プルートーの胤裔

ゆさひろみ

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『目を閉じて下さい』

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 木の枝を揺らす風の向きによっては、ゲレンデの音楽が驚くほど近くに聞こえる時があった。頭上に伸びる鋼製のケーブルは、支柱と支柱の間で大きく波を打って、今は風を切る音を立てるでしかなかった。
「まさか君は、このリフトを停止させたのはバイフーの仕業だと言うのか?」
 美咲はハンディGPSに十メートル毎の等高線を表示した。
「わたしたちは今、バイフーにとってとても嫌がる行動をとっています。バイフーは何を嫌がるのか、それはつまり、わたしたちがバイフーの偽装工作を暴こうとしているからです。バイフーが江口を自殺に見せかけて殺害し、警察は本件に事件性がないと見て、彼の死を自殺と断定。報道機関はその会見の様子を大々的に報道し、世間的には江口サダユキはリフト上で首吊り自殺をしたという情報が浸透した。そこへ来てわたしたちは、江口殺害の方法を調査する為に、殺害現場であるリフトを稼働させてまで、実際にリフトに乗り込んだ」
 ウェアをカサカサと鳴らせて、わたくしは腕を組んだ。
「バイフーが困る、か。確かに、江口の自殺が他殺だと証明されれば、彼を殺害したバイフーの存在が一気にクローズアップされる。今回の事件にはあまりに不明な点が多かった事を警察は認め、一から捜査を再開する。バイフーの活動範囲がぐっと狭まるという事か。そうならない為にもバイフーは、俺たちを足止めさせるべく、どうにかしてリフトの原動機を停止させた?」
 ニットから出した美咲の細い髪の毛に、一つ二つと雪の結晶が付着した。
「わたしはその可能性を漠然とした嫌な予感として今も感じています。このままだとわたしたちは、停止したリフト上でどうにも身動きがとれません。足の下を見て下さい。雪面からリフトの座席まで、十一メートル以上の高さでは、思い切って飛び降りたとしても、両足骨折が関の山です。柵さんがこの状況に気がついてくれれば良いのですが、それもなければわたしたち、いつまでもリフトに取り残されたままの状態です」
 前方に見える複数ある支柱が、真っ白い雪煙の向こうへ飲まれていった。
「このまま吹雪の夜になれば、俺たち二人はここで凍死するってこと? 明後日の新聞には、宗村賢治と椎名美咲は、相愛の男女がその愛情の変わらないことへの誓いの証としてリフトの上で自殺を図った、もしくは江口サダユキ自殺のウェルテル効果か、なんて掲載されるの?」
 大真面目で話すわたくしを見て、美咲は口を押えてぷっと噴き出した。
「まあ、夜まで誰にも気が付いてもらえず、いよいよわたしたちが凍死するとなれば、怪我を覚悟でここから飛び降ります。下に飢えた狼でもいない限り」
「そりゃまあ、そうか」
 枝を膨らませるように積もった雪が、突風によって叩き落とされて、粉雪のカーテンがそこここで棚引いた。支柱の作業台にフランジ接続された風速計が、ぴたりと静止したかと思うと、次の瞬間には急激に風杯を回転させた。五分待っても、十分待っても、リフトの原動機は一向に動き出す気配がなかった。
「さあ困ったぞ。一時的な強風の影響だったら、既にこの通り風が止んでいるから、もう動いても良い頃だ。ちょっとした原動機の故障だったら、さっきの柵って人が直し終わる頃だろう」
 わたくしは、グローブの指でとんとんと手すりを叩いた。
「今回わたしたちは少し特殊な事情でリフトに乗っています。まず、リフト降り場には誰も待機していません。それに、このリフトはゲレンデから見て、空席しか見る事ができません。従って、このリフトに乗車しているわたしたちの存在を知っているのは、それを許した柵さんただ一人です。その柵さんに何かがあったとすれば」
 美咲は心細そうに目を細めた。
「途中、スキーヤーや検査員に目撃されていたけど、まさかその後で俺たちがリフトに取り残されているとは考えないか。うーん。参ったね、携帯電話が使えないのだから、とにかく俺たちはリフトの動くのを待つしかないか」
「そのようです」
 この時近くの支柱マットの影から、小さい野兎が飛び出して来て、周囲の音に長い耳を立てた。
「宗村さん、見て下さいあれ、野生のウサギです、かわいい!」
 美咲は座席を揺らして体を前に乗り出すと、野兎が耳を立てた方向へと指を差した。白兎は雪の匂いを嗅ぐような格好をして、すぐにまた支柱マットの下へとぴょんぴょんと跳ねて行った。マットの下に兎の巣でもあるのだろうか。
「ああ、逃げちゃいました。積雪地帯のニホンノウサギは、秋頃から体毛の色が抜け落ちはじめて、冬には今のウサギのように全身の毛衣が白くなるんです」
「へえ、白兎って、年中白いんじゃないんだ。じゃあ、夏場は何色?」
「春頃から白い体毛が抜けて、だんだんと赤褐色から茶褐色の体毛が生えてくるそうです。外敵から身を守る為の保護色になっているんでしょうね」 
 心癒される野兎のお蔭で、先程の重苦しい空気が一気に気楽になった。
「明日になれば、君ともお別れになんだよね」
 わたくしは楽々と足を開いて、内腿を両手で摩った。
「そうですね。わたしの業務は本日をもって終了です。数日後には、SТG本社から岸本さん宛てに最終的な調査報告書が郵送され、岸本さんがその内容に不服を感じれば、後日後任が派遣されます。とにかくわたしの担当分は、本日一杯の業務となります」
 美咲は計器を膝の上に置いて、わたくしに顔を向けた。
「今回君は、俺と恋人役を演じる事になって、相当不愉快な思いをさせたかな? 恋人役がこんなおじさんで申し訳なかった」
 美咲は右手を素早く振った。
「不愉快だなんて、とんでもありません。わたし、何とも思っていません。これは全て職務上の都合ですから、宗村さんは何も気になさらないで下さい」
 その率直で無邪気な返事は、わたくしに胸に鋭く突き刺さるものがあった。
「わたしは職務上の覚悟ができていましたけど、宗村さんはどうでしたか? 突然見ず知らずのわたしと恋人役を演じるなんて、ご迷惑ではありませんでしたか? 悉く断られてしまう事だって、わたし想定をしていました」
 美咲は前屈みになって、わたくしの表情を覗き込んだ。左肩に掛かっていた黒髪が、すとんと胸の辺りへ落ちた。
「迷惑というか、戸惑いは多少あったけど、それでも若いお姉さんと恋人役だなんて、そんなの喜ばない男はいないよ」
 美咲の右の眉がぴくんと動いた。
「若いお姉さん?」
 風向きが変わって、吹き戻った風のその反動で、周囲の枝が激しく交錯した。
「年が若いで言ったら、わたしよりもっと若いあずさの方が、宗村さんはもっと喜んだという事ですか?」
「ん? いや、そういう意味で言ったわけじゃなくて」
 グローブで頭の後ろを掻いた。
「宗村さんは、わたしと恋人という設定がなければ、もしかしたらあずさと親しい間柄になっていたかも知れませんね。そう考えるとわたし、二人の邪魔をしてしまったかも知れません」
 ひょっとしたら美咲は、あずさに対して底知れぬ劣等感があって、対抗意識のようなものが常にあるのかも知れない。
「君は何て事を言い出すんだ。俺はあんなガキんちょには興味はない。血迷ってもない。第一行動が破天荒過ぎる。普通じゃないよ」
 美咲はわたくしの眉間の辺りをじっと見つめていた。
「でも、二十歳そこそこの若い娘に言い寄られて、どんな男性だって、悪い気はしないんじゃないですか?」
 悪い気はしない。確かに。
「君は俺の事をどれだけ女たらしと誤解しているか知らないが、俺だって相手を選ぶ権利くらいはあると思うよ」
「選ぶ権利?」
 法廷に立った検事が被告人のいい加減な答弁を指摘するような口振りだった。
「そうだよ。俺の相手を選ぶ権利で言えば、そうだな、例えば君みたいな」
 顎にグローブの指を当てて、そう言ったわたくしと美咲は目と目が合った。
「君みたいな?」
「そう、例えば、だよ? 例えば」
 美咲は反発の態度を収め、再び背凭れに背中を預けた。
「じゃあ、わたしが今すぐここでキスをして欲しいとお願いしたら、してくれるんですか?」
 自然と美咲の唇に目が行った。この寒さでもうるおいを保ち、みずみずしい発色に目が釘付けになった。
「な、何を言い出すんだ突然」
 美咲は大きく足を組んだ。
「あずさにキス、ねだられていますよね?」
「!」
 どうして、それを。
「宗村さんは、あずさとキス、したんですか?」
 なぜ俺の心は動揺をするのだ。俺は何もしていない。一切何もしていない。
「し」
「したんですか?」
「してない。俺は何もしていない。何にもしていないんだ」
 小刻みに首を横に振った。
「そんなに動揺しなくても良いですよ。若くて元気な娘にキスをねだられて、断りきれる男なんていないとわたしは思っていますから。きっと秀勝だって、二年前の当時、あずさとキスくらいはしていたと思います。分かるんです、そういうの。男ってそういう生き物ですから」
 美咲はゆっくりと腕を組んで、男の本性を知り尽くした有閑マダムのような遠い目をした。
「そう勝手に決めつけられても」
 わたくしは明後日の方向に目を向けた。
「じゃあ宗村さんは、例えばわたしだけを選んで、あずさを選ばないという決意が、本当にできますか? そういう自信って、ありますか?」
