メカラス連邦諸国記

広之新

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第5章 手紙がつなぐ母子の絆 ーカーエンスー

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 庭園の広場の真ん中にファーブ王が椅子に座り、その前に2組の者たちが出てきて片膝をついた。片やきれいな服に身を包んだ少年にギマフと大勢の剣士たち、片や汚れた旅装の少年と一人の年輩の剣士・・・周りに並ぶ王の家来たちはささやき合った。
「皆の者。5年前に亡くなったコーンオール公爵の遺児が15歳になったらそのすべてを返すと私は約束した。そしてその時期が来た。しかしここに2組の者たちが現れた。これをどう思う?」ファーブ王が居並ぶ家臣を見渡しながら言った。
「どちらかが偽物と思われます。」家臣の一人が言った。
「うむ。私はそう思う。本物と偽物を見分ける方法を知っている者はいるか?」ファーブ王は尋ねた。
「恐れながら本物の遺児は亡きコーンオール公爵から授けられた手紙を持っているはずです。その者が本物と思われます。」別の家臣が答えた。それを聞いてギマフはニヤリと笑った。一方、エーカーは顔を少し伏せて、ハザルは唇をかんだ。
「私もそう聞いている。両者のうちでその手紙を持っている者がいるか?」ファーブ王は尋ねた。
「これでございます。」ギマフは箱を差し出した。
「その方たちはどうじゃ?」ファーブ王はエーカーとハザルに言った。
「恐れながら、その箱はもともと我らが所持していたもの。そこにいる剣士たちに襲われ奪われたものでございます。」ハザルが言った。
「何を言う!我らを盗賊呼ばわりするのか!言いがかりは止めていただきたい!」ギマフは大声を上げて、そして
「奴らこそ、偽者。我らはこうして手紙を持参しております。恐れながら奴らは不埒にも王様を欺こうとしております。すぐに処罰していただきますように。」とファーブ王に訴えた。
「うむ。わかった。だがその前にその手紙を検める。その箱から手紙を出して私に見せよ。」ファーブ王がそう言うと、お付きの家臣は箱の封印を取り、中から2枚の折りたたんだ紙を取り出した。そしてそれを台の上に広げた。
「こ、これは!」その家臣は驚きの声を上げた。
「どうしたのじゃ?」ファーブ王は椅子から立ち上がった。そしてその紙を見るやいなや、
「何じゃ!これは!」と声を上げた。なんとその紙は何も書かれていなかった。それはただの2枚の真っ白な紙だった。
「これはどうわけじゃ!何も書かれておらぬではないか!」ファーブ王は問い詰めるように言った。
「そ、そんなはずは・・・」ギマフは動揺していた。
「私をたばかる気か!」ファーブ王は怒っていた。
「いや、これは何かの間違いで・・・」困ったギマフは後ろの剣士をどういうことだとばかりにぐっと睨んだ。
「いや、それは本物のはず。確かに奴らから奪った・・・」その剣士は言いかけて、はっとしてすぐに口をつぐんだ。
「はっはっは。つい本当のことが口から出たな。悪いことはできぬものよのう。」いきなり笑いながら老人が悠然とファーブ王の前に進み出た。
「無礼であろう。控えよ!」王のお付きの家来が大声を上げた。だが老人はそれにも構わず、
「ファーブ王よ、久しいのう。」と声をかけた。ファーブ王は眉をひそめていたが、
「あっ!」と驚いて椅子から立ち上がり、老人のもとに駆け寄った。その様子に
「王様!」お付きの家来が声をかけた。
「無礼をいたすでない。あのお方はハークレイ法師様じゃ!」ファーブ王は老人の前に片膝をついた。その言葉に一同は驚いた。
「あの老人がハークレイ法師様・・・」エーカーとハザルは顔を見合わせて頭を下げた。
「ハークレイ法師様。どうしてこのような場所に?」ファーブ王が尋ねた。
「コーンオール公爵の跡継ぎを決めると聞いてやって来たのじゃ。それには儂も関係があってな。」ハークレイ法師は言った。
「そうでございましたか。」
「この手紙を奪って偽者をコーンオール公爵に仕立てようとしたのはそこにいるギマフじゃ。奴の家臣がそう言ったであろう。」ハークレイ法師は言った。それを聞いてギマフとその家臣たちは逃げようとした。だがそれに気づいたファーブ王は、
「その者たちを逃がすな。欺こうとした罪、重く処罰してくれるぞ。」と言った。するとすぐに王の家来たちがギマフたちを捕まえた。
「これでよろしゅうございますか?」ファーブ王がそういうと、ハークレイ法師はうなずいた。
「しかしこの手紙は白紙。偽物のようでございます。」ファーブ王は言った。
「その手紙はここにいるハザルからギマフの手の者が奪ったもの。本物じゃ。」ハークレイ法師は言った。
「しかし中にも何も書かれてはおりませぬ。」ファーブ王が言った。
「ではお見せしよう。エーカー、ここに来るのじゃ。」ハークレイ法師はエーカーを手紙の置いた台のそばに呼んだ。エーカーは前に進み出た。
「まず、エーカー。この紙に触るがよい。」ハークレイ法師は2枚のうちの1枚の紙を指し示した。エーカーはうなずいてその紙に触れた。すると紙に文字が浮かんできた。それはコーンオール公爵の言葉だった。

