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第十二章 「レラティブバリュー」
第120話 「分かれ道」
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ダンジョンへ向かうと決めた以上、動きは早かった。
だが、全員で行くわけにはいかない。
「アイラとリーリアは残れ」
「……え?」
アイラは、ぎゅっと胸元を押さえた。
「……足手まとい、ということですか?」
「いや、違う」
即答する。
「アイラは今ここでは、魔法が使えない。この状況で前に出すわけにはいかない」
アイラは唇を噛む。
悔しさはあるだろう。だが、自覚もあるらしい。
「装置が起動すれば必ず念話を通す。だから――」
「わかりました……」
「それと、リーリアは論外だ」
「ちょっと!? アル兄?」
リーリアが両手をぶんぶん振る。
「私だってやるときはやるよ!?」
リーリアの抗議に、思わず苦笑する。
「やるときが来る前に終わる可能性が高い。ここは戦場だ」
「むぅ……」
ほっぺたを膨らませるリーリアの肩に、ティタニアがそっと手を置いた。
「私ものこるから安心してリーリア」
リーリアがきょとんとする。
「え、ティタニアさんも?」
「ええ」
ティタニアは肩をすくめた。
「一人くらい魔法がまともに使える人間が残ったほうがいいと思うの。女の勘ってやつ」
「女の勘……?」
リーリアが首を傾げる。
だが、ティタニアの瞳は冗談めいていなかった。
「もし向こうが隙をつくなら、無防備な村を先に押さえる可能性もある」
静かな声で続ける。
「そのとき、誰も守れる人間がいないのはまずいわ」
確かに、筋は通っている。
俺が頷くと、ラウラが一歩前に出た。
「……では、私はティタニア様と共に残ります」
「当然ね」
ティタニアが軽く微笑む。
「ラウラは戦闘向きじゃないもの。私のそばにいなさい」
「はい」
ラウラは深く頭を下げる。
続けてイオナが、困ったように言葉を口にする。
「僕も残ったほうがよさそうだね。僕の魔法は、戦闘向きの術式はほとんどないし、このあたりの植生の研究でもして待ってるよ」
「助かる」
俺は短く頷いた。
ここまで推移を見守っていたレイラも口を開く。
「護衛をもう一人置いておきたい。ティナ、頼めるか?」
「ティナ? ……おっけー、まかせてー」
ティナが親指を立てる。
軽い口調だが、目は真剣だ。
「変なのが近づいたら、ティナがやっつけておくね」
「頼む」
レイラは続ける。
「あとは、ヒカリの嬢ちゃんだが……力がまだ安定しない。ここに残るより私のそばのほうが安全かもしれない」
「えっと……」
「無理にとは言わないが、ついてこれるか?」
「私、やってみます……」
ヒカリの返事は、遠慮がちだが静かな決意を感じた。
「決まりだな」
これで残留は六名。アイラ、リーリア、ティタニア、ラウラ、イオナ、ティナ。
戦闘に不向きな者と、村を守る役目を担う者。
そして――
「で?」
クロエが、じっと俺を見る。
「戦闘力がないって意味じゃ、アルも同じだろう?」
赤い瞳が、からかうように細まる。
「魔法が使えない。前に出て斬るわけでもない。何しに行くつもり?」
言葉は辛辣だが、声はわずかに柔らかい。
心配しているのはわかる。
「俺は行く」
短く言う。
クロエがため息をついた。
「その顔。昔から何言っても聞かないときの顔だ」
クロエは俺の顔をじっと見つめ、それから小さく笑った。
「……ほんと、面倒な子に育ったもんだ。そんな風に育てた覚えはないんだけど……まあ男の子だもんね」
クロエの軽口に、キアヌがふっと笑った。
「ほう。アルヴィオ殿は、昔からそういう顔をするのか」
思わず眉をひそめると、キアヌは槍を肩に担いだまま言った。
「男というのそういういきものだ。止めても聞かぬ。その心持は嫌いじゃないぞ」
クロエがくすりと笑う。
「こういうのは止めるだけ無駄。意地で動くから」
「違う。理屈だ」
「はいはい」
クロエは適当に手を振る。
「だけど、理屈で死ぬのはごめんだよ、アル」
だが、その目はわずかに真剣だった。
やがて観念したように、クロエは荷物を漁る。
「しょうがないね」
取り出したのは、見慣れたアクアレイジに似た魔法銃。
「これは……アクアレイジか?」
「似てるけど別物だよ」
