうぜって、リーダーはいいんちょがいいんだ~って説得したら何とか受けてもらえたよ。やってもらうからにはいいんちょの為にもしっかり働くぞってなった」
「…ふぅん」
落ち着いて考えると結構無理を頼んじゃったな。本人も元々興味があったとはいえ中卒で探索者だもんなぁ、やって良かったと思える様にがんばるぞい。
玲司と合流してセリナは駆けていき、なんか2人でイチャイチャしてた。お前らほんとさぁ、毎朝見せられるのは目の毒なんよ。
学校に着いて蓮に報告。
「よう蓮、いいんちょにリーダー受けてもらえたぞ」
「おう、良かったじゃねぇか。それじゃ面倒事は終わりだな」
お前面倒な事してねぇじゃねぇか。
「その話終わってから狸タンジョン行ったんだよ、お前レッグガード買った?あれすごい便利だぞ」
「あぁ、一昨日別れてから買ったよ」
「なんだよ教えろよ。それでどれくらい狩ったん?俺はもう350くらい行ったぞ」
ふふふどうよ、週末に2000匹到達レベルアップを狙っているのだ!
「へへ、俺は500くらいは行ったぜ。早くレベルアップしたくてな」
なぬ!こやつやりおる、無理目なペースで頑張ってるつもりだったのに!
「早くレベル上げてスキルを使ってみたくってよ、やっぱスキルがねぇと探索者って感じしないだろ?」
「そりゃあな」
探索者が使うスキル。魔法や戦いに使わない物も全部ひっくるめてスキルと呼ぶ。
力が強くなったり技術が向上するのは単純な類、魔法を獲得したり空を飛べる様になる人も居る。天変地異、若返り、腕が生えたり変身したり。逆に駄目なのだと爪が綺麗に整うとか手品がうまくなるとか、何でもござれだ。
レベルアップの度に1つ発現するんだが、なかなか有用なものには当たらないそうだ。なにか1つ特技が無いと中級には上がれないと言われている。低確率でスキル玉がドロップするらしいんだけど、中身不明の物でも1億円からという超高額品だ。もちろんドロップ率はそれに見合う率だ。俺達には関係ないね。
「俺はなんとなく蓮は良いの当てる予感がするぞ」
「へへ、俺は鉄平が変なの当てる気がするぜ」
奇遇だな、実は俺もそう思ってたんだ。
ダンジョン前の店はもう閉めている店が多いが、何件か回ってレッグガードを購入した。同じ様な事してる人が多いんだろうな、そりゃ売れるよね。これからも新しいダンジョンに行く時は周辺に売ってる物はチェックしよう。
レッグガードを付けてダンジョンに潜る、ぐるぐると歩き回って狸もどきを倒していく。昼間はごちゃごちゃと面倒が多かったせいか、無心で魔物を狩るのがとても楽しく感じてしまった。やっているのは凶悪だけど小さい狸みたいなのを蹴り飛ばしているだけなんだが。
レッグガードのおかげでズボンは無事だし攻撃力も上がった。5000円程度だったし良い買い物だったよ、こうやって装備を整えて行くのも探索者の楽しみだよな。
外に出たのは日付も変わった後、買い取り場は24時間営業なので換金したら12万円にもなった。中学生の稼ぐ額じゃなくね?
終電は既に終わっていた。
「おはようセリナ」
「おはよ鉄平」
翌朝、いつもの光景だ。
「昨日もダンジョン行ったんだってね。いくら稼いだのよ」
「ふふふ、昨夜は12万も稼いだんだ。でも終電も終わってて家に帰ったの3時だぜ」
「そうなんだ、それじゃ静香さんが怒るのも仕方ないね」
セリナはウチのかあさんの事を静香さんと呼ぶ。おばさんって感じじゃないとの事。わかる。
「昨日は朝から色々あったからさぁ、やっぱ俺は何も考えずに探索者やってるのがあってると思ったよ」
「でも聞いたよ、リーダーするんでしょ?これからはちゃんと考えて行動しないとね。ソロで潜るのもNGじゃなかったの?」
相変わらず耳聡い。玲司から聞いたんだろうけど。
「あぁそれな、いいんちょにリーダーやってもらう事になったんだよ」
「……は?」
「俺も蓮もリーダーって感じじゃないだろ?玲司はリーダーに相応しいと思うんだけど賢すぎて俺等じゃついて行けない。だからいいんちょに頼んだんだよ」
ほんとに受けて貰えて助かった。きっともう色々考えたんだろうな、俺もしっかり応えねぇとな。
「だから智子に頼んだって?飛躍してるでしょ?なんで智子なの?」
「ん?まぁいいんちょは両親の問題もあるから、稼げるし両親の情報に近づけるかもしれない探索者には興味あったし」
なんかおかしいか?
「それで智子はなんて?」
「最初は断られたんだけどな。4人で一緒に頑張ろうぜって、リーダーはいいんちょがいいんだ~って説得したら何とか受けてもらえたよ。やってもらうからにはいいんちょの為にもしっかり働くぞってなった」
「…ふぅん」
落ち着いて考えると結構無理を頼んじゃったな。本人も元々興味があったとはいえ中卒で探索者だもんなぁ、やって良かったと思える様にがんばるぞい。
玲司と合流してセリナは駆けていき、なんか2人でイチャイチャしてた。お前らほんとさぁ、毎朝見せられるのは目の毒なんよ。
学校に着いて蓮に報告。
「よう蓮、いいんちょにリーダー受けてもらえたぞ」
「おう、良かったじゃねぇか。それじゃ面倒事は終わりだな」
お前面倒な事してねぇじゃねぇか。
「その話終わってから狸タンジョン行ったんだよ、お前レッグガード買った?あれすごい便利だぞ」
「あぁ、一昨日別れてから買ったよ」
「なんだよ教えろよ。それでどれくらい狩ったん?俺はもう350くらい行ったぞ」
ふふふどうよ、週末に2000匹到達レベルアップを狙っているのだ!
「へへ、俺は500くらいは行ったぜ。早くレベルアップしたくてな」
なぬ!こやつやりおる、無理目なペースで頑張ってるつもりだったのに!
「早くレベル上げてスキルを使ってみたくってよ、やっぱスキルがねぇと探索者って感じしないだろ?」
「そりゃあな」
探索者が使うスキル。魔法や戦いに使わない物も全部ひっくるめてスキルと呼ぶ。
力が強くなったり技術が向上するのは単純な類、魔法を獲得したり空を飛べる様になる人も居る。天変地異、若返り、腕が生えたり変身したり。逆に駄目なのだと爪が綺麗に整うとか手品がうまくなるとか、何でもござれだ。
レベルアップの度に1つ発現するんだが、なかなか有用なものには当たらないそうだ。なにか1つ特技が無いと中級には上がれないと言われている。低確率でスキル玉がドロップするらしいんだけど、中身不明の物でも1億円からという超高額品だ。もちろんドロップ率はそれに見合う率だ。俺達には関係ないね。
「俺はなんとなく蓮は良いの当てる予感がするぞ」
「へへ、俺は鉄平が変なの当てる気がするぜ」
奇遇だな、実は俺もそう思ってたんだ。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語
jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ
★作品はマリーの語り、一人称で進行します。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする
夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】
主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。
そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。
「え?私たち、付き合ってますよね?」
なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。
「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。
プール終わり、自分のバッグにクラスメイトのパンツが入っていたらどうする?
九拾七
青春
プールの授業が午前中のときは水着を着こんでいく。
で、パンツを持っていくのを忘れる。
というのはよくある笑い話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる