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その頃勇者一行は、、、
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「なぁ、アイツなにやってんの?」
アリシアの先導の元次の目的地までもう少しのところまで行くと、魔物に囲まれた男を見つける。
普段だったら、すぐ助けねばと思うのだがどうもその男の挙動がおかしいのだ。
「なぁ、カイ。あの人、魔物の頭撫でようとしてるぞ、、、?」
「寄寓だな、エルド。俺にもそう見える。」
その男は、遠目で見ても整った容姿をしている。
そんな男が怪しい行動をしていることに違和感があるのだ。
腰に剣をさげていることから一般人ではないことが分かるが、それでも十分不審だ。
「あっ、立ちましたね。」
アリシアの声でふと我に帰り男の方を見ると立ち上がり、魔物を見向きもせずに立ち去ろうとしているではないか。
そのまま魔物が見逃してくれるわけもなく、その背中に向かい魔物が駆けていく。
「エルド、二人を頼む!」
気付いたら走り出していた。
ギンッ
後ろで起こった出来事にようやく気がついた男に逃げろと促す。
なのに男は動かない。
「お前、、、ジンか?」
それどころか、魔物を無視して俺に話しかけてくる始末だ。
ただ、じいちゃんを知っているのならコイツはきっとなにか俺のことも知っているのかもしれない。
倒し終えたら話を聞こう、そう心を決めて魔物へと向き直る。
「去れ。」
いつの間にやら剣を抜き、魔物へ突きつけていた男が一言命じるだけで一目散に逃げていく魔物逹。
「お前、今の何!?すっげぇ!」
たったの一声で魔物を退散させるなんて、相当な実力者だろう。
「さっきのは、犬ではなく魔物だったのか。」
近くで見てみるとやはり無駄に整った顔。
その顔に疑問符を浮かべ吐いた言葉がそれともなると、こちらもどう反応していいかわからないだろう。
「あ、あのさ?俺、カイ=エフォートっていうんだ。もしよかったらお前も一緒にこないか?」
なんでそう誘おうと思ったのかはわからない。
だが、きっとこいつは悪いやつではないはず。
「いいだろう。お前がジンの孫だと言うなら好都合だ。」
交渉成立。
また新たに仲間を迎え入れ、俺達の旅は始まった。
アリシアの先導の元次の目的地までもう少しのところまで行くと、魔物に囲まれた男を見つける。
普段だったら、すぐ助けねばと思うのだがどうもその男の挙動がおかしいのだ。
「なぁ、カイ。あの人、魔物の頭撫でようとしてるぞ、、、?」
「寄寓だな、エルド。俺にもそう見える。」
その男は、遠目で見ても整った容姿をしている。
そんな男が怪しい行動をしていることに違和感があるのだ。
腰に剣をさげていることから一般人ではないことが分かるが、それでも十分不審だ。
「あっ、立ちましたね。」
アリシアの声でふと我に帰り男の方を見ると立ち上がり、魔物を見向きもせずに立ち去ろうとしているではないか。
そのまま魔物が見逃してくれるわけもなく、その背中に向かい魔物が駆けていく。
「エルド、二人を頼む!」
気付いたら走り出していた。
ギンッ
後ろで起こった出来事にようやく気がついた男に逃げろと促す。
なのに男は動かない。
「お前、、、ジンか?」
それどころか、魔物を無視して俺に話しかけてくる始末だ。
ただ、じいちゃんを知っているのならコイツはきっとなにか俺のことも知っているのかもしれない。
倒し終えたら話を聞こう、そう心を決めて魔物へと向き直る。
「去れ。」
いつの間にやら剣を抜き、魔物へ突きつけていた男が一言命じるだけで一目散に逃げていく魔物逹。
「お前、今の何!?すっげぇ!」
たったの一声で魔物を退散させるなんて、相当な実力者だろう。
「さっきのは、犬ではなく魔物だったのか。」
近くで見てみるとやはり無駄に整った顔。
その顔に疑問符を浮かべ吐いた言葉がそれともなると、こちらもどう反応していいかわからないだろう。
「あ、あのさ?俺、カイ=エフォートっていうんだ。もしよかったらお前も一緒にこないか?」
なんでそう誘おうと思ったのかはわからない。
だが、きっとこいつは悪いやつではないはず。
「いいだろう。お前がジンの孫だと言うなら好都合だ。」
交渉成立。
また新たに仲間を迎え入れ、俺達の旅は始まった。
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