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第5章 手紙がつなぐ母子の絆 ーカーエンスー
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それは峠近くの山道だった。剣を抜いた者たちがいきなり襲い掛かってきた。その相手は少年一人とお付きの剣士3人の一行で、一刻も早くカーエンス城に向かおうとしていた。
襲い掛かった者たちは山賊のような風体をしていたが、その身のこなしから剣士であることは疑いようがなかった。少年ら一行はすぐに彼らに取り囲まれた。右は崖、左は谷で逃げるところはもうなかった。
「若様。私たちからはぐれませんように。」お付きの剣士の中でも年輩の者が言った。若様と呼ばれた少年はゆっくりうなずいた。
「やれ!」襲撃者たちは剣を振り上げて向かって来た。お付きの剣士は応戦したが一人、また一人と斬られて谷に落ちていった。残るは年輩の剣士と少年だけだった。
「若様、お逃げください。ここは私が防ぎます。」年輩の剣士がそう言うと、少年はうなずいて走って逃げようとした。だが途中で石に足を取られて転んでしまった。しかも足を痛めたらしく立ち上がれなかった。
「若様!」年配の剣士がすぐに駆け寄ると、少年に向かって振り下ろされる襲撃者の剣を必死に受け止めた。だがそこにさらに襲撃者が2人を亡き者にせんと集まってきた。
「待て!」突然、大きな声が聞こえ、真っ赤な服の風変りな若い男が現れた。彼は少年の方に向かって走って来た。
「邪魔するな!」襲撃者の一人がその男の前に立ちはだかった。だが男はひるむことなく、
「何か悪いことをしている臭いがする。放っておけねえぜ!」とその襲撃者を蹴り倒した。
「こいつも斬れ!」襲撃者の頭目が命令すると、襲撃者たちはその男に向かって来た。だがその男は俊敏な動きで襲撃者たちを翻弄し、剣を避けながら蹴り上げて襲撃者を次々に倒していった。頭目はとても敵わないと見て、
「退け!」と叫んだ。すると襲撃者たちは一斉に逃げ去って行った。その様子に少年と年輩の剣士は安堵の息を吐いた。
「大丈夫ですかな?」そこに現れた老人が2人に声をかけた。その老人は手入れされていない白い髪とヒゲをしており、何か暖かみと威厳を感じさせた。そして先ほどまで暴れていたあの若い男は老人の近くに片膝をついた。彼はその老人の供の者のようだった。
「お助けいただき、まことにかたじけない。連れの者が2人、斬られてしまいました。それに・・・」年輩の剣士は少年の方を見た。その年は足をひねったようで動けないでいた。
「これは足をひねりましたかな?」老人は少年の足を触って何やら唱えた。すると苦痛に顔をゆがませた少年の顔が少しずつ和らいできた。
「1,2日すれば元に戻るでしょう。だがしばらくは安静にする必要があります。申し遅れました。私は方術師のライリーと申します。これは供のキリンです。」老人が言った。その横で若い男がひょこっと頭を下げた。
「重ね重ねかたじけない。よんどころない事情があり、名を名乗れませぬ。ご無礼を許していただきたい。」年輩の剣士が言った。
「それよりこの方をどこかで休ませないとな。キリン!おぶって差し上げなさい。」老人が言った。キリンは前に出てその少年を抱き起してさっと背中に乗せた。
「さあ、参りましょう。多分この先に町があります。そこに宿屋があるはずです。」老人は言った。
4人はなんとか山を越えると、その近くにあるガレン町に向かった。老人はこの少年の一行が襲われる理由は何だろうかと考えていた。見たところ、この少年は素直な優しい性格のようで人から恨みを買うとは思えなかった。それで
「襲われておられましたが、何者でございますかな?あなた方に関わりのある者たちとは思いますが。」と2人に尋ねてみた。
「いや・・・全く知らぬ者たちで。ただの追剥でしょう。つまらぬ者に目をつけられたものです。」年輩の剣士はごまかすように言った。
一方、少年はその老人に興味を持っていた。特に方術というものに。その道すがら少年は老人に
「方術とはどういうものなのですか?」と尋ねた。すると老人は
「方術とは森羅万象、すべての力を借りて様々な現象を起こす術じゃ。」と答えた。それならばと少年は
「方術で人を探すことはできるのですか?」と訊いてみた。
「できぬこともないが・・・何か手掛かりがあれば。誰か探したい人がおありなのかな?」老人は言った。
「ええ、私には生き別れの母がおります。今、どこにいるのか、全くわからないのです。母を探せるでしょうか?」少年が言った。すると老人は水晶玉を懐から取り出して、じっと見つめた。
