姫野さんは誰に殺された?

犬山茂

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僕が選ばれた編

第十六話・隠し場所はそこだ

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獅子田「後藤が…ハサミの行方を知ってる?」
佐藤「それ本当かよ!」
田中「わかったぞ!どっかに処分したんだ!」
城崎「でもあの周りはしらみつぶしに探しましたわ
だけどハサミなんてありませんでしたわ」
熱田「ということは…」
後藤「…フッ、初戦は浅知恵だ!凶器がない!
即ち証拠もない!俺の犯行とは言えないだろう!」
「なぁ…もしもお前らが、自分が犯人だったら
凶器をどこに隠す?」
(茨がいってたあの台詞…あれから一つの
可能性が見つかった、それは…)
後藤「何を言って…」
田中「俺が犯人ならって、そんなもん
どこかに捨てるんじゃないか?」
城崎「私はしませんね、見つかるリスクがあります
隠すとしたら…なるほど、そういうことでしたか」
「そうだ、綿密に立てた計画ならまだしも
こんな突発的で時間もないような犯行
凶器を隠す場所の確認なんかしてるわけない
隠せても大雑把な場所にしか隠せないだろうし
それだと見つかるかもだから、俺が犯人なら
…自分で手元に持ち続ける」
後藤「!?」
田中「そうかそれなら、見つかるリスクはゼロ!」
獅子田「一番安全に凶器を隠せることが出来るわけか」
「後藤、ちょっと身体検査させてもらうぞ」
熱田「俺が押さえよう!」
後藤「な!触るな!か、勝手に…」
後藤が暴れ回った衝撃で服のポケットから
落ちてチャリンと金属音を立てた物は…ハサミ
佐藤「これ!俺のハサミだ!」
城崎「決まりですわね」
後藤「ち、違う…これは、拾った物で」
茨「嘘ついても無駄ですよ?鑑定してすぐわかります」
茨をそう言って懐から道具を取り出して
落ちたハサミをいじくっていた
茨「刃先にルミノール反応、そして内側にあなたの指紋
頑張って拭き取ったみたいですけどこんなんじゃ
ほとんど取れませんよ?馬鹿な犯人さんですね
こんなんで鑑定家の目は欺けません」
後藤「な…な…な…なぁ」
城崎「反論はないみたいですね」
熱田「クソ、やはり…出来れば嘘であってほしかった」
(終わった…こんな簡単に終わった
一人の命がなくなったのに、こんなあけっなく)
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