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第3章
彗くんからのプレゼント
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体育祭が終わり、6月に入った。
私は今、千春ちゃんと一緒にこれから始まる体育の授業のため更衣室へと向かって廊下を歩いている。
「いや~。ついに、プールの季節がやって来たね」
千春ちゃんの弾んだ声が、廊下に響く。彼女の嬉しそうな声とは対照的に、私の足取りは重かった。
ああ、ついにこの日が来てしまった……。
私の胸には、水泳の授業が始まることへの重苦しい不安が広がっていた。
7歳の頃に川で溺れて以来、今も水が苦手な私。
溺れたあと、もっとちゃんと泳げるようになりたいと思った私は、家の近所のスイミングスクールに通いだした。
でも、水への苦手意識だけはどうしても拭えず、すぐに辞めてしまった。
顔を洗ったり、家のお風呂に入るのは平気だけど、プールや海に入るのはダメ。
海やプールに入ろうとすると、川で溺れた当時のことがフラッシュバックして、体調が悪くなってしまうんだ。
だから、今まで学校の水泳の授業は休みがちだったけれど。もう中学2年生だし、苦手なことから逃げてばかりなのは良くないと思い、私は今日の水泳の授業への参加を決意した。
更衣室に着いた私は水着に着替えるため、制服のボタンを外していく。
これから、プールに入って泳ぐんだ。プールに……。
そう思うと、川で溺れたあの日のことが脳裏をかすめた。
どうしよう。もしあのときみたいに、また溺れたら……。
頭に浮かぶ、私を助けてくれた葵くんの顔。そして、胸の奥底に広がる黒い波のような不安な気持ち。
「あっ、そうだ。昨日、ララの散歩に行ったらね……」
千春ちゃんは、私の隣で嬉しそうに飼い犬の話をしてくれている。
「そうしたら、ララが突然走り出して……」
千春ちゃんの声が、まるで遠い世界から聞こえてくるようだ。
やばい、耳に入ってこない……。
急激に、川で溺れたあの日の記憶が頭の中を埋め尽くしていく。
──『た、助けて……っ』
冷たい水、うまく吸えない息、口いっぱいに広がる水の苦味……。
苦しかったあの日の辛さが襲ってくる。
「……っ、はぁ」
突然、肺が縮むように息苦しさがこみ上げてきた。
まるで水の中にいるかのように、呼吸がうまくできない。
心臓が、まるでマラソンを走った後のように、ドクドクと不規則に、激しく脈打つ。
あれ? どうして、こんなに苦しいんだろう……?
その瞬間、視界がぐるりと回り、目の前が真っ暗になった。
体が大きくグラッと傾ぐ。
「菜乃花ちゃん!?」
千春ちゃんの悲鳴のような声が聞こえたけれど。
返事もできないまま、私の意識は遠のいていった──。
* *
次に目を覚ますと、見慣れない天井が視界に入ってきた。そして、ツンとした薬品の匂いが鼻をかすめる。
あれ、ここは……。
「あっ、起きた?」
え?
声がしたほうに目をやると、すぐそばで彗くんが私のことを見ていた。
「えっと。彗くん、私……?」
「ここは、保健室。菜乃花、体育の授業前に更衣室で倒れたんだよ」
「ええ!? たっ、大変! 授業……!」
私は慌てて、保健室のベッドから上半身を起こす。
勢いよく身体を起こしたせいか、ほんの少し頭がクラクラした。
「うっ」
「菜乃花、あまり無理するなって。もう少し、横になってなよ」
横になるよう彗くんに促され、私は再びベッドに寝転ぶ。
「今は放課後だから。もう少し寝てても大丈夫だって、養護教諭の先生が言ってたから。ゆっくりしよう」
放課後……私ったら、そんなにも長い間寝ちゃってたんだ。
保健室の窓の外は、オレンジ色に染まっていて。
グラウンドで走り込みをする、運動部の生徒たちの元気な声が聞こえてくる。
川で溺れたあの日から、6年になるから。
さすがに大丈夫かな? って思ったけど……今回もやっぱり、水泳の前に体調が悪くなってしまったな。
「菜乃花、突然倒れたなんて大丈夫か? 江藤さんから菜乃花が倒れたって聞いて、すごく心配した」
「ご、ごめんね……いつものことだから」
「いつものことって?」
首を傾げる彗くん。
川で溺れて以来、水に対して苦手意識があるってことは、お父さんやお母さん以外誰にも話していないけど。
彗くんには、話したほうが良いかな?