クロエは銃身を軽く叩いた。
「こいつは魔力石で回すタイプ。トークンコアに繋がらなくても撃てる」
俺は銃を受け取る。ずしりとした重み。アクアレイジよりも少しだけ重い。
よく見ると細部が違う。銃身の側面に小さな魔力石が埋め込まれている。
「ここでも使えるってことか」
「そう。ただし――」
クロエは指を一本立てた。
「弾は有限。石に溜めた分だけ。無駄撃ちしたら終わりだよ」
「了解」
「狙いは確実に。撃つときは迷うな」
その声は、からかいではない。
俺はうなずき、腰に収めた。
「それと」
クロエはちらりとキアヌを見る。
「アルが突っ込んだら、止めてくれると助かる」
キアヌが、ふっと笑う。
「承知した。だが止まらぬときは止まらぬのだろう?」
「その通り」
「ならば、そのときは共に前へ出よう」
槍を軽く回す仕草が、妙に板についている。
クロエが肩をすくめた。
「ほら見な。こういうのが一番厄介だ」
「誰のことだ」
「両方」
小さな笑いが漏れる。
空気が、少しだけ軽くなった。
「それとヒカリちゃんはこれを持っておきな」
クロエはそう言うと小型の剣をヒカリに手渡す。
ヒカリは恐る恐る、その剣を受け取った。
「ありがとう……ございます」
「うん、なにも起きないね。今は力をヒカリちゃん自身の意思で抑え込めている証拠だよ」
その様子を見届けて俺は前を向く。
「行くぞ」
俺が一歩踏み出すと、後から小さな足音がした。
「……アルさん」
振り返る。
アイラだ。
何かを言いかけて、唇がわずかに動く。
「……その、私……」
言葉が途切れる。
視線が揺れ、拳がきゅっと握られる。
そして、小さく息を吸う。
「……アルさん、無事で」
それだけだった。
短い言葉。
だが、そこに込められた想いは、十分すぎるほど伝わる。
俺は、ほんの一瞬だけ目を細めた。
「当然だ」
軽く言う。
「戻る。必ず」
アイラは、静かに頷いた。
リーリアが横から割り込む。
「絶対だからね!? 約束だからね!?」
「うるさい」
「うるさくない!」
ティタニアが小さく笑う。
「ちゃんと帰ってきなさいよ。無駄に格好つけて倒れたりしたら許さないから」
俺は小さく頷き、視線を再び前へ向けた。
*******************
2月中は毎日更新でしたが、3月からは通常の週3に戻ります。
次回は3月4日水曜日の更新になります。
よろしくお願いします。
だが、全員で行くわけにはいかない。
「アイラとリーリアは残れ」
「……え?」
アイラは、ぎゅっと胸元を押さえた。
「……足手まとい、ということですか?」
「いや、違う」
即答する。
「アイラは今ここでは、魔法が使えない。この状況で前に出すわけにはいかない」
アイラは唇を噛む。
悔しさはあるだろう。だが、自覚もあるらしい。
「装置が起動すれば必ず念話を通す。だから――」
「わかりました……」
「それと、リーリアは論外だ」
「ちょっと!? アル兄?」
リーリアが両手をぶんぶん振る。
「私だってやるときはやるよ!?」
リーリアの抗議に、思わず苦笑する。
「やるときが来る前に終わる可能性が高い。ここは戦場だ」
「むぅ……」
ほっぺたを膨らませるリーリアの肩に、ティタニアがそっと手を置いた。
「私ものこるから安心してリーリア」
リーリアがきょとんとする。
「え、ティタニアさんも?」
「ええ」
ティタニアは肩をすくめた。
「一人くらい魔法がまともに使える人間が残ったほうがいいと思うの。女の勘ってやつ」
「女の勘……?」
リーリアが首を傾げる。
だが、ティタニアの瞳は冗談めいていなかった。
「もし向こうが隙をつくなら、無防備な村を先に押さえる可能性もある」
静かな声で続ける。
「そのとき、誰も守れる人間がいないのはまずいわ」
確かに、筋は通っている。
俺が頷くと、ラウラが一歩前に出た。
「……では、私はティタニア様と共に残ります」
「当然ね」
ティタニアが軽く微笑む。
「ラウラは戦闘向きじゃないもの。私のそばにいなさい」
「はい」
ラウラは深く頭を下げる。
続けてイオナが、困ったように言葉を口にする。
「僕も残ったほうがよさそうだね。僕の魔法は、戦闘向きの術式はほとんどないし、このあたりの植生の研究でもして待ってるよ」
「助かる」
俺は短く頷いた。
ここまで推移を見守っていたレイラも口を開く。