「ふむ。この近くにおられるのかもしれぬが・・・。しかし今はそれだけしか見えぬ。」老人が言った。
「そうですか・・・。私はずっと母に会いたいと思っていました。今後、会うことはかなうのでしょうか?」少年はため息をついた。
「お会いできますとも。若様がそれを望む限り。あきらめてはいけませんぞ。」老人はそう答えた。
ガレン町はカーエンス城から少し離れたところにあり、立ち寄る人は多くはなかった。そこには1軒だけ小さな宿屋があった。そこは女将と女中が一人だけいた。
「すまぬ。けが人だ!」年輩の剣士が宿屋の扉を開けた。そこに宿屋の女将が出て来た。
「まあ、これは大変。さあ、中へ。」女将は4人を中に入れ、部屋に案内した。
キリンは少年をベッドに下ろした。すぐに女将は少年の頭に枕を入れて、ふとその顔を見た。すると一瞬、女将の顔色が変わり、その動きが止まった。だがすぐに何事もなかったかのように、
「大変でございましたわね。」と言ってそこから離れた。
「女将。すまぬが湿布薬はないか?足を痛められたのでな。」老人が言った。
「それはお可哀そうに・・・ええ、すぐに持って参ります。」女将は頭を下げて部屋から出て行った。
「何から何まですまぬ。」年輩の剣士は老人に頭を下げた。
「いえ、困ったときはお互い様。それに我らもこの宿に泊まろうと思います。もし何かあればおっしゃってください。」老人はそう言ってキリンとともに出て行った。
「若様。」年輩の剣士は少年に呼びかけた。
「今は辛ろう存じますが、もう少しのご辛抱です。カーエンス城に行き、ファーブ王に謁見できたなら。」年輩の剣士が言った。
「ああ、しかし・・・」少年が言いかけた時、女将が入ってきた。
「湿布薬を持って参りました。」
「すまぬ。ここに置いておいてくれ。あとはする。」年輩の剣士が言った。
「いいえ、私にさせてください。慣れておりますから。」女将は湿布薬をもって少年のそばに来た。
「では、頼む。」年輩の剣士が言った。
「すまない。面倒をおかけする。」少年は頭を下げた。
「では失礼します。」女将は少年の足に丁寧に湿布薬を当てた。
「痛うございますか?」
「いや、大丈夫です。ありがとう。」少年は笑顔で答えた。ようやく落ち着いたのか、少年はほっとした顔で、
「ここは静かでよいところだな。時に女将、家族はいるのか?」と女将に尋ねた。
「いいえ。私はずっと独り身でして家族はおりません。」女将が答えた。
「そうか。この宿屋を一人で切り盛りしているのか。大変だな。私も似たようなものだ。父はとうに亡くなった。だが生き別れの母がいる。」少年は言った。その言葉に女将の手が止まった。
「幼いころ別れたままで覚えておらぬ。母がどういう人だったかを知る人もいない。母について誰も教えてくれぬ。」少年の話を女将は目を伏せて聞いていた。
「いかなる理由で母と引き離されたのかはわからない。だが私は何としても母に会いたい。ただ今は多くの者たちのため、私は大きな役目を果たさねばならない。だが事が成就した折には必ず探し出したいと思っている。母は今、どこでどうしているのか・・・幸せに暮らしているのか・・・」少年はため息をついた。女将は何かを思い返しているかのようにぼんやりしていた。その様子に少年が気付いて、
「女将、どうされたか?具合でも悪いのか?」と心配そうに尋ねた。女将ははっと我に返り、
「いえ、どうも・・・これは失礼しました。お母さまにお会いできればいいですね。さあ、終わりました。お食事はすぐに運んでまいりますのでしばらくお待ちくださいますように。」女将はそう言ってそそくさと部屋を出て行った。
老人とキリンは別の部屋に泊まることにした。そこに女将が食事を持ってきた。
「お待たせしました。」
「お世話をかけます。時にあの若様の御様子はいかがでしたかな?」老人が尋ねた。
「足の痛み以外はお元気で、食事も召し上がられました。」女将は答えた。
「それはよかった。それより女将さん。あの若様を見た時、あなたは一瞬、顔色が変わったようにお見受けいたしましたが、なにか気にかかることがあったのですか?」老人が尋ねた。
「そうでございましたか?特に何も・・・」女将は否定したが、少し動揺しているようだった。そして慌てて食事を並べると、
「では私はこれで。」と部屋から出て行った。
「あの女将さん。嘘をついていますぜ。」キリンが言った。
「お前もそう思うか?では・・・」老人は懐から水晶玉を出してじっと見つめた。
「そうか・・・そういうわけか・・・」