今、保健室には私と彗くん以外誰もいない。
今後もボディーガードとして彼を護衛するうえで、何か支障が出たりしたらいけないし。
やっぱり彗くんには、私のことを知っていてもらいたい。
ベッドに横になっていた私は、上半身を起こす。
「ねえ、彗くん。私の話、聞いてくれる?」
「もちろん」
「あの、実は……」
ドキドキしながら私は、口を開いた。
小学2年生の夏に、川で溺れたこと。
そのとき溺れた自分を助けてくれた中学生の男の子が、亡くなってしまったこと。
川で溺れて以来、水が怖くて今も海やプールに入れずにいること。
私は、全てを包み隠さず彗くんに話した。
その間、彗くんは黙ってじっと私の話を聞いてくれていたけど……。
彗くん、どう思ったかな?
私は、窓から彗くんのほうへチラリと目をやる。
「そっか。菜乃花にそんなことが……思い出したくないことだろうに、話してくれてありがとう」
彗くんが私の手を、そっと握りしめてくる。
過去の話をして、何か思われたりしたらどうしようって不安だったから……。
彗くんの大きくて温かい手に包み込まれると、すごく安心する。
「こんな話をしてしまって、ごめんね?」
「ううん……そうか。昔そういうことがあったから、菜乃花は前に街でひったくり犯を撃退してたのか。溺れた自分を助けてくれた男の子のように、人の役に立ちたいって思うのはすごいよ」
彗くんが、私に優しく微笑む。
「苦手なことが、ひとつやふたつあっても良いと思うし。その苦手なことに菜乃花は今日、逃げずにちゃんと向き合おうとしたんだから。それだけで、俺はえらいと思う」
「そうかな?」
「ああ。強くて優しい菜乃花も水が苦手な菜乃花も、全部含めて菜乃花だから。君は、そのままでいて良いんだよ」
「彗くん……ありがとう」
彗くんの優しい言葉が、私の心にしみ渡る。
「そうだ。菜乃花にこれを」
彗くんが私に差し出したのは、まるで小さな太陽を閉じ込めたかのような、黄色の小ぶりな花をあしらった髪飾りだった。
「わあ、可愛い! もらっていいの?」
「もちろん。これは、いつも俺と一緒にいてくれるお礼だよ。街のショップでこれを見かけたとき、真っ先に菜乃花の顔が浮かんだんだよね」
彗くんの言葉に、私の心はまるで花が咲いたかのように、華やいだ。
差し出された髪飾りを見つめながら、全身がじんわりと温かくなるのを感じる。
「菜乃花の名前って漢字で書くと、『なのはな』って読めるだろ? 春に咲く菜の花と、同じだなって思って」
「うん。私、3月生まれだから。自分の名前の由来は、菜の花なんだ」
菜の花の花言葉は“快活・明るさ・小さな幸せ” だから。
「春に咲く黄色い菜の花のように、明るく元気に育って欲しいという願いを込めて、両親が菜乃花って名づけてくれたらしいの」
「へえ。いい名前だね……そうだ。良かったらこれ、つけてあげるよ」
「いいの?」
「うん。後ろ向いて?」
言われたとおりに背を向けると、彗くんがそっと髪に触れた。
ふわりと髪に触れる大きな手に、くすぐったい気分になる。
「はい、できたよ。……うん。やっぱり似合ってる」
「ありがとう」
「菜乃花の髪って、きれいだよな」
彗くんは、そう言いながら私の髪にそっと触れる。
髪をすくい上げたり、指の隙間からパラパラとこぼしたり。
彼の大きな手が私の髪に触れるたび、胸の奥がきゅっと締め付けられるようなドキドキがした。
けれど、それは嫌な気持ちではなく、まるで優しい光に包まれているような、不思議な心地よさだった。
まるで、優しく頭を撫でられているみたいだ……。
「彗くん、私この髪飾り大切にするね」
「気に入ってもらえたなら、良かった」
メガネの奥の彗くんの目が、細められる。
「菜乃花、体調は大丈夫?」
「うん。たくさん寝たら、元気になったよ」
私は、彗くんに笑いかける。
「それじゃあ、そろそろ帰ろうか。見上に言って、今日は車をいつもよりも近くまで来てもらうようにするから」
「15分くらい、全然歩けるよ?」
「ダメ。倒れたあとなんだから、今日は無茶するな」
私の体調まで気にかけてくれるなんて、彗くんは優しいな。
「ありがとう。それじゃあ、お言葉に甘えて」