「護衛をもう一人置いておきたい。ティナ、頼めるか?」
「ティナ? ……おっけー、まかせてー」
ティナが親指を立てる。
軽い口調だが、目は真剣だ。
「変なのが近づいたら、ティナがやっつけておくね」
「頼む」
レイラは続ける。
「あとは、ヒカリの嬢ちゃんだが……力がまだ安定しない。ここに残るより私のそばのほうが安全かもしれない」
「えっと……」
「無理にとは言わないが、ついてこれるか?」
「私、やってみます……」
ヒカリの返事は、遠慮がちだが静かな決意を感じた。
「決まりだな」
これで残留は六名。アイラ、リーリア、ティタニア、ラウラ、イオナ、ティナ。
戦闘に不向きな者と、村を守る役目を担う者。
そして――
「で?」
クロエが、じっと俺を見る。
「戦闘力がないって意味じゃ、アルも同じだろう?」
赤い瞳が、からかうように細まる。
「魔法が使えない。前に出て斬るわけでもない。何しに行くつもり?」
言葉は辛辣だが、声はわずかに柔らかい。
心配しているのはわかる。
「俺は行く」
短く言う。
クロエがため息をついた。
「その顔。昔から何言っても聞かないときの顔だ」
クロエは俺の顔をじっと見つめ、それから小さく笑った。
「……ほんと、面倒な子に育ったもんだ。そんな風に育てた覚えはないんだけど……まあ男の子だもんね」
クロエの軽口に、キアヌがふっと笑った。
「ほう。アルヴィオ殿は、昔からそういう顔をするのか」
思わず眉をひそめると、キアヌは槍を肩に担いだまま言った。
「男というのそういういきものだ。止めても聞かぬ。その心持は嫌いじゃないぞ」
クロエがくすりと笑う。
「こういうのは止めるだけ無駄。意地で動くから」
「違う。理屈だ」
「はいはい」
クロエは適当に手を振る。
「だけど、理屈で死ぬのはごめんだよ、アル」
だが、その目はわずかに真剣だった。
やがて観念したように、クロエは荷物を漁る。
「しょうがないね」
取り出したのは、見慣れたアクアレイジに似た魔法銃。
「これは……アクアレイジか?」
「似てるけど別物だよ」
クロエは銃身を軽く叩いた。
「こいつは魔力石で回すタイプ。トークンコアに繋がらなくても撃てる」
俺は銃を受け取る。ずしりとした重み。アクアレイジよりも少しだけ重い。
よく見ると細部が違う。銃身の側面に小さな魔力石が埋め込まれている。
「ここでも使えるってことか」
「そう。ただし――」
クロエは指を一本立てた。
「弾は有限。石に溜めた分だけ。無駄撃ちしたら終わりだよ」
「了解」
「狙いは確実に。撃つときは迷うな」
その声は、からかいではない。
俺はうなずき、腰に収めた。
「それと」
クロエはちらりとキアヌを見る。
「アルが突っ込んだら、止めてくれると助かる」
キアヌが、ふっと笑う。
「承知した。だが止まらぬときは止まらぬのだろう?」
「その通り」
「ならば、そのときは共に前へ出よう」
槍を軽く回す仕草が、妙に板についている。
クロエが肩をすくめた。
「ほら見な。こういうのが一番厄介だ」
「誰のことだ」
「両方」
小さな笑いが漏れる。
空気が、少しだけ軽くなった。
「それとヒカリちゃんはこれを持っておきな」
クロエはそう言うと小型の剣をヒカリに手渡す。
ヒカリは恐る恐る、その剣を受け取った。
「ありがとう……ございます」
「うん、なにも起きないね。今は力をヒカリちゃん自身の意思で抑え込めている証拠だよ」
その様子を見届けて俺は前を向く。
「行くぞ」
俺が一歩踏み出すと、後から小さな足音がした。
「……アルさん」
振り返る。
アイラだ。
何かを言いかけて、唇がわずかに動く。
「……その、私……」
言葉が途切れる。
視線が揺れ、拳がきゅっと握られる。
そして、小さく息を吸う。
「……アルさん、無事で」
それだけだった。
短い言葉。
だが、そこに込められた想いは、十分すぎるほど伝わる。
俺は、ほんの一瞬だけ目を細めた。
「当然だ」
軽く言う。
「戻る。必ず」
アイラは、静かに頷いた。
リーリアが横から割り込む。
「絶対だからね!? 約束だからね!?」
「うるさい」
「うるさくない!」
ティタニアが小さく笑う。
「ちゃんと帰ってきなさいよ。無駄に格好つけて倒れたりしたら許さないから」
俺は小さく頷き、視線を再び前へ向けた。
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