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一章
69.vsメルリル.7
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「先生!!!! 危ない!!!!」
麻衣美のドームの外で一条先生に危機が訪れる。殴られた事で地面に倒れていたメルリルだが立ち上がり一条先生に向かって攻撃をしようとしていた。
「ほう。自力で保健室に行けると」
「先生、そんな事言ってる場合じゃないから!!」
「ならやっぱり一人じゃ無理ということか?」
「そうじゃないってぇーー!!!」
ドームの中では何人かの生徒が麻衣美に防御結界を解く様に言うがそれを京香が止める。麻衣美の能力は既にハルトの攻撃によって大幅に体力や耐久が消耗されている。もしここで解除してしまえば次に危機が訪れた時生徒を守ることができない。
しかしそれでも生徒は一条先生を助けないとと主張する。それを聞いていた一条先生がドーム内にいる生徒に言葉をかけた。
「問題児を手懐けるのはなれている。だから気にするな」
「私は問題児じゃない。あなたこそが問題児」
「言ってくれるな」
「消えて」
メルリルが一条先生に対して指をさすと突如として現れた氷の塊が一斉に飛んでいく。一条先生はなんなくと氷の塊を避けメルリルに近づいていく。そして目の前まで来た時一条先生はメルリルに向かって愛ある拳をぶつけようとした。だがメルリルの氷が一条先生の拳に突き刺さり途中で止まってしまう。
「一条先生!!」
「暴力的な生徒もまた私の大事な生徒。なら私がしっかり矯正してやろう!!」
一条先生は突き刺さる氷を無視してメルリルに拳をぶつける。氷は深く拳に突き刺さったあと粉砕した。そしてメルリルの顔面に一条先生の愛ある拳が勢いよくぶつかった。
「…………」
「どうしたんだ。さっきまでの威勢は!!」
「……もういい」
「!!?」
殴られ少し飛ばされたメルリルは体勢を整え直すと翼は動かし始める。そして少し宙に浮いた状態でとてつもない速さで一条先生に接近していく。それと同時にメルリルは飛行しながら手を上に挙げ大きな氷を生成する。
「先生ッ!!!」
バゴーンッッ!!!!!
大きな音と共に一条先生は吹き飛ばされ何度も地面にぶつかっては転がっていった。メルリルは翼を徐々にゆっくりにさせ右足から地面に降りた。飛ばされた一条先生は片膝を地面につけながら息を荒げていた。
「この手こずり具合、久しぶりだ。はぁ、私ももっとしっかりしないとな」
そして一条先生は立ち上がる。
「悪いが生徒の前ではカッコつけさせてもらうよ」
メルリルに向かって走り出した一条先生は能力【フリーハンド】を発動する。すると手には異様に刃が長い剣が現れそれを華麗に回す。その度に鋭い空を斬る音が何度も鳴っていた。メルリルは向かってくる一条先生の対して再び氷の塊をいくつも周りに生成しそれらを放つ。
一条先生はその氷の塊は持っている剣でどんどんと斬り裂いていく。メルリルは焦っているのか徐々に氷の塊の数も増えていくがそれに合わせて一個あたりの完成度が下がっていっていた。それのおかげで一条先生は簡単に氷の塊を破壊することができさらに距離を詰めていく。
「もらった!!!!」
一条先生は間合にメルリルを捉えると剣先を地面に触れるか触れないかというギリギリを通らせそのまま上に振り上げる。流石にこれはメルリルに攻撃を避けられてしまったが着ていた白色のワンピースは多少破けていた。そして一条先生はメルリルが回避で崩した体勢を整えられる前にさらに剣を振る。メルリルは翼を羽ばたかせ一条先生を飛ばそうとするが根性で耐える。
「…………」
今度の一条先生の攻撃はメルリルの腕にかすり少しだけ血を流した。一条先生はこれでもかというほどメルリルにどんどんと詰めていく。あまりの行動の速さにメルリルは成すすべ無しといった状態だった。だがメルリルがそんな所で諦めるはずもなく一条先生の背後に氷の塊を生成する。しかしこれに一条先生は気づくことはなくメルリルへの攻撃を続ける。