私は差し出された彗くんの手を取ると、二人で保健室を出た。
私は今、千春ちゃんと一緒にこれから始まる体育の授業のため更衣室へと向かって廊下を歩いている。
「いや~。ついに、プールの季節がやって来たね」
千春ちゃんの弾んだ声が、廊下に響く。彼女の嬉しそうな声とは対照的に、私の足取りは重かった。
ああ、ついにこの日が来てしまった……。
私の胸には、水泳の授業が始まることへの重苦しい不安が広がっていた。
7歳の頃に川で溺れて以来、今も水が苦手な私。
溺れたあと、もっとちゃんと泳げるようになりたいと思った私は、家の近所のスイミングスクールに通いだした。
でも、水への苦手意識だけはどうしても拭えず、すぐに辞めてしまった。
顔を洗ったり、家のお風呂に入るのは平気だけど、プールや海に入るのはダメ。
海やプールに入ろうとすると、川で溺れた当時のことがフラッシュバックして、体調が悪くなってしまうんだ。
だから、今まで学校の水泳の授業は休みがちだったけれど。もう中学2年生だし、苦手なことから逃げてばかりなのは良くないと思い、私は今日の水泳の授業への参加を決意した。
更衣室に着いた私は水着に着替えるため、制服のボタンを外していく。
これから、プールに入って泳ぐんだ。プールに……。
そう思うと、川で溺れたあの日のことが脳裏をかすめた。
どうしよう。もしあのときみたいに、また溺れたら……。
頭に浮かぶ、私を助けてくれた葵くんの顔。そして、胸の奥底に広がる黒い波のような不安な気持ち。
「あっ、そうだ。昨日、ララの散歩に行ったらね……」
千春ちゃんは、私の隣で嬉しそうに飼い犬の話をしてくれている。
「そうしたら、ララが突然走り出して……」
千春ちゃんの声が、まるで遠い世界から聞こえてくるようだ。
やばい、耳に入ってこない……。
急激に、川で溺れたあの日の記憶が頭の中を埋め尽くしていく。
──『た、助けて……っ』
冷たい水、うまく吸えない息、口いっぱいに広がる水の苦味……。
苦しかったあの日の辛さが襲ってくる。
「……っ、はぁ」
突然、肺が縮むように息苦しさがこみ上げてきた。
まるで水の中にいるかのように、呼吸がうまくできない。
心臓が、まるでマラソンを走った後のように、ドクドクと不規則に、激しく脈打つ。
あれ? どうして、こんなに苦しいんだろう……?
その瞬間、視界がぐるりと回り、目の前が真っ暗になった。
体が大きくグラッと傾ぐ。
「菜乃花ちゃん!?」
千春ちゃんの悲鳴のような声が聞こえたけれど。
返事もできないまま、私の意識は遠のいていった──。
* *
次に目を覚ますと、見慣れない天井が視界に入ってきた。そして、ツンとした薬品の匂いが鼻をかすめる。
あれ、ここは……。
「あっ、起きた?」
え?
声がしたほうに目をやると、すぐそばで彗くんが私のことを見ていた。
「えっと。彗くん、私……?」
「ここは、保健室。菜乃花、体育の授業前に更衣室で倒れたんだよ」
「ええ!? たっ、大変! 授業……!」
私は慌てて、保健室のベッドから上半身を起こす。
勢いよく身体を起こしたせいか、ほんの少し頭がクラクラした。
「うっ」
「菜乃花、あまり無理するなって。もう少し、横になってなよ」
横になるよう彗くんに促され、私は再びベッドに寝転ぶ。
「今は放課後だから。もう少し寝てても大丈夫だって、養護教諭の先生が言ってたから。ゆっくりしよう」
放課後……私ったら、そんなにも長い間寝ちゃってたんだ。
保健室の窓の外は、オレンジ色に染まっていて。
グラウンドで走り込みをする、運動部の生徒たちの元気な声が聞こえてくる。
川で溺れたあの日から、6年になるから。
さすがに大丈夫かな? って思ったけど……今回もやっぱり、水泳の前に体調が悪くなってしまったな。
「菜乃花、突然倒れたなんて大丈夫か? 江藤さんから菜乃花が倒れたって聞いて、すごく心配した」
「ご、ごめんね……いつものことだから」
「いつものことって?」
首を傾げる彗くん。
川で溺れて以来、水に対して苦手意識があるってことは、お父さんやお母さん以外誰にも話していないけど。
彗くんには、話したほうが良いかな?
