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魔王、魔物と対峙する
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人の村に降りていってみたものの、草花や木などしか目に入らない。
つまるところ、迷子だ。
普段は、案内役の魔物がいる上に迷ったら空を飛べばいいが自身の魔力を封じ、案内役もいない今はひたすら一人で歩くしかない。
「グルゥゥウヴ、、、」
ガサガサと草むらから音がしたと思えば飛び出してくる生き物。
ピンとたった耳にふわりとした尻尾。
唸り声をあげ、こちらを見据えるその生き物は完全に臨戦状態だ。
「ふむ、犬か。人の村にはいると聞いたこともあるが、このようなものなのだな。しかし、なんとも可愛げのない奴だ。」
私にとって、人の村とは未知数なものばかりだ。
草花を魔王城に植えようものなら邪気ですぐに枯れ、植物と言っていいようなものは人を喰う花ぐらいだった。
生き物はもっと論外。
一度、猫という生き物はクロウが拾って来たこともあったがその猫は中級の魔物に虐げられてしまった。
そんなことにまたならないためにも、生き物も禁止にしたのだ。
今となっては懐かしい。
そんなことを思っているうちにその唸り声の数は増えて行く。
いつの間にか囲まれていたようだ。
「ほら、こっちにこい。」
しゃがみこんで手招きするが、急な行動に驚いたのか一歩飛び退る奴らに少し悲しくなる。
「「グルゥゥ、、、ガヴゥッ!」」
犬がこんなにも懐かない可愛くない生き物だったとは。
ものすごく想定外だ。
「はぁ、、、」
その犬を撫でるのは諦め、背を向けて歩きだす。
「ガウッ!!」
ギンッ
私に犬が飛びかかってくるのと、何者かが私と犬の間に入り込んでくるのとはほぼ同時だった。
「おい、お前!魔物相手に何やってんだよ!?」
間に入った若い男は力任せにその犬を叩き切る。
「お前、、、ジンか?」
その若い男はジンにそっくりだった。
「ジンは俺のじいちゃん!そんなこといいから早く逃げろ!こいつら凶暴な魔物なんだって!」
犬にしては可愛くないと思っていたら犬ではなく魔物だったとは。
「ふむ、魔物か。」
剣を抜き犬、もとい魔物に向き合う。
「去れ。」
剣を突きつけ、そう命じただけでも奴らはすくみ上がり尻尾をまいて逃げていった。
「お前、今の何!?すっげぇ!」
後には私とジンに似た若い男、そしてその仲間と思しき三人が残された。
つまるところ、迷子だ。
普段は、案内役の魔物がいる上に迷ったら空を飛べばいいが自身の魔力を封じ、案内役もいない今はひたすら一人で歩くしかない。
「グルゥゥウヴ、、、」
ガサガサと草むらから音がしたと思えば飛び出してくる生き物。
ピンとたった耳にふわりとした尻尾。
唸り声をあげ、こちらを見据えるその生き物は完全に臨戦状態だ。
「ふむ、犬か。人の村にはいると聞いたこともあるが、このようなものなのだな。しかし、なんとも可愛げのない奴だ。」
私にとって、人の村とは未知数なものばかりだ。
草花を魔王城に植えようものなら邪気ですぐに枯れ、植物と言っていいようなものは人を喰う花ぐらいだった。
生き物はもっと論外。
一度、猫という生き物はクロウが拾って来たこともあったがその猫は中級の魔物に虐げられてしまった。
そんなことにまたならないためにも、生き物も禁止にしたのだ。
今となっては懐かしい。
そんなことを思っているうちにその唸り声の数は増えて行く。
いつの間にか囲まれていたようだ。
「ほら、こっちにこい。」
しゃがみこんで手招きするが、急な行動に驚いたのか一歩飛び退る奴らに少し悲しくなる。
「「グルゥゥ、、、ガヴゥッ!」」
犬がこんなにも懐かない可愛くない生き物だったとは。
ものすごく想定外だ。
「はぁ、、、」
その犬を撫でるのは諦め、背を向けて歩きだす。
「ガウッ!!」
ギンッ
私に犬が飛びかかってくるのと、何者かが私と犬の間に入り込んでくるのとはほぼ同時だった。
「おい、お前!魔物相手に何やってんだよ!?」
間に入った若い男は力任せにその犬を叩き切る。
「お前、、、ジンか?」
その若い男はジンにそっくりだった。
「ジンは俺のじいちゃん!そんなこといいから早く逃げろ!こいつら凶暴な魔物なんだって!」
犬にしては可愛くないと思っていたら犬ではなく魔物だったとは。
「ふむ、魔物か。」
剣を抜き犬、もとい魔物に向き合う。
「去れ。」
剣を突きつけ、そう命じただけでも奴らはすくみ上がり尻尾をまいて逃げていった。
「お前、今の何!?すっげぇ!」
後には私とジンに似た若い男、そしてその仲間と思しき三人が残された。
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