 エーカーよ。この箱を開封しているのであればもう15になっているのであろう。その年になれば思慮分別ができていよう。そこでお前に公爵の務めを教える・・・

 そこには亡きコーンオール公爵が愛情をこめてエーカーに当てた言葉だった。そして最後には、

 エーカーよ。お前はすべての人を幸せにしなければならぬ。それはおまえの母もだ。私に成り代わって頼む。つまらぬ因習にとらわれずに。

と書かれていた。
「王様、この通りじゃ。コーンオール公爵の言葉が浮き出てきたぞ。」ハークレイ法師は言った。
「確かに本物の手紙と思われます。しかしこれは一体?」ファーブ王は手紙を見ながら言った。
「コーンオール公爵はエーカーが15になる時に伝えようとした教えじゃ。儂はその手紙が他の者の目に触れぬようにと白紙の状態にしておき、エーカーが触ると文字が浮き出るようにと方術をかけた。この者が本物のエーカーであると認めていただけるかな?」
「はい。それは確かに。」ファーブ王はうなずいた。
「そしてもう1枚の紙には別の意味がある。あることのために。女将。ここに来るのじゃ。」ハークレイ法師は女将を呼んだ。女将は躊躇していたが、
「さあ、来るのじゃ。悪いようにはしないと約束したはずじゃ。」とハークレイ法師の言葉に前に進み出た。
「さあ、もう1枚の紙に触れるのじゃ。」ハークレイ法師はやさしく言った。女将は言われるがままにそっと一方の紙に触れた。するとその紙にも文字が浮かび上がった。ハークレイ法師は、
「これでよい。」とうなずいた。
 その紙にはエーカーを手放す母の言葉が書き並べてあった。それはコーンオール公爵に我が子のことを頼むという切実な哀願であった。エーカーはその手紙をじっと見ていた。
「これはどういうわけでございますか?」ファーブ王は尋ねた。
「もう15年前になる。身分の違いで公爵と結婚できず、その息子を手放さなくてはならなかった村娘のエミリーはエーカーのために公爵に手紙を書いた。その手紙に感涙した公爵は母の愛情を忘れぬようにその手紙も箱に入れたのじゃ。それは母と名乗ることが許されぬ母のエミリーを、将来、エーカーが探すときのために、その手紙を母のエミリーが触れればその文字が浮かぶようにと儂が方術をかけた。」ハークレイ法師は説明した。
「それでは・・・」エーカーが言うとハークレイ法師はうなずいた。するとエーカーは女将のそばに寄った。
「母上、やはり母上だったのですね!」エーカーは女将の手を取った。
「許しておくれ・・・幼いあなたを手放した私を・・・母と名乗れぬ私を・・・」女将は涙をこらえて顔を伏せた。
「何をおっしゃるのですか!私の身を案じ、わが身を張って私を守ろうとしてくださいました。あなたは私の母です。長い間、この日が来るのを夢見ておりました。」エーカーはその心のままを言った。
「ありがとう。エーカー。」「母上!」
2人は涙を流して抱き合った。その様子にハークレイ法師は目を細めて笑顔で何度もうなずいた。
「すまなかった・・・寂しい思いをさせて。でも私はうれしい。あなたがこんな立派になって・・・。もう思い残すことはない。あなたは公爵になり多くの人を幸せにするのです。母は遠くから見守っています。」女将は言った。するとエーカーは母を放して涙を拭くと、ファーブ王の方に向き直った。