「先生!!後ろ!!」
生徒の呼びかける声が一条先生の耳に聞こえたのだった。
麻衣美のドームの外で一条先生に危機が訪れる。殴られた事で地面に倒れていたメルリルだが立ち上がり一条先生に向かって攻撃をしようとしていた。
「ほう。自力で保健室に行けると」
「先生、そんな事言ってる場合じゃないから!!」
「ならやっぱり一人じゃ無理ということか?」
「そうじゃないってぇーー!!!」
ドームの中では何人かの生徒が麻衣美に防御結界を解く様に言うがそれを京香が止める。麻衣美の能力は既にハルトの攻撃によって大幅に体力や耐久が消耗されている。もしここで解除してしまえば次に危機が訪れた時生徒を守ることができない。
しかしそれでも生徒は一条先生を助けないとと主張する。それを聞いていた一条先生がドーム内にいる生徒に言葉をかけた。
「問題児を手懐けるのはなれている。だから気にするな」
「私は問題児じゃない。あなたこそが問題児」
「言ってくれるな」
「消えて」
メルリルが一条先生に対して指をさすと突如として現れた氷の塊が一斉に飛んでいく。一条先生はなんなくと氷の塊を避けメルリルに近づいていく。そして目の前まで来た時一条先生はメルリルに向かって愛ある拳をぶつけようとした。だがメルリルの氷が一条先生の拳に突き刺さり途中で止まってしまう。
「一条先生!!」
「暴力的な生徒もまた私の大事な生徒。なら私がしっかり矯正してやろう!!」
一条先生は突き刺さる氷を無視してメルリルに拳をぶつける。氷は深く拳に突き刺さったあと粉砕した。そしてメルリルの顔面に一条先生の愛ある拳が勢いよくぶつかった。
「…………」
「どうしたんだ。さっきまでの威勢は!!」
「……もういい」
「!!?」
殴られ少し飛ばされたメルリルは体勢を整え直すと翼は動かし始める。そして少し宙に浮いた状態でとてつもない速さで一条先生に接近していく。それと同時にメルリルは飛行しながら手を上に挙げ大きな氷を生成する。
「先生ッ!!!」
バゴーンッッ!!!!!
大きな音と共に一条先生は吹き飛ばされ何度も地面にぶつかっては転がっていった。メルリルは翼を徐々にゆっくりにさせ右足から地面に降りた。飛ばされた一条先生は片膝を地面につけながら息を荒げていた。
「この手こずり具合、久しぶりだ。はぁ、私ももっとしっかりしないとな」
そして一条先生は立ち上がる。
「悪いが生徒の前ではカッコつけさせてもらうよ」
メルリルに向かって走り出した一条先生は能力【フリーハンド】を発動する。すると手には異様に刃が長い剣が現れそれを華麗に回す。その度に鋭い空を斬る音が何度も鳴っていた。メルリルは向かってくる一条先生の対して再び氷の塊をいくつも周りに生成しそれらを放つ。
一条先生はその氷の塊は持っている剣でどんどんと斬り裂いていく。メルリルは焦っているのか徐々に氷の塊の数も増えていくがそれに合わせて一個あたりの完成度が下がっていっていた。それのおかげで一条先生は簡単に氷の塊を破壊することができさらに距離を詰めていく。
「もらった!!!!」
一条先生は間合にメルリルを捉えると剣先を地面に触れるか触れないかというギリギリを通らせそのまま上に振り上げる。流石にこれはメルリルに攻撃を避けられてしまったが着ていた白色のワンピースは多少破けていた。そして一条先生はメルリルが回避で崩した体勢を整えられる前にさらに剣を振る。メルリルは翼を羽ばたかせ一条先生を飛ばそうとするが根性で耐える。
「…………」
今度の一条先生の攻撃はメルリルの腕にかすり少しだけ血を流した。一条先生はこれでもかというほどメルリルにどんどんと詰めていく。あまりの行動の速さにメルリルは成すすべ無しといった状態だった。だがメルリルがそんな所で諦めるはずもなく一条先生の背後に氷の塊を生成する。しかしこれに一条先生は気づくことはなくメルリルへの攻撃を続ける。
「先生!!後ろ!!」
生徒の呼びかける声が一条先生の耳に聞こえたのだった。
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