「婚約破棄」ですか?私はかまいませんが本気ですか?

ヤバたん

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それぞれの顛末

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 王立学園卒業パーティーは無事に終わり。
 卒業生たちはそれぞれの帰路に向かっていった。

 華やかなパーティーは後片付けこそが本番とも言える。

(第三王子サフィア殿下の場合)

 執行部会長であった第三王子サフィア殿下は、卒業パーティーでの出来事を陛下と宰相に報告する義務があった。
 王族というものは何につれ公務に縛られるのだ。
 本来なら最愛の婚約者リリーナへ手紙を書き、一緒に送るプレゼントに頭を悩ませる幸せな時間をおくりたかったがそれもやすくわない。
 それでも彼はその時間を捻出したとか。

(ジョシュアとビアナのその後)

 学園卒業パーティーで問題を起こした二人であったが、ジョシュアは王国騎士団の騎士として規定年数まで騎士を務めた。
 本人の希望である貴族席は意外な形で守られる。
 ビアナは王太子妃希望で女性視点の閨教育本「フラワーガーデン」監修に一年以上にわたって協力することとなった。
 この本は貴族女性の必須教育本とされ。一部庶民にも受け入れられるに至った。
 王族の命に逆らえきれず国内の貴族女性向けに講習会をお試しで開いところ。爆発的な支持を受け、国内の何ヶ所かで定期的に庶民向けにも開催された。。
 ビアナはトーイ家のスキルの一つ数カ国の語学が可能なのを見込まれ。他国の希望を受け、他国富裕層向けに国内で複数に渡る講演会を開いたのだ。
「フラワーガーデン」監修に協力した者は他にもいたが、構成や編集。出版・挿絵。取りまとめた王太子妃では講演会は難しい。
 対外的に有名になって国に有益とみなされたビアナは、新たな姓フルールを国から与えられ女男爵に叙爵して夫であるジョシュアは貴族席に至った。
 ビアナの奮起によって国への借財も返せたとか。

(めでたしめでたし?)

(ロザリア辺境伯令嬢とクリスタ第四王子のその後)

 クリスタ第四王子は公務と王立学園の学業をこなしつつ、頻繁に東のアイビー辺境伯領へ向けロザリアに手紙やプレゼントを送り続け。
 長期休暇には国王と宰相の許可を取り付け、辺境伯領で護衛とともに冒険者登録をしてロザリア嬢とダンジョンアタックにはげむ。
 前々からクリスタ第四王子が自分の魔力を押さえつけ、ムリをしているのにロザリアは気がついていた。
 何回か中級のダンジョンアタックに挑んだのちに、さわりだけのつもりで上級ダンジョンに挑んでロザリアはクリスタ第四王子の実力を知ることとなる。
 彼はロザリアの背を守らせて欲しいと言ってたが、ロザリアが仲間を守ろうとして魔物と闘うさなか、彼女に挑もうとしたモノはことごとくカウンターを受けた。
 クリスタ第四王子の魔法戦闘形態は守護と表裏一体で、守ると決めた者のバフと回復まで同時に行うとんでもないものである。
 冒険者はロマンチストが多いのか?
 後に二人が婚姻し未到はだった上級ダンジョンを踏破したさい。ロザリアとクリスタは『クリスタルローズ夫妻』ともてはやされた。


 〔名前の出てこなかった卒業パーティーの隠れた主役たち〕

 王立学園卒業パーティーの主役は200名近い卒業生たちなのは確かである。それ以外にこの会場には学園執行部他に裏方込みで100人近いスタッフが、会場の表舞台や裏方に出入りしているのだ。

 離れとはいえ王宮内で行われるパーティーには護衛騎士が出ているが、それは表向きである。

 王立学園卒業パーティーの出席者は王族や高位貴族から、宗教関係者や各種ギルド責任者や豪商が後ろ盾になっている。もしくはなろうとしている才能あり将来性が見込まれる者たちやその婚約者たちだったりする。
 とうぜん彼らにチョッカイ出そうとする不心得者がいないとは言えないから、相応の護衛や影護が複数付く。

 パーティー開始時は生徒スタッフこみ300人に対し、生徒たちに気づかれないように立ち働く護衛が1200人から裏方300人ほど、声を出さず口パクで挨拶・会話をして黙礼して行く。

 彼らにとって王立学園卒業パーティーは、護衛や影護の社交場で情報交換の場でもあるだ。
 30分から一時間ほどで、厄介な不心得者たちは回収隔離されて行く。

 命を狙うような不心得者はパーティー開始前に退場してもらい。王城地下牢に招待され特別な催しが開催される。

 それ以外の方達は用意された来賓よう特別室に招待されるらしい。

「下剤もって盛り返されたお客さんは何処に連れてくんでしたっけ?」
「男は東の離れの厠で女は西の離れの厠だとさ。見張は大変だなぁ。クジに負けた奴だろう」

「階段下に痺れてる男女が転がされてるんですが!?」
「生徒の誘拐未遂かも知れないから。まとめて二番の部屋に突っ込んどいてくれ」

「生徒に嘔吐薬盛ろうとして、影護に倍盛られた奴押し付けられた!!
 ふざけるなぁーーーーー!!!」
「その手の奴は北の物置行きだとさー。後で掃除させて賠償請求書首に下げさせて送り返すんだとさ」

「催淫剤を盛ろうとしてやり返された男は一番で、女は三番の部屋にまとめとけよ」
「先輩。それって大丈夫なんですか?」
「同性同士だから、せいぜい新たな扉が開かれて趣味が変わるくらいだろうさ。
 間違っても一番の部屋を守ってる四番隊副隊長に声をかけに行くなよ。
 アイツは男同士の声を聞くのにロマンを感じるそうだから、同好の士に引き摺り込まれるぞ」

 不心得者は毎年現れるのだが、ことごとく一服盛ろうとした者は影護に盛り返されている。支障がない程度に追加されて。

 こちらはこちらで毎年パーティーが盛況なようです。

 この機を機会に王宮内に潜伏している者(間諜達)を一掃するのが、例年のことである。
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