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ダンジョンミーティングしようぜ
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話し込んだせいで帰宅時間は21時を回ってしまった。
かあさんはダンジョン関連で遅くなってもちゃんとご飯さえ食べれば何も言わない。俺ももう中3だから多少はね?連絡無しで夜中になるとお小言もあるけどさ。
「咲耶~、土曜の朝から王仁のゴブダンジョンにPTアタックになるんだけどいける?」
風呂上がりの咲耶を捕まえる事に成功した。ちなみに8歳の平太はかあさんと寝室だ。
「ゴブダンジョンか、兄は行ったことあるのか?」
「いやない、でも今日ダンジョン前まで行って色々聞いてきたぞ。ゴブダンジョン攻略のための装備も買ったんだ。あ、そうだ、その時にいい店を見つけたから明日にでも一緒にいかないか?一人で行くのはちょっと勇気がいるんだよ。今回は奢ってやるからさ」
俺はばっちり揃えたけど咲耶の分も揃えなきゃいけない。その事に気づいて手元に10万円残したのだ。
「ふむ、そうなのか。そこまで言うなら兄に付き合ってやるのもやぶさかではない。付き合おう」
なんでそんな偉そうなの?まぁいいけど。
「それじゃ明日な、遅くなるから学校終わったらそのまま行こう」
「うむ。いや、やっぱり一度帰って駅で待ち合わせしよう」
「え?なんで?」
「兄よ、私にも準備があるのだ。兄も一度着替えてから行くように。制服でフラフラ出かけるのはよくない」
へ~い。そんなもんかね?
翌朝。
「おはようセリナ」
「おはよ鉄平」
ちょっと重苦しく感じるようになった登校時間。今朝は咲耶は先に行ってる。何故こうセリナと被っちゃうのか。以前から微妙な間があったのに最近は更に距離が離れた気がする。
「ダンジョン頑張ってるの?」
「あぁ、狸ダンジョンは卒業して週末からゴブダンジョンに行くんだ」
「そう」
「うん」
「ゴブダンジョンは弓対策が必要らしくてさ、みんなしっかり鎧着てたよ。やっぱ初心者ダンジョンとは違うよな」
「そうなんだ」
「あ、うん。危ないよな」
「うん」
玲司~!玲司来て~!
「昨日鎧買ったんだけど、1式で300万もしたんだよ。でも凄くいいものでさ、足りない分は後払いでいいって言うから思い切って買っちゃった」
「それ大丈夫なの?」
「俺も最初不安だったんけど、ちゃんと話聞いたら大丈夫そうだなって。鎧は本当に良い物だったしな。調整もお願いしてるし今日も顔出す予定」
「んー、それ私も一緒に行っていい?鉄平だけじゃ危ない気がする」
「あぁいいぞ、今日は咲耶の鎧を買う予定だから一緒に行こう」
「………咲耶ちゃんも?」
「あ、ああ。スキルの話ししただろ?身を守れるくらいまで一緒にレベル上げようって話になって」
「そう」
「あ、あの、今日はやめとく?」
「なんで?私邪魔かな?邪魔なら遠慮するけど」
「そんなわけないだろ!楽しみだなぁ!」
「じゃあ帰って着替えたら迎えに行くね」
「はい」
はいじゃないが。
その後セリナは玲司を見つけて駆けていった。なんなの。
玲司に相談したい事もあったが後にしよう。
「蓮、おはようさん。聞いてくださいよ俺鎧買ったんですよ!すげぇカッコイイ重鎧」
「へぇ、【防御】に合わせたのか。俺は鎧は動きにくくなるから嫌だな。蹴りも出し難くなるだろ?」
【襲爪】ですね。かっこいいスキルすごいですね。
「ゴブダンジョン調べてないのか?通路の奥から矢が飛んでくるからみんな鎧で対策してたぞ」
「なに本当か。飛び道具は面倒くさいな」
「昨日王仁まで行ってきたんだよ、先輩探索者達がみんな鎧着てたし店の人にも勧められた」
「ん~」
考え込んでしまった。そんなに嫌なもんかね?鎧カッコイイだろ。
「放課後に妹の装備を買いに行く予定だから、一緒に行くか?店の人に聞いたら何か良いものがあるかもしれないぞ」
