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第8章 引き裂かれた結婚 -キハヤ国ー
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キハヤ国は山に囲まれた小さな国である。この国の王であるサニー王は、ハークレイ法師の勧めで貧しい人たちのために療養所を作った。そこには毎日のように多くの病に苦しむ人たちが押し寄せていた。
その日の午後、診療所は大騒ぎになった。
「痛い!痛い!」と悲鳴を上げる患者が担ぎ込まれたからだった。
「どうした?」出て来たのは一人の老人だった。彼は手入れされていない白髪とヒゲをしていて、何か言い知れない威厳と温かみがあった。
「重い物をもって腰をひねったらしい。動けなくなって家でうんうん唸っていたのを連れてきた。」患者を連れてきた男は言った。
「そうか・・・うむ。確かに腰をひねったな。」老人はその患者を診て、その腰に手を当てて何やら呪文を唱えた。すると
「あれ!楽になった。」患者は何事もなかったように立ち上がった。
「方術で痛みを取ったからあとは家で休んでいるのじゃ。2,3日でよくなろう。」老人は言った。
「ありがとうございます。」患者は喜んで何度も頭を下げた。
その騒ぎに多くの人たちが集まっていた。
「よかった。この療養所の医者たちがすべて流行り病で寝込んでしまったからどうしようと思っていたんだ。」
「ああ、旅の方術師のライリー先生が来てくれたから助かった。代わりに診てくれるのだからな。」
「腕もいいぜ。痛みなんかすぐに取ってくれるしな。でも医者たちが回復したらすぐに旅に出るそうだ。ずっといて欲しいのにな。」
集まった人たちは口々に話していた。
その診療所には手伝いをする若い娘の姿もあった。
「さあ、こちらに。」「大丈夫ですか?」「お大事に。」彼女がかけるやさしい言葉と笑顔で病に苦しむ患者たちの心がいくらか救われていた。
「ミイナ様が来てくださってありがたいことじゃ。」
「そうだ。気分が明るくなった気がする。」患者たちは口々に言った。だがミイナは、
「いえ、ライリー先生の方術のおかげですよ。」と微笑みかけた。
「いいや、あなたの力が大きい。みんなもあなたがいたらすぐに元気になったようじゃ。儂の方術など取るに足らしな。まあ、病気になったここの先生もすぐに良くなるから、儂もすぐにお払い箱じゃ。はっはっは。」老人は愉快そうに笑った。
「まあ、そんなこと・・・」ミイナは照れながら次の患者を呼びに行った。
「あの方はいつもここに?」老人はそばの患者に訊いた。
「ミイナ様ですか?ええ。あの方はお優しい方です。しばらく前からここを手伝われています。この国のユーマス大臣の一人娘というのにね。」患者の一人が言った。
「そうだな。でもあのことさえなければ今頃はもっと幸せだっただろうに・・・」別の患者がふとつぶやいた。
「そのこととは?」老人は尋ねた。すると患者たちは急に口をつぐんだ。どうも言いづらいことがあるようだった。
(ミイナさんに何があったのか?)気になった老人は懐から水晶玉を取り出してじっと見つめた。
「ミイナ!ミイナはおらぬか?」ユーマス大臣の屋敷でミイナを探す声がしていた。
「ミイナは出かけております。」夫人が出てきてそう言った。
「また療養所のお手伝いか?あの男のところではないだろうな?」ユーマス大臣が言った。
「ミイナはもう子供ではないのですよ。少しは自由にさせてやっては。」夫人はなだめようとするが、
「あの男のところには絶対やってはならん!ミイナにもきつく言っておかねば。」ユーマス大臣はきっぱりと言った。
町はずれに小さな粗末な家があった。そこには母子2人がひっそりと住んでいた。
「母上、ご気分はいかがですか?」ムタヤは母のモリ―に声をかけた。彼女は病で床に臥せっていた。
「すまないね。ムタヤ。苦労をかけて。」体を起こしたモリ―が言った。
「いえ、苦労などと・・・。さあ、寝ていてください。」ムタヤはモリ―を横にならせた。
「学問所で秀才だったお前に畑仕事をさせるしかないと思うと・・・。父上が公金横領の罪を着せられて亡くならなかったなら・・・。」モリ―はムタヤが不憫でならなかった。