襲い掛かった者たちは山賊のような風体をしていたが、その身のこなしから剣士であることは疑いようがなかった。少年ら一行はすぐに彼らに取り囲まれた。右は崖、左は谷で逃げるところはもうなかった。
「若様。私たちからはぐれませんように。」お付きの剣士の中でも年輩の者が言った。若様と呼ばれた少年はゆっくりうなずいた。
「やれ!」襲撃者たちは剣を振り上げて向かって来た。お付きの剣士は応戦したが一人、また一人と斬られて谷に落ちていった。残るは年輩の剣士と少年だけだった。
「若様、お逃げください。ここは私が防ぎます。」年輩の剣士がそう言うと、少年はうなずいて走って逃げようとした。だが途中で石に足を取られて転んでしまった。しかも足を痛めたらしく立ち上がれなかった。
「若様!」年配の剣士がすぐに駆け寄ると、少年に向かって振り下ろされる襲撃者の剣を必死に受け止めた。だがそこにさらに襲撃者が2人を亡き者にせんと集まってきた。
「待て!」突然、大きな声が聞こえ、真っ赤な服の風変りな若い男が現れた。彼は少年の方に向かって走って来た。
「邪魔するな!」襲撃者の一人がその男の前に立ちはだかった。だが男はひるむことなく、
「何か悪いことをしている臭いがする。放っておけねえぜ!」とその襲撃者を蹴り倒した。
「こいつも斬れ!」襲撃者の頭目が命令すると、襲撃者たちはその男に向かって来た。だがその男は俊敏な動きで襲撃者たちを翻弄し、剣を避けながら蹴り上げて襲撃者を次々に倒していった。頭目はとても敵わないと見て、
「退け!」と叫んだ。すると襲撃者たちは一斉に逃げ去って行った。その様子に少年と年輩の剣士は安堵の息を吐いた。
「大丈夫ですかな?」そこに現れた老人が2人に声をかけた。その老人は手入れされていない白い髪とヒゲをしており、何か暖かみと威厳を感じさせた。そして先ほどまで暴れていたあの若い男は老人の近くに片膝をついた。彼はその老人の供の者のようだった。
「お助けいただき、まことにかたじけない。連れの者が2人、斬られてしまいました。それに・・・」年輩の剣士は少年の方を見た。その年は足をひねったようで動けないでいた。
「これは足をひねりましたかな?」老人は少年の足を触って何やら唱えた。すると苦痛に顔をゆがませた少年の顔が少しずつ和らいできた。
「1,2日すれば元に戻るでしょう。だがしばらくは安静にする必要があります。申し遅れました。私は方術師のライリーと申します。これは供のキリンです。」老人が言った。その横で若い男がひょこっと頭を下げた。
「重ね重ねかたじけない。よんどころない事情があり、名を名乗れませぬ。ご無礼を許していただきたい。」年輩の剣士が言った。
「それよりこの方をどこかで休ませないとな。キリン!おぶって差し上げなさい。」老人が言った。キリンは前に出てその少年を抱き起してさっと背中に乗せた。
「さあ、参りましょう。多分この先に町があります。そこに宿屋があるはずです。」老人は言った。
4人はなんとか山を越えると、その近くにあるガレン町に向かった。老人はこの少年の一行が襲われる理由は何だろうかと考えていた。見たところ、この少年は素直な優しい性格のようで人から恨みを買うとは思えなかった。それで
「襲われておられましたが、何者でございますかな?あなた方に関わりのある者たちとは思いますが。」と2人に尋ねてみた。
「いや・・・全く知らぬ者たちで。ただの追剥でしょう。つまらぬ者に目をつけられたものです。」年輩の剣士はごまかすように言った。
一方、少年はその老人に興味を持っていた。特に方術というものに。その道すがら少年は老人に
「方術とはどういうものなのですか?」と尋ねた。すると老人は
「方術とは森羅万象、すべての力を借りて様々な現象を起こす術じゃ。」と答えた。それならばと少年は
「方術で人を探すことはできるのですか?」と訊いてみた。
「できぬこともないが・・・何か手掛かりがあれば。誰か探したい人がおありなのかな?」老人は言った。
「ええ、私には生き別れの母がおります。今、どこにいるのか、全くわからないのです。母を探せるでしょうか?」少年が言った。すると老人は水晶玉を懐から取り出して、じっと見つめた。
「ふむ。この近くにおられるのかもしれぬが・・・。しかし今はそれだけしか見えぬ。」老人が言った。
「そうですか・・・。私はずっと母に会いたいと思っていました。今後、会うことはかなうのでしょうか?」少年はため息をついた。
「お会いできますとも。若様がそれを望む限り。あきらめてはいけませんぞ。」老人はそう答えた。
ガレン町はカーエンス城から少し離れたところにあり、立ち寄る人は多くはなかった。そこには1軒だけ小さな宿屋があった。そこは女将と女中が一人だけいた。
