15 / 30
第3章
懐かしいふたり
しおりを挟む
放課後。
「ごめんね、天音ちゃん。手伝ってもらっちゃって」
「いいよ。あの先生、ほんと人使い荒いんだから」
私は担任の先生に、授業で集めた課題ノートを職員室まで運ぶように頼まれたんだけど。
天音ちゃんが、一緒に運ぶのを手伝ってくれたんだ。
職員室からの帰り道。私が天音ちゃんと一緒に、昇降口へと向かって歩いていると。
「キャー!」
何やら体育館のほうから、歓声が聞こえてきた。
「えっ、何? あの声」
声を聞いた天音ちゃんが、目を丸くする。
放課後、陽向や水上くんのいるバスケ部の練習を見にいく女子は多くて。体育館から今みたいな歓声が聞こえるのも、決して珍しいことではないんだけど。
今日はその声が、いつもよりも一段と大きい気がする。
「ねえ。想良くん、バスケ部に入部したらしいよ」
「そうなの?」
「うん。さっそく今日から、練習に参加するんだって!」
私たちを後ろから追い抜いた同じ2年生の女子たちが、体育館へと駆けていく。
そーちゃん、バスケ部に入ったんだ。
「ねえ、星奈。あたしたちも、ちょっと見に行こうよ」
「え!?」
『ばーか。ちげえよ』
今日の昼休みに学食でそーちゃんに、私のことを好きなのかと聞かれたときの陽向の声が、ふと頭の中を過ぎる。
今は、なんとなく陽向と顔を合わせたくないかも。
「えっと、私はちょっと……」
「あたし、バスケしている想良くんを見てみたいの。お願い! ひとりで体育館に行く勇気なくて」
天音ちゃんは今日、そーちゃんに落とし物を拾ってもらったらしく、そのときの彼のキラキラした笑顔に心を撃ち抜かれたのだとか。
それから、完全にそーちゃん推しになったみたい。
天音ちゃんにはさっき、ノートを運ぶのを手伝ってもらったしなあ。
「分かった。いいよ」
「ありがとう、星奈」
天音ちゃんについて体育館に行くと、そこはたくさんの女子であふれていた。
「あっ! もしかして、星奈ちゃんと天音ちゃんも見に来たの?」
球技大会のとき、同じバスケチームだったクラスメイトのアサミちゃんに声をかけられる。
「うん。あたしは想良くん目当て」
「わたしも! 一之瀬くんとこうちゃんも良いけど、想良くんもかっこいいよね」
アサミちゃんが、私と天音ちゃんが見えるようにと場所を空けてくれた。せっかくなので、そこから見てみると。
「陽向、こっち!」
コート内では、紅白戦が繰り広げられているようだった。
そーちゃんの掛け声に、陽向が彼に勢いよくパスを出す。
ボールを受け取ったそーちゃんは、軽やかにドリブルをして駆けていく。
そーちゃんは、敵チームである水上くんからのディフェンスをあっさり交わし、一気にゴール下までまわり込む。
ダンッ!
そして、そーちゃんはリングに向かってジャンプをし、上からたたきこむようにボールを入れた。
「きゃあああ」
途端にあがる、黄色い声。
「何あれ、すごっ!」
「想良くん、かっこいい~!」
私の隣にいる天音ちゃんとアサミちゃんも、そーちゃんに釘付けだ。かくいう私も、そのうちの一人だけど。
そーちゃんは、動きが素早くて。ゴール下に走り込む度に、必ずシュートを決めた。
すごい……!
素人の私から見ても、そーちゃんはずば抜けてバスケが上手だってことが分かる。
「想良、ナイスシュート!」
陽向が、そーちゃんに笑顔でハイタッチする。
「お前、3年前よりもめっちゃ上手くなったな」
「陽向こそ」
そーちゃんが、笑いながら陽向の肩を組む。
今日の昼休み。学食にいたとき、陽向とそーちゃんの間には少しピリッとした雰囲気があったけど。
今、二人は笑いあっていて。お互いを褒め合っていて。なんだか小学生の頃に戻ったみたいで、嬉しいな。
『なあ、想良。バスケしようぜ』
『いいよー!』
あの頃、ふたりはすごく仲が良くて。毎日のように、家の近所の公園でバスケをしていたから。
そんな二人を見るのが、私は好きだった。
「……危ないっ!」
昔を思い返しながら、私が陽向とそーちゃんのことを見つめていると。突然そんな声が聞こえた。
な、なに?!
疑問に思った瞬間、バスケ部の隣で練習をしていたバレーボール部のボールがこっちに向かって飛んできた。
えっ……!