「そのことで今は城下追放の身ですが、きっと父上の無罪が証明される日が来ます。それを信じましょう。それに畑仕事なんか苦になりません。気になさらないでください。」ムタヤは笑顔で言った。それを聞いてモリ―は幾分か心が晴れたが、もう一つのことも気がかりだった。
「あの方との結婚が・・・。お前にはすまないと思っています。」
「それはもう言わないという約束です。もういいのです。それより母上は早く良くなってください。私は畑に行ってきます。」ムタヤは腰を上げた。
ムタヤは今日も畑に出て一生懸命働いた。そうすることで心にかかることをすべて忘れてしまえるような気がしていた。
「ふうっ。」と鍬を置いて汗を拭いていると、後ろから、
「ムタヤ様。精が出ますね。」と声をかけられた。聞き覚えの声にすぐに振り返ると、そこにミイナが立っていた。彼女は突然、ムタヤを訪ねてきたのだった。
「これはミイナ殿。こんなところに来てはなりませぬ。」ムタヤはミイナの不意の訪問に驚きながらも、彼女を避けるように顔を背けた。しかしミイナはムタヤのそばに寄ってきた。
「父に止められていますが、そんなことはいいのです。お母様がご病気だというので。お加減はいかがなのでしょうか?」
「近いうちに医者に見せようと思いましたが・・・」ムタヤはそう言ったが、父親のこともあり人前に出るのをはばかられていた。
「いま、先生は病気でおられないのです。でも方術師の先生がいるので診てもらいましょう。明日にでもお連れしますわ。」ミイナは言った。
「しかしそれでは・・・。もう私とあなたとは何もなくなりました。お咎めを受けた家の者のことなどお忘れください。お父上が心配されます。」ムタヤはきっぱり言った。
「私は信じております。ムタヤ様のお父上の潔白を。いつかは晴れましょう。そうしたら元に戻るはずです。私はいつまでも待っております。」ミイナはムタヤを見て言った。
「ミイナ殿・・・」ムタヤはミイナの言葉がうれしかった。
その日の午後、診療所は大騒ぎになった。
「痛い!痛い!」と悲鳴を上げる患者が担ぎ込まれたからだった。
「どうした?」出て来たのは一人の老人だった。彼は手入れされていない白髪とヒゲをしていて、何か言い知れない威厳と温かみがあった。
「重い物をもって腰をひねったらしい。動けなくなって家でうんうん唸っていたのを連れてきた。」患者を連れてきた男は言った。
「そうか・・・うむ。確かに腰をひねったな。」老人はその患者を診て、その腰に手を当てて何やら呪文を唱えた。すると
「あれ!楽になった。」患者は何事もなかったように立ち上がった。
「方術で痛みを取ったからあとは家で休んでいるのじゃ。2,3日でよくなろう。」老人は言った。
「ありがとうございます。」患者は喜んで何度も頭を下げた。
その騒ぎに多くの人たちが集まっていた。
「よかった。この療養所の医者たちがすべて流行り病で寝込んでしまったからどうしようと思っていたんだ。」
「ああ、旅の方術師のライリー先生が来てくれたから助かった。代わりに診てくれるのだからな。」
「腕もいいぜ。痛みなんかすぐに取ってくれるしな。でも医者たちが回復したらすぐに旅に出るそうだ。ずっといて欲しいのにな。」
集まった人たちは口々に話していた。
その診療所には手伝いをする若い娘の姿もあった。
「さあ、こちらに。」「大丈夫ですか?」「お大事に。」彼女がかけるやさしい言葉と笑顔で病に苦しむ患者たちの心がいくらか救われていた。
「ミイナ様が来てくださってありがたいことじゃ。」
「そうだ。気分が明るくなった気がする。」患者たちは口々に言った。だがミイナは、
「いえ、ライリー先生の方術のおかげですよ。」と微笑みかけた。
「いいや、あなたの力が大きい。みんなもあなたがいたらすぐに元気になったようじゃ。儂の方術など取るに足らしな。まあ、病気になったここの先生もすぐに良くなるから、儂もすぐにお払い箱じゃ。はっはっは。」老人は愉快そうに笑った。
「まあ、そんなこと・・・」ミイナは照れながら次の患者を呼びに行った。
「あの方はいつもここに?」老人はそばの患者に訊いた。