「王様。恐れながら私は公爵家を継ぐことを辞退させていただきたく思います。」エーカーはきっぱりと言った。その言葉に周囲の者はあっと驚いた。
「エーカー。それはいけません。あなたにはやるべきことがあるのです。」女将が言った。
「いえ、私はわかりました。父の言いたかったことが。」エーカーは言った。そしてファーブ王に、
「王様。まことに勝手ではございますが、お許しください。」と頭を下げて言った。
「ほう、公爵を継ぐのを止めるとな。それはどうしてか?」ファーブ王が尋ねた。
「母は私と離され寂しく暮らしてまいりました。父の公爵はそれをずっと気にしていたに違いありません。それを私に伝えたかったと思います。しかし私が公爵になればまた母と離されるでしょう。厳格な公爵の家に母が住むことは許されません。ならば私は公爵にならずに母とともに暮らしたいと思います。それは父の公爵の願いでもあるはず。どうかお聞き届きを。」エーカーが言った。
「そうか・・・。だがそれを聞くことはできぬ。」ファーブ王はきっぱりと言った。そして言葉を続けた。
「よいか、エーカー。もしコーンオール公爵の跡継ぎがつまらぬ者であったら、私は領地を返すのを止めようと思っていた。しかしお前は孝心の熱い立派な若者であることがよく分かった。ならばコーンオール公爵としてふさわしい。領地を返すゆえ、民のためにしっかりと治めるがよい。それがお前の務めだ。」ファーブ王は厳かにそう言った。しかしそれで終わりではなかった。ファーブ王の目は涙で潤んでいた。
「だが長い間引き裂かれて苦悩した母と子の愛情、そしてこの手紙がつないだその絆。2人のお互いを思いやる姿に私は深く感じ入った・・・。この母子を再び引き離すことを誰ができよう。もうこの2人が公爵の家にともに住むことを咎める者はおらぬだろう。エーカーよ。この城で母と仲良く暮らすとよい。王である私が許す。」ファーブ王は言った。
「ありがたき言葉でございます。これで母も私も救われます。必ずご期待に沿えるように精進いたします。」エーカーは感激して頭を深々と下げた。その横でハザルと女将も頭を深く下げていた。
「それもこれもハークレイ法師様のおかげ・・・」エーカーがそう言いかけた時、ハークレイ法師の姿が消えていることに気付いた。

 ハークレイ法師とキリンは道を歩いていた。
「あとはファーブ王に任せておけば大丈夫じゃろう。」ハークレイ法師が言った。
「ご主人様。俺は感動しました。母と子の涙の再会。いいものですな・・・」キリンが余韻に浸るように言った。
「いいものじゃろう。お前も人間に興味が湧いてきたか?」ハークレイ法師が尋ねた。
「少しは。でもあっちの方が気が楽です。」キリンが言った。
「じゃあ、戻るか?」ハークレイ法師が言うと、
「ええ、またいつでも召還してください。」キリンはそう言うと飛び上がり、燃えるような麒麟の姿に変わって空中に消えていった。ハークレイ法師はふうっと息を吐いて、
「これで気になっていたことが一つ減ったわい・・・」とつぶやいた。
手紙が結んだ母と子の絆、エーカーと女将の幸せを願いながらハークレイ法師はまた旅を続けるのであった。
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