原始時代に生き抜いた最強の戦士オクルトス

三人目：魔王の娘ヘルクレア

魔王の娘ヘルクレア１9

（ヘルクレア！！！！この世界を崩壊させるつもりか！！！やめろ！！！）

！！！

「ファントムダンサーか！邪魔をするな！！！貴様はただ、私に力を与え続けていればいい！！！！！」
「この力なら奴を屠るほふるだけの力はある！！！！」

（この世界を犠牲にしてもか！！！！）

「あと少し・・・！！あと少しなんだ！！ここで奴を倒せなければ勝機はない！！！」

しかし魔力が弱まるのを感じた。

「なっ・・・！！！貴様っ！！！なぜ邪魔を・・・っ！！！！」

その一瞬の隙をルセインは見逃さなかった、炎の中から顔面に向けて剣が伸びてくるのを感じた
私はその剣を魔剣で受け流す。

その瞬間に爆炎柱は魔力風にふき消えた。

ルセインはヘルクレアを剣ごと振り切り、弾き飛ばした。

弾き飛ばされたヘルクレアはゴロゴロと数回バウンドすると剣を地面に突き立てて止まる。

顔を地面からルセインの方に顔を上げるとそこには無数の氷の槍が眼前に迫っていた。

額の汗が頬に落ちると同時に魔剣を振り上げ１つ２つと飛翔してくる氷の槍を切り伏せる。

はあはあと息があがるヘルクレア

！！！

頭上の３方向から先ほどと同じような巨大な隕石が落下してくるのに気づく
隕石が地面にぶちあたるのとほぼ同時に魔剣を地面に突き刺して叫んだ。

「絶氷剣！！！フューリーブレイド！！！」

自分を中心に一瞬で氷結が始まり大地から無数の氷山を貫かせた。

ルセインの隕石とヘルクレアの氷山がぶつかり合う。

地面から突き上げるように隕石に突き刺さるが２つの隕石を破壊したところで
最後の隕石の餌食となってしまう。
ヘルクレアの氷結と隕石は粉々に散り宙に、そのキラキラとした破片を撒き散らし
大地に叩きつけられた衝撃でバウンドし上空にその体を浮かせていた。

再び大地にその身を落とすと　ヘルクレアは、ぴくりとも動かなくなってしまった。