反応が遅れてしまった私はすぐに動くことができず、バレーボールがおでこに直撃する。
「痛っ……」
私はおでこを手でおさえて、その場にしゃがみこむ。
まさか、バレーボールが飛んでくるなんて。
「澄野さん……! ごっ、ごめん!!」
私にボールを当てたらしい同じ2年生のバレー部の女の子が、青ざめた顔で私に必死に謝ってくる。
ちょっと痛むけど。特に血が出たりもしていないし。今にも泣きそうな顔をしている女の子に私は「大丈夫だよ」と言い、笑ってみせる。
「本当にごめんなさい!」
女の子は申し訳なさそうにもう一度謝ると、部活へと戻って行った。
「せーちゃん!」
「星奈ちゃんっ!」
女の子と入れ替わるように、そーちゃんと水上くんがこちらに向かって走ってくる。
「今ボールが頭に当たったのが見えたけど、大丈夫?」
そーちゃんが、私の顔を覗き込んだ。
「だっ、大丈夫だよ」
そーちゃんや水上くんまで来てくれたからか、バスケ部の人やギャラリーの女の子たちが「何だ何だ」とザワザワし始める。
生徒の視線が一斉に自分へと集まるのが分かり、頬が熱くなる。
みんなに、余計な心配をかけさせたくなくて。私は、もう一度ニコッと微笑んでみせる。
「本当に大丈夫だから」
そう言って立ち上がろうとしたとき、おでこにわずかな痛みが走り、私は顔をしかめてしまった。
「……っ」
「ったく。何が大丈夫なんだよ」
「えっ、陽向!?」
離れたところで練習をしていたはずの陽向が、いつの間にかすぐ目の前に立っていて。
「痛むんだろ? 保健室行くぞ」
どうして陽向がここにいるんだと思っているうちに、彼の手が私の背中にまわって体がふわりと宙に浮いた。
えっ、え!?
「キャーッ!」
その途端、先ほどの紅白戦のときよりも一際高い声が体育館中に響き渡る。
うそ、やだ。これってもしかして、お姫様抱っこ!?
「ちょっと、陽向……おろして!」
お姫様抱っこなんて恥ずかしくて。陽向から離れようと、私は抵抗する。
だけど、陽向にガッチリと押さえられていてビクともしない。
「ジタバタすんなよ。怪我人は、大人しくしてろ」
「う……」
私は恥ずかしさのあまり、顔を伏せてしまった。
彫刻のようにきれいな顔が、すぐそばにあって。
陽向との近すぎる距離に、ドキドキと胸が尋常じゃないくらいに高鳴る。
「すいません。俺、こいつを保健室まで連れて行くので。ちょっと抜けます」
顧問の先生に声をかけると、陽向は私を抱きあげたまま歩き始める。
「ごめんね、陽向。迷惑かけて」
「別に。迷惑だなんて思ってねえよ。星奈は、今はその怪我を治すことだけを考えてたら良い」
「ありがとう……」
「……大事な幼なじみに、もし傷痕が残ったりしたら大変だからな。よし、急ぐぞ」
陽向の歩く速度がわずかに上がる。
かすり傷程度だろうに。陽向ってば、大袈裟だなって思ってしまうけど。
私のことを気にしてくれる陽向の優しさが、嬉しくて。私は、頬がゆるんでしまう。
それに陽向、いま私のこと『大事な幼なじみ』って言ってくれた。
陽向は私に対して、恋愛の意味での『好き』っていう気持ちはないのかもしれないけど。
それでも私はやっぱり……陽向のことが好きだ。
「ごめんね、天音ちゃん。手伝ってもらっちゃって」
「いいよ。あの先生、ほんと人使い荒いんだから」
私は担任の先生に、授業で集めた課題ノートを職員室まで運ぶように頼まれたんだけど。
天音ちゃんが、一緒に運ぶのを手伝ってくれたんだ。
職員室からの帰り道。私が天音ちゃんと一緒に、昇降口へと向かって歩いていると。
「キャー!」
何やら体育館のほうから、歓声が聞こえてきた。
「えっ、何? あの声」
声を聞いた天音ちゃんが、目を丸くする。
放課後、陽向や水上くんのいるバスケ部の練習を見にいく女子は多くて。体育館から今みたいな歓声が聞こえるのも、決して珍しいことではないんだけど。
今日はその声が、いつもよりも一段と大きい気がする。
「ねえ。想良くん、バスケ部に入部したらしいよ」
「そうなの?」
「うん。さっそく今日から、練習に参加するんだって!」
私たちを後ろから追い抜いた同じ2年生の女子たちが、体育館へと駆けていく。
そーちゃん、バスケ部に入ったんだ。
「ねえ、星奈。あたしたちも、ちょっと見に行こうよ」
「え!?」
『ばーか。ちげえよ』
今日の昼休みに学食でそーちゃんに、私のことを好きなのかと聞かれたときの陽向の声が、ふと頭の中を過ぎる。
今は、なんとなく陽向と顔を合わせたくないかも。
「えっと、私はちょっと……」