「すまぬ。けが人だ!」年輩の剣士が宿屋の扉を開けた。そこに宿屋の女将が出て来た。
「まあ、これは大変。さあ、中へ。」女将は4人を中に入れ、部屋に案内した。
キリンは少年をベッドに下ろした。すぐに女将は少年の頭に枕を入れて、ふとその顔を見た。すると一瞬、女将の顔色が変わり、その動きが止まった。だがすぐに何事もなかったかのように、
「大変でございましたわね。」と言ってそこから離れた。
「女将。すまぬが湿布薬はないか?足を痛められたのでな。」老人が言った。
「それはお可哀そうに・・・ええ、すぐに持って参ります。」女将は頭を下げて部屋から出て行った。
「何から何まですまぬ。」年輩の剣士は老人に頭を下げた。
「いえ、困ったときはお互い様。それに我らもこの宿に泊まろうと思います。もし何かあればおっしゃってください。」老人はそう言ってキリンとともに出て行った。
「若様。」年輩の剣士は少年に呼びかけた。
「今は辛ろう存じますが、もう少しのご辛抱です。カーエンス城に行き、ファーブ王に謁見できたなら。」年輩の剣士が言った。
「ああ、しかし・・・」少年が言いかけた時、女将が入ってきた。
「湿布薬を持って参りました。」
「すまぬ。ここに置いておいてくれ。あとはする。」年輩の剣士が言った。
「いいえ、私にさせてください。慣れておりますから。」女将は湿布薬をもって少年のそばに来た。
「では、頼む。」年輩の剣士が言った。
「すまない。面倒をおかけする。」少年は頭を下げた。
「では失礼します。」女将は少年の足に丁寧に湿布薬を当てた。
「痛うございますか?」
「いや、大丈夫です。ありがとう。」少年は笑顔で答えた。ようやく落ち着いたのか、少年はほっとした顔で、
「ここは静かでよいところだな。時に女将、家族はいるのか?」と女将に尋ねた。
「いいえ。私はずっと独り身でして家族はおりません。」女将が答えた。
「そうか。この宿屋を一人で切り盛りしているのか。大変だな。私も似たようなものだ。父はとうに亡くなった。だが生き別れの母がいる。」少年は言った。その言葉に女将の手が止まった。
「幼いころ別れたままで覚えておらぬ。母がどういう人だったかを知る人もいない。母について誰も教えてくれぬ。」少年の話を女将は目を伏せて聞いていた。
「いかなる理由で母と引き離されたのかはわからない。だが私は何としても母に会いたい。ただ今は多くの者たちのため、私は大きな役目を果たさねばならない。だが事が成就した折には必ず探し出したいと思っている。母は今、どこでどうしているのか・・・幸せに暮らしているのか・・・」少年はため息をついた。女将は何かを思い返しているかのようにぼんやりしていた。その様子に少年が気付いて、
「女将、どうされたか?具合でも悪いのか?」と心配そうに尋ねた。女将ははっと我に返り、
「いえ、どうも・・・これは失礼しました。お母さまにお会いできればいいですね。さあ、終わりました。お食事はすぐに運んでまいりますのでしばらくお待ちくださいますように。」女将はそう言ってそそくさと部屋を出て行った。
老人とキリンは別の部屋に泊まることにした。そこに女将が食事を持ってきた。
「お待たせしました。」
「お世話をかけます。時にあの若様の御様子はいかがでしたかな?」老人が尋ねた。
「足の痛み以外はお元気で、食事も召し上がられました。」女将は答えた。
「それはよかった。それより女将さん。あの若様を見た時、あなたは一瞬、顔色が変わったようにお見受けいたしましたが、なにか気にかかることがあったのですか?」老人が尋ねた。
「そうでございましたか?特に何も・・・」女将は否定したが、少し動揺しているようだった。そして慌てて食事を並べると、
「では私はこれで。」と部屋から出て行った。
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タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
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出版社: アルファポリス
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楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
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