「そうだな、そうするか」
折角だし玲司といいんちょにも声かけてみんなで装備の相談するか。
こういうのも探索者パーティって感じでいいよな。
かあさんはダンジョン関連で遅くなってもちゃんとご飯さえ食べれば何も言わない。俺ももう中3だから多少はね?連絡無しで夜中になるとお小言もあるけどさ。
「咲耶~、土曜の朝から王仁のゴブダンジョンにPTアタックになるんだけどいける?」
風呂上がりの咲耶を捕まえる事に成功した。ちなみに8歳の平太はかあさんと寝室だ。
「ゴブダンジョンか、兄は行ったことあるのか?」
「いやない、でも今日ダンジョン前まで行って色々聞いてきたぞ。ゴブダンジョン攻略のための装備も買ったんだ。あ、そうだ、その時にいい店を見つけたから明日にでも一緒にいかないか?一人で行くのはちょっと勇気がいるんだよ。今回は奢ってやるからさ」
俺はばっちり揃えたけど咲耶の分も揃えなきゃいけない。その事に気づいて手元に10万円残したのだ。
「ふむ、そうなのか。そこまで言うなら兄に付き合ってやるのもやぶさかではない。付き合おう」
なんでそんな偉そうなの?まぁいいけど。
「それじゃ明日な、遅くなるから学校終わったらそのまま行こう」
「うむ。いや、やっぱり一度帰って駅で待ち合わせしよう」
「え?なんで?」
「兄よ、私にも準備があるのだ。兄も一度着替えてから行くように。制服でフラフラ出かけるのはよくない」
へ~い。そんなもんかね?
翌朝。
「おはようセリナ」
「おはよ鉄平」
ちょっと重苦しく感じるようになった登校時間。今朝は咲耶は先に行ってる。何故こうセリナと被っちゃうのか。以前から微妙な間があったのに最近は更に距離が離れた気がする。
「ダンジョン頑張ってるの?」
「あぁ、狸ダンジョンは卒業して週末からゴブダンジョンに行くんだ」
「そう」
「うん」
「ゴブダンジョンは弓対策が必要らしくてさ、みんなしっかり鎧着てたよ。やっぱ初心者ダンジョンとは違うよな」
「そうなんだ」
「あ、うん。危ないよな」
「うん」
玲司~!玲司来て~!
「昨日鎧買ったんだけど、1式で300万もしたんだよ。でも凄くいいものでさ、足りない分は後払いでいいって言うから思い切って買っちゃった」
「それ大丈夫なの?」
「俺も最初不安だったんけど、ちゃんと話聞いたら大丈夫そうだなって。鎧は本当に良い物だったしな。調整もお願いしてるし今日も顔出す予定」
「んー、それ私も一緒に行っていい?鉄平だけじゃ危ない気がする」
「あぁいいぞ、今日は咲耶の鎧を買う予定だから一緒に行こう」
「………咲耶ちゃんも?」
「あ、ああ。スキルの話ししただろ?身を守れるくらいまで一緒にレベル上げようって話になって」
「そう」
「あ、あの、今日はやめとく?」
「なんで?私邪魔かな?邪魔なら遠慮するけど」
「そんなわけないだろ!楽しみだなぁ!」
「じゃあ帰って着替えたら迎えに行くね」
「はい」
はいじゃないが。
その後セリナは玲司を見つけて駆けていった。なんなの。
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「蓮、おはようさん。聞いてくださいよ俺鎧買ったんですよ!すげぇカッコイイ重鎧」
「へぇ、【防御】に合わせたのか。俺は鎧は動きにくくなるから嫌だな。蹴りも出し難くなるだろ?」
【襲爪】ですね。かっこいいスキルすごいですね。
「ゴブダンジョン調べてないのか?通路の奥から矢が飛んでくるからみんな鎧で対策してたぞ」
「なに本当か。飛び道具は面倒くさいな」
「昨日王仁まで行ってきたんだよ、先輩探索者達がみんな鎧着てたし店の人にも勧められた」
「ん~」
考え込んでしまった。そんなに嫌なもんかね?鎧カッコイイだろ。
「放課後に妹の装備を買いに行く予定だから、一緒に行くか?店の人に聞いたら何か良いものがあるかもしれないぞ」
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