「あたし、バスケしている想良くんを見てみたいの。お願い! ひとりで体育館に行く勇気なくて」
天音ちゃんは今日、そーちゃんに落とし物を拾ってもらったらしく、そのときの彼のキラキラした笑顔に心を撃ち抜かれたのだとか。
それから、完全にそーちゃん推しになったみたい。
天音ちゃんにはさっき、ノートを運ぶのを手伝ってもらったしなあ。
「分かった。いいよ」
「ありがとう、星奈」
天音ちゃんについて体育館に行くと、そこはたくさんの女子であふれていた。
「あっ! もしかして、星奈ちゃんと天音ちゃんも見に来たの?」
球技大会のとき、同じバスケチームだったクラスメイトのアサミちゃんに声をかけられる。
「うん。あたしは想良くん目当て」
「わたしも! 一之瀬くんとこうちゃんも良いけど、想良くんもかっこいいよね」
アサミちゃんが、私と天音ちゃんが見えるようにと場所を空けてくれた。せっかくなので、そこから見てみると。
「陽向、こっち!」
コート内では、紅白戦が繰り広げられているようだった。
そーちゃんの掛け声に、陽向が彼に勢いよくパスを出す。
ボールを受け取ったそーちゃんは、軽やかにドリブルをして駆けていく。
そーちゃんは、敵チームである水上くんからのディフェンスをあっさり交わし、一気にゴール下までまわり込む。
ダンッ!
そして、そーちゃんはリングに向かってジャンプをし、上からたたきこむようにボールを入れた。
「きゃあああ」
途端にあがる、黄色い声。
「何あれ、すごっ!」
「想良くん、かっこいい~!」
私の隣にいる天音ちゃんとアサミちゃんも、そーちゃんに釘付けだ。かくいう私も、そのうちの一人だけど。
そーちゃんは、動きが素早くて。ゴール下に走り込む度に、必ずシュートを決めた。
すごい……!
素人の私から見ても、そーちゃんはずば抜けてバスケが上手だってことが分かる。
「想良、ナイスシュート!」
陽向が、そーちゃんに笑顔でハイタッチする。
「お前、3年前よりもめっちゃ上手くなったな」
「陽向こそ」
そーちゃんが、笑いながら陽向の肩を組む。
今日の昼休み。学食にいたとき、陽向とそーちゃんの間には少しピリッとした雰囲気があったけど。
今、二人は笑いあっていて。お互いを褒め合っていて。なんだか小学生の頃に戻ったみたいで、嬉しいな。
『なあ、想良。バスケしようぜ』
『いいよー!』
あの頃、ふたりはすごく仲が良くて。毎日のように、家の近所の公園でバスケをしていたから。
そんな二人を見るのが、私は好きだった。
「……危ないっ!」
昔を思い返しながら、私が陽向とそーちゃんのことを見つめていると。突然そんな声が聞こえた。
な、なに?!
疑問に思った瞬間、バスケ部の隣で練習をしていたバレーボール部のボールがこっちに向かって飛んできた。
えっ……!
反応が遅れてしまった私はすぐに動くことができず、バレーボールがおでこに直撃する。
「痛っ……」
私はおでこを手でおさえて、その場にしゃがみこむ。
まさか、バレーボールが飛んでくるなんて。
「澄野さん……! ごっ、ごめん!!」
私にボールを当てたらしい同じ2年生のバレー部の女の子が、青ざめた顔で私に必死に謝ってくる。
ちょっと痛むけど。特に血が出たりもしていないし。今にも泣きそうな顔をしている女の子に私は「大丈夫だよ」と言い、笑ってみせる。
「本当にごめんなさい!」
女の子は申し訳なさそうにもう一度謝ると、部活へと戻って行った。
「せーちゃん!」
「星奈ちゃんっ!」
女の子と入れ替わるように、そーちゃんと水上くんがこちらに向かって走ってくる。
「今ボールが頭に当たったのが見えたけど、大丈夫?」
そーちゃんが、私の顔を覗き込んだ。
「だっ、大丈夫だよ」
そーちゃんや水上くんまで来てくれたからか、バスケ部の人やギャラリーの女の子たちが「何だ何だ」とザワザワし始める。
生徒の視線が一斉に自分へと集まるのが分かり、頬が熱くなる。
みんなに、余計な心配をかけさせたくなくて。私は、もう一度ニコッと微笑んでみせる。
「本当に大丈夫だから」
そう言って立ち上がろうとしたとき、おでこにわずかな痛みが走り、私は顔をしかめてしまった。
「……っ」
「ったく。何が大丈夫なんだよ」
「えっ、陽向!?」
離れたところで練習をしていたはずの陽向が、いつの間にかすぐ目の前に立っていて。
「痛むんだろ? 保健室行くぞ」
どうして陽向がここにいるんだと思っているうちに、彼の手が私の背中にまわって体がふわりと宙に浮いた。
えっ、え!?