 わたくしは美咲の二面性をただ一人目の当たりにしていた。これが例え話なのに、胸倉を掴まれて恫喝されている気分を味わった。
「どうですか。ありますか?」
 首を縦に振った。
「本当?」
 殺気立った上目使いだった。
「本当に」
 すると美咲は、微かな溜め息を吐いて、
「それじゃあ、目を閉じて下さい」
「え」
 美咲の言葉がよく理解できなかった。
「自信があるのでしたら、宗村さん、目を閉じて下さい」
 彼女は深く腕を組んだまま、戸惑うわたくしを瞳の中に映していた。これから一体何が起きるのか、わたくしは不安と期待に鼓動が早くなった。
「あの」
「自信がおありなんですよね?」
 わたくしは森の枝の隙間に目を凝らして、人の目の存在しない事を確かめてから、ゆっくりと美咲の唇へ視線を移した。
「目を」
「閉じて下さい」
 わたくしは言われるがままに静かに目を閉じて、少なからず顎を前に出した。
「宗村さん」
 わたくしの左の頬に美咲の温かい手の平が当たった。そして、わたくしの顔に何かが近づいて来る気配があった。
「美咲」
 キスの予感とは、この世で一番美しい瞬間ではないかと、わたくしはこの時切実に感じた。しかし次の瞬間、わたくしの顔、正確には右の頬に思いもよらない冷たいものが押し当てられた。
「冷たっ!」
 慌てて掴んで振り払ったその物は、美咲が手にした野太い氷柱だった。すぐに美咲は白い歯を見せた。
「宗村さんったら、本当にわたしがキスでもすると思ったんですか?」
 美咲はあきれた目をして、くすくすと笑っていた、それをわたくしは薄目をして見た。
「あー可笑しい。まさか本当に目を閉じるとは思いませんでした。宗村さんって、あまりに人が良すぎます」
 わたくしはがっくりと肩を落として、手すりに左腕を乗せた。
「ふん、今回は引っ叩かれなかっただけ、ましだな」
 美咲の顔からだんだんと笑みが立ち去って行った。
「宗村さん? わたし、あなたを見ていて、本当に不安なんです。話しやすい分、どこか流されやすいところがあって、意志の強さみたいなものが欠片も感じられません。敷島さんは、宗村さんを大変信頼していらして、今回の件でわたしと宗村さんをくっつけたがっているのが見え見えでしたけど、とにかくわたし、不安なんです。さっきのあずさの高田さんの話だって、内容からして彼女がただで裏話をして来るとは思えません。きっとキスの一つでもねだって来たのではないでしょうか」
 鋭い。美咲はとにかく知性的でロジカルな女性だ。絶対に浮気などできないタイプだ。
「全くよく分かるね。その通り、あずさは俺にキスをねだって来た。それでも俺は、断固としてそれを断った。そんな破天荒な要求は受けられないし、俺は君以外にキスをする気はないからね」
 わたくしは冗談を半分にして正直な所を答えた。頭の良い女性に対して下手な嘘はつかずに本能に正直な所を答えるのが一番だ。
「……………」
 美咲は横目でわたくしの表情の奥を見ていた。そうした後で、彼女はわたしの右手にそっと左手を重ねて来た。
「宗村さんには、敷島レナという大切な婚約者がいるのに、そんな浮気なセリフを吐いて恥かしくはないのですか?」
 雪風が渡って来て、天地の識別が困難になった。足の下の風紋が見えなくなった。美咲はニット帽からゴーグルを下して、視線をミラーの中へ隠した。
「そうだね。そうだ、全く君の言う通りだ。俺の十年前は敷島レナを世界一愛していた。それは間違いのない事実の一つだ。そして、今回は君以外にキスをする気にはなれないというのも、間違いのない事実の一つだ。一見すると双方は両立しない関係にあるように思えるが、二つの事実は同時に俺の中に存在して、お互い干渉をしていない」
 美咲はそのまま頬杖を突いた。
「もう良いです、分かりました。わたし、もう少し宗村さんの事を信じてみたいと思います。わたしの人生は人に裏切られる事の連続でしたので、多少他の人より疑い深くなっているようです。宗村さん? 信じても、大丈夫なんですよね?」
 頬杖のゴーグルがこちらを見た。
「まあ、少なくとも俺は君を裏切るような事はない」
 良かった。あずさとキスをしないで本当に良かった。
「でも、もしもわたしを裏切ったりしたら、その時はただでは済みませんから」
 美咲は重ねた手をぎゅっと強く掴んだ。そして、わたくしが次に何かを言おうと彼女を見ると、その肩の辺りに目が留まった。わたくしは次の言葉を飲み込んだ。
「どうかしましたか?」
 わたくしはそのまま美咲の背中に手を入れる形で、ある物を掴んで手繰り寄せた。
「何だろう、このロープ」
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