今、保健室には私と彗くん以外誰もいない。
今後もボディーガードとして彼を護衛するうえで、何か支障が出たりしたらいけないし。
やっぱり彗くんには、私のことを知っていてもらいたい。
ベッドに横になっていた私は、上半身を起こす。
「ねえ、彗くん。私の話、聞いてくれる?」
「もちろん」
「あの、実は……」
ドキドキしながら私は、口を開いた。
小学2年生の夏に、川で溺れたこと。
そのとき溺れた自分を助けてくれた中学生の男の子が、亡くなってしまったこと。
川で溺れて以来、水が怖くて今も海やプールに入れずにいること。
私は、全てを包み隠さず彗くんに話した。
その間、彗くんは黙ってじっと私の話を聞いてくれていたけど……。
彗くん、どう思ったかな?
私は、窓から彗くんのほうへチラリと目をやる。
「そっか。菜乃花にそんなことが……思い出したくないことだろうに、話してくれてありがとう」
彗くんが私の手を、そっと握りしめてくる。
過去の話をして、何か思われたりしたらどうしようって不安だったから……。
彗くんの大きくて温かい手に包み込まれると、すごく安心する。
「こんな話をしてしまって、ごめんね?」
「ううん……そうか。昔そういうことがあったから、菜乃花は前に街でひったくり犯を撃退してたのか。溺れた自分を助けてくれた男の子のように、人の役に立ちたいって思うのはすごいよ」
彗くんが、私に優しく微笑む。
「苦手なことが、ひとつやふたつあっても良いと思うし。その苦手なことに菜乃花は今日、逃げずにちゃんと向き合おうとしたんだから。それだけで、俺はえらいと思う」
「そうかな?」
「ああ。強くて優しい菜乃花も水が苦手な菜乃花も、全部含めて菜乃花だから。君は、そのままでいて良いんだよ」
「彗くん……ありがとう」
彗くんの優しい言葉が、私の心にしみ渡る。
「そうだ。菜乃花にこれを」
彗くんが私に差し出したのは、まるで小さな太陽を閉じ込めたかのような、黄色の小ぶりな花をあしらった髪飾りだった。
「わあ、可愛い! もらっていいの?」
「もちろん。これは、いつも俺と一緒にいてくれるお礼だよ。街のショップでこれを見かけたとき、真っ先に菜乃花の顔が浮かんだんだよね」
彗くんの言葉に、私の心はまるで花が咲いたかのように、華やいだ。
差し出された髪飾りを見つめながら、全身がじんわりと温かくなるのを感じる。
「菜乃花の名前って漢字で書くと、『なのはな』って読めるだろ? 春に咲く菜の花と、同じだなって思って」
「うん。私、3月生まれだから。自分の名前の由来は、菜の花なんだ」
菜の花の花言葉は“快活・明るさ・小さな幸せ” だから。
「春に咲く黄色い菜の花のように、明るく元気に育って欲しいという願いを込めて、両親が菜乃花って名づけてくれたらしいの」
「へえ。いい名前だね……そうだ。良かったらこれ、つけてあげるよ」
「いいの?」
「うん。後ろ向いて?」
言われたとおりに背を向けると、彗くんがそっと髪に触れた。
ふわりと髪に触れる大きな手に、くすぐったい気分になる。
「はい、できたよ。……うん。やっぱり似合ってる」
「ありがとう」
「菜乃花の髪って、きれいだよな」
彗くんは、そう言いながら私の髪にそっと触れる。
髪をすくい上げたり、指の隙間からパラパラとこぼしたり。
彼の大きな手が私の髪に触れるたび、胸の奥がきゅっと締め付けられるようなドキドキがした。
けれど、それは嫌な気持ちではなく、まるで優しい光に包まれているような、不思議な心地よさだった。
まるで、優しく頭を撫でられているみたいだ……。
「彗くん、私この髪飾り大切にするね」
「気に入ってもらえたなら、良かった」
メガネの奥の彗くんの目が、細められる。
「菜乃花、体調は大丈夫?」
「うん。たくさん寝たら、元気になったよ」
私は、彗くんに笑いかける。
「それじゃあ、そろそろ帰ろうか。見上に言って、今日は車をいつもよりも近くまで来てもらうようにするから」
「15分くらい、全然歩けるよ?」
「ダメ。倒れたあとなんだから、今日は無茶するな」
私の体調まで気にかけてくれるなんて、彗くんは優しいな。
「ありがとう。それじゃあ、お言葉に甘えて」
私は差し出された彗くんの手を取ると、二人で保健室を出た。
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