「キャーッ!」
その途端、先ほどの紅白戦のときよりも一際高い声が体育館中に響き渡る。
うそ、やだ。これってもしかして、お姫様抱っこ!?
「ちょっと、陽向……おろして!」
お姫様抱っこなんて恥ずかしくて。陽向から離れようと、私は抵抗する。
だけど、陽向にガッチリと押さえられていてビクともしない。
「ジタバタすんなよ。怪我人は、大人しくしてろ」
「う……」
私は恥ずかしさのあまり、顔を伏せてしまった。
彫刻のようにきれいな顔が、すぐそばにあって。
陽向との近すぎる距離に、ドキドキと胸が尋常じゃないくらいに高鳴る。
「すいません。俺、こいつを保健室まで連れて行くので。ちょっと抜けます」
顧問の先生に声をかけると、陽向は私を抱きあげたまま歩き始める。
「ごめんね、陽向。迷惑かけて」
「別に。迷惑だなんて思ってねえよ。星奈は、今はその怪我を治すことだけを考えてたら良い」
「ありがとう……」
「……大事な幼なじみに、もし傷痕が残ったりしたら大変だからな。よし、急ぐぞ」
陽向の歩く速度がわずかに上がる。
かすり傷程度だろうに。陽向ってば、大袈裟だなって思ってしまうけど。
私のことを気にしてくれる陽向の優しさが、嬉しくて。私は、頬がゆるんでしまう。
それに陽向、いま私のこと『大事な幼なじみ』って言ってくれた。
陽向は私に対して、恋愛の意味での『好き』っていう気持ちはないのかもしれないけど。
それでも私はやっぱり……陽向のことが好きだ。
0
あなたにおすすめの小説
独占欲強めの最強な不良さん、溺愛は盲目なほど。
猫菜こん
児童書・童話
小さな頃から、巻き込まれで絡まれ体質の私。
中学生になって、もう巻き込まれないようにひっそり暮らそう!
そう意気込んでいたのに……。
「可愛すぎる。もっと抱きしめさせてくれ。」
私、最強の不良さんに見初められちゃったみたいです。
巻き込まれ体質の不憫な中学生
ふわふわしているけど、しっかりした芯の持ち主
咲城和凜(さきしろかりん)
×
圧倒的な力とセンスを持つ、負け知らずの最強不良
和凜以外に容赦がない
天狼絆那(てんろうきずな)
些細な事だったのに、どうしてか私にくっつくイケメンさん。
彼曰く、私に一目惚れしたらしく……?
「おい、俺の和凜に何しやがる。」
「お前が無事なら、もうそれでいい……っ。」
「この世に存在している言葉だけじゃ表せないくらい、愛している。」
王道で溺愛、甘すぎる恋物語。
最強不良さんの溺愛は、独占的で盲目的。
笑いの授業
ひろみ透夏
児童書・童話
大好きだった先先が別人のように変わってしまった。
文化祭前夜に突如始まった『笑いの授業』――。
それは身の毛もよだつほどに怖ろしく凄惨な課外授業だった。
伏線となる【神楽坂の章】から急展開する【高城の章】。
追い詰められた《神楽坂先生》が起こした教師としてありえない行動と、その真意とは……。
【奨励賞】おとぎの店の白雪姫
ゆちば
児童書・童話
【第15回絵本・児童書大賞 奨励賞】
母親を亡くした小学生、白雪ましろは、おとぎ商店街でレストランを経営する叔父、白雪凛悟(りんごおじさん)に引き取られる。
ぎこちない二人の生活が始まるが、ひょんなことからりんごおじさんのお店――ファミリーレストラン《りんごの木》のお手伝いをすることになったましろ。パティシエ高校生、最速のパート主婦、そしてイケメンだけど料理脳のりんごおじさんと共に、一癖も二癖もあるお客さんをおもてなし!
