原始時代に生き抜いた最強の戦士オクルトス

ジンクス

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三人目:魔王の娘ヘルクレア

魔王の娘ヘルクレア18

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突如現れた黒いブラックホールのような空間、そこにヘルクレアの体が通り抜けた瞬間にボコッと腹部や肩、太ももに大穴が開く。

「がはっっ まだだっ・・!!!!」

ヘルクレアは体に力を入れて一瞬で再生しようとしたが頭上にブラックホールが開き
そこからルセインがダークスレイブを突き出し落下してきた
「ヘルクレアアアアアアアアアアア!!!!!!」
剣先が体を貫くと同時に血が溢れ出す
見事に私の胸元に突き立てるとそのまま地面まで落下した。
落下の影響でクレーターができ、砂煙と大地の破片が舞う
ルセインは容赦なくその剣に魔力を込める
「これで終わりだ!!!!飛雷せよ!!!!ライジングブレイド!!!!!!」

天空から一本の太い雷がヘルクレアを一刀両断するかのように突き立てている剣に向かって叩き落ちる!!

「グアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
口を開き、血を噴出すと
眼が白と赤色と高速に反転させながら苦しむ

バリバリバリバリバリバリバリバリっと雷撃の余波が何本も漂わせ、あまりにも強大な魔力ゆえに
地鳴りと地震が発生し、二人を激しく上下に揺らした。


手を握り締め、歯を噛み切る
「こんなんじゃ・・だめだっっ・・・もっとっっ!!!!!」

「アアアアアッ!!!!!もっと、力を!!!よこせエエええええええっ!!!!!!!!!!!!!!」

魂を搾り出すように叫ぶと魔剣がそれに答えるように高速に震え始め閃光する。
極限まで引き出された魔剣ファントムダンサーはピンク色の刀身から真っ赤に染まっていた
ヘルクレアの体は一瞬で再生され、その体のいたるところに赤い血管で蝕まれていた。

円を描くように魔剣を振り回転すると、ルセインの魔力を全て振り払った

もはやヘルクレアの持つ魔剣は片手で持つことができないほどにまで魔力が高まっており
両手で持ってもぶるぶると震えて制御できないまでになっていた。

「しねええええっ!!!!!!」

震える魔剣を勢いよく大地に叩きつけると

あたり一面の大地が一瞬でひび割れ一瞬光ると巨大な爆炎柱が姿を現した
ドーンベルグを倒した時の比ではない、半径5kmにわたる獄炎柱だ。

自らの体すらも巻き込んだ大技を繰り出すとあっという間に炎は二人を包み込んだ

「ぐああああっっ!!!!」

自らの体も燃え尽きてしまうのではないかと思うほどの極炎。
その時だった、脳裏に何かの声が響き渡る
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