「ミイナ様ですか?ええ。あの方はお優しい方です。しばらく前からここを手伝われています。この国のユーマス大臣の一人娘というのにね。」患者の一人が言った。
「そうだな。でもあのことさえなければ今頃はもっと幸せだっただろうに・・・」別の患者がふとつぶやいた。
「そのこととは?」老人は尋ねた。すると患者たちは急に口をつぐんだ。どうも言いづらいことがあるようだった。
(ミイナさんに何があったのか?)気になった老人は懐から水晶玉を取り出してじっと見つめた。
「ミイナ!ミイナはおらぬか?」ユーマス大臣の屋敷でミイナを探す声がしていた。
「ミイナは出かけております。」夫人が出てきてそう言った。
「また療養所のお手伝いか?あの男のところではないだろうな?」ユーマス大臣が言った。
「ミイナはもう子供ではないのですよ。少しは自由にさせてやっては。」夫人はなだめようとするが、
「あの男のところには絶対やってはならん!ミイナにもきつく言っておかねば。」ユーマス大臣はきっぱりと言った。
町はずれに小さな粗末な家があった。そこには母子2人がひっそりと住んでいた。
「母上、ご気分はいかがですか?」ムタヤは母のモリ―に声をかけた。彼女は病で床に臥せっていた。
「すまないね。ムタヤ。苦労をかけて。」体を起こしたモリ―が言った。
「いえ、苦労などと・・・。さあ、寝ていてください。」ムタヤはモリ―を横にならせた。
「学問所で秀才だったお前に畑仕事をさせるしかないと思うと・・・。父上が公金横領の罪を着せられて亡くならなかったなら・・・。」モリ―はムタヤが不憫でならなかった。
「そのことで今は城下追放の身ですが、きっと父上の無罪が証明される日が来ます。それを信じましょう。それに畑仕事なんか苦になりません。気になさらないでください。」ムタヤは笑顔で言った。それを聞いてモリ―は幾分か心が晴れたが、もう一つのことも気がかりだった。
「あの方との結婚が・・・。お前にはすまないと思っています。」
「それはもう言わないという約束です。もういいのです。それより母上は早く良くなってください。私は畑に行ってきます。」ムタヤは腰を上げた。
ムタヤは今日も畑に出て一生懸命働いた。そうすることで心にかかることをすべて忘れてしまえるような気がしていた。
「ふうっ。」と鍬を置いて汗を拭いていると、後ろから、
「ムタヤ様。精が出ますね。」と声をかけられた。聞き覚えの声にすぐに振り返ると、そこにミイナが立っていた。彼女は突然、ムタヤを訪ねてきたのだった。
「これはミイナ殿。こんなところに来てはなりませぬ。」ムタヤはミイナの不意の訪問に驚きながらも、彼女を避けるように顔を背けた。しかしミイナはムタヤのそばに寄ってきた。
「父に止められていますが、そんなことはいいのです。お母様がご病気だというので。お加減はいかがなのでしょうか?」
「近いうちに医者に見せようと思いましたが・・・」ムタヤはそう言ったが、父親のこともあり人前に出るのをはばかられていた。
「いま、先生は病気でおられないのです。でも方術師の先生がいるので診てもらいましょう。明日にでもお連れしますわ。」ミイナは言った。
「しかしそれでは・・・。もう私とあなたとは何もなくなりました。お咎めを受けた家の者のことなどお忘れください。お父上が心配されます。」ムタヤはきっぱり言った。
「私は信じております。ムタヤ様のお父上の潔白を。いつかは晴れましょう。そうしたら元に戻るはずです。私はいつまでも待っております。」ミイナはムタヤを見て言った。
「ミイナ殿・・・」ムタヤはミイナの言葉がうれしかった。
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【作者より、感謝を込めて】
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そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
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