そしてめくるめく日常の中で、ましろはりんごおじさんとの『家族』の形を見出していく――。
小さな白雪姫が『家族』のために奔走する、おいしいほっこり物語。はじまりはじまり!
他のサイトにも掲載しています。
表紙イラストは今市阿寒様です。
絵本児童書大賞で奨励賞をいただきました。
未来スコープ ―キスした相手がわからないって、どういうこと!?―
米田悠由
児童書・童話
「あのね、すごいもの見つけちゃったの!」
平凡な女子高生・月島彩奈が偶然手にした謎の道具「未来スコープ」。
それは、未来を“見る”だけでなく、“課題を通して導く”装置だった。
恋の予感、見知らぬ男子とのキス、そして次々に提示される不可解な課題──
彩奈は、未来スコープを通して、自分の運命に深く関わる人物と出会っていく。
未来スコープが映し出すのは、甘いだけではない未来。
誰かを想う気持ち、誰かに選ばれない痛み、そしてそれでも誰かを支えたいという願い。
夢と現実が交錯する中で、彩奈は「自分の気持ちを信じること」の意味を知っていく。
この物語は、恋と選択、そしてすれ違う想いの中で、自分の軸を見つけていく少女たちの記録です。
感情の揺らぎと、未来への確信が交錯するSFラブストーリー、シリーズ第2作。
読後、きっと「誰かを想うとはどういうことか」を考えたくなる一冊です。
まぼろしのミッドナイトスクール
木野もくば
児童書・童話
深夜0時ちょうどに突然あらわれる不思議な学校。そこには、不思議な先生と生徒たちがいました。飼い猫との最後に後悔がある青年……。深い森の中で道に迷う少女……。人間に恋をした水の神さま……。それぞれの道に迷い、そして誰かと誰かの想いがつながったとき、暗闇の空に光る星くずの方から学校のチャイムが鳴り響いてくるのでした。
不幸でしあわせな子どもたち 「しあわせのふうせん」
山口かずなり
絵本
小説 不幸でしあわせな子どもたち
スピンオフ作品
・
ウルが友だちのメロウからもらったのは、
緑色のふうせん
だけどウルにとっては、いらないもの
いらないものは、誰かにとっては、
ほしいもの。
だけど、気づいて
ふうせんの正体に‥。
【完結】キスの練習相手は幼馴染で好きな人【連載版】
猫都299
児童書・童話
沼田海里(17)は幼馴染でクラスメイトの一井柚佳に恋心を抱いていた。しかしある時、彼女は同じクラスの桜場篤の事が好きなのだと知る。桜場篤は学年一モテる文武両道で性格もいいイケメンだ。告白する予定だと言う柚佳に焦り、失言を重ねる海里。納得できないながらも彼女を応援しようと決めた。しかし自信のなさそうな柚佳に色々と間違ったアドバイスをしてしまう。己の経験のなさも棚に上げて。
「キス、練習すりゃいいだろ? 篤をイチコロにするやつ」
秘密や嘘で隠されたそれぞれの思惑。ずっと好きだった幼馴染に翻弄されながらも、その本心に近付いていく。
※現在完結しています。ほかの小説が落ち着いた時等に何か書き足す事もあるかもしれません。(2024.12.2追記)
※「キスの練習相手は〜」「幼馴染に裏切られたので〜」「ダブルラヴァーズ〜」「やり直しの人生では〜」等は同じ地方都市が舞台です。(2024.12.2追記)
※小説家になろう、カクヨム、アルファポリス、ノベルアップ+、Nolaノベル、ツギクルに投稿しています。
※【応募版】を2025年11月4日からNolaノベルに投稿しています。現在修正中です。元の小説は各話の文字数がバラバラだったので、【応募版】は各話3500~4500文字程になるよう調節しました。67話(番外編を含む)→23話(番外編を含まない)になりました。
ナナの初めてのお料理
いぬぬっこ
児童書・童話
ナナは七歳の女の子。
ある日、ナナはお母さんが仕事から帰ってくるのを待っていました。
けれど、お母さんが帰ってくる前に、ナナのお腹はペコペコになってしまいました。
もう我慢できそうにありません。
だというのに、冷蔵庫の中には、すぐ食べれるものがありません。
ーーそうだ、お母さんのマネをして、自分で作ろう!
ナナは、初めて自分一人で料理をすることを決めたのでした。
これは、ある日のナナのお留守番の様子です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる