囚愛-shuai-

槊灼大地

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囚愛《エリックside》

囚愛《エリックside》3

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雅様は高2になり、夏のダンス大会はU-18部門に出場することになった。



この2年、朝早く起きて共に自宅のトレーニングルームで体力をつけたりし、雅様は今まで以上に頑張っていた。



出会った頃はあんなに小さかったのに、私の180cmを既に超えて雅様は185cmになっていた。



年々、雅彦様に面影が似てきて切なくなると同時に、死ぬまで傍にいようという思いが強くなる。



「雅様、優勝おめでとうございます」 


「ありがとうエリック」



U-18の大会で優勝し、ホテルにチェックインすると2年前と同じような部屋のトラブルが起こった。



「ツインじゃなくてダブル?」


「申し訳ありません。こちらのミスで…」



本当にミスなのだろうか?


いつもホテルの手配をしているのはテリーだ。



去年は何とも無かったが、このようなミスが偶然起きるのだろうか?



しかしホテル側がミスだと認めているし、偶然なのかもしれない。




「別にいいじゃん。寝るだけだし」



部屋のキーをホテルマンからもらい、どこか嬉しそうに部屋へ向かう雅様。



なんだかこの光景、見たことあるような…




「雅様、お先にシャワーを」



ディナーを済ませ部屋に戻り、そう言うと雅様はベッドに横になり私を見て言った。



「俺ダンスで体疲れたんだよね。バスタブにお湯を溜めてゆっくりしたいからエリック先にいいよ」


「かしこまりました」



そう言われ、やはり雅様は疲れているのにツインではなく申し訳ないと思いながらシャワーを浴びた。



そしてバスタブにお湯を溜め、髪の毛を乾かしてから部屋に戻ると部屋の異常な温度に驚いた。



「雅様、湯船張っておきました…なんですかこの部屋の異常な暑さは」



「なんか暖房になってたっぽい。じゃ、俺ゆっくり湯船浸かるから。あ、アールグレイ淹れといたよ」



暖房?
エアコンまで壊れているのか?



最悪な部屋を用意されたものだ―…



「ありがとうございます。ごゆっくり。…いったいなぜ暖房に…」



冷房に切り替え、風をチェックするときちんと冷風が出ていたことが確認できた。



飲みかけのミネラルウォーターを飲みソファーに腰掛け、本を読みながら雅様が淹れてくださったアールグレイを飲んだ。



1時間ほどすると、雅様がバスルームから出てきた。



「エリックの水もらうねー」



そう言って私の飲みかけのミネラルウォーターを飲んでいた。



雅様は長時間バスタブでゆっくりしたいほど疲れておられるのだ。



せめて広いベッドで安眠して欲しい。



「雅様…私はソファーで寝ます」


「んー、寝るだけだし一緒に寝ようよ」



そしてソファーに座っていた私の隣に座り、抱き締めて首筋にキスをしてきた。



その瞬間、快感が走る。



「はっ、ん…」



なんだこれ―…



心臓がドクドクする
息が切れる



そう思った瞬間、そのまま隣のベッドの上に押し倒された。



「雅様―…なにを」


「どうしたのエリック?顔が赤いよ」



再び私の首筋に吸い付き、耳を舐め上げる。



「は…あっ…やめてください」


「練習相手になってくれるんでしょ?」



練習相手―…?



確かにいつかそういう教育をしなければいけないと思っていた。



しかし今日は体がおかしい。



「何を言って―…んっ」



脳内でどうすべきか考える間もなく、深いキスをされる。



「ん…は、あっ…みや…んっ」



息継ぎも出来ないほどの激しいキスをしながら、雅様は私の服を捲り乳首を弄る。



「んっ!」



固くなっている乳首を指で弄るだけで体がビクビクする。



そしてその手を私の股間へと移動させると、ズボンの上から優しく撫でる。



「感じてるんだねエリック。嬉しい」



硬くなっている自分のモノを弄られたことに驚いた。



自分でしようとしても勃起しないのに、
性的な興奮を感じたことなどないのに、




―…なぜ反応している?



ズボンの中に手が侵入してくる。
そして硬くなった私のモノを軽く扱く。




「はっ、あっ!やっ…め…」


「うわ。すっごいヌルヌル」




おかしい。
あり得ない。



こんなに感じてしまう自分が自分では無いみたいだ。



雅様は私のズボンを下げて、固くなったモノを取り出す。



そしてそれを口に含んだ。



「雅様っ!、アアッ!」



なんてことを―…



シャワーを浴びたとはいえ、こんなことを主にされるとは。



唾液と舌と口を使い、全体を咥えて、中で舌をぐるぐる回すように舐めてあげている。



―…あぁ、これはマズい



「待っ―…みや、び様!…アッ、あっ、は―…おか、しくなる!あっ、あ…―っ!!!」




性的な情報を集めていたのでこれが何なのかすぐに理解できた。



快感を感じて射精したのだ。



今まで夢精をしたことは何度かあった。
でも自ら自慰をしようと思ったこともない。



―…なのに、なぜ




雅様はそれを飲み込み、息を切らしている私を見下ろし舌なめずりをして言った。



「ごちそうさま」


「雅様…はぁ…もう、満足ですか?寝ま―…」



今日は体がおかしい。
これ以上されたら、自分が自分で無くなる恐怖に駆られる。



「何言ってるの?もう硬くしてるくせに。まだまだこれからだよ」



気付くと私の体はまだ射精が足りないと言っているかのように硬くなっていた。



そして再びその硬くなったモノを雅様が口に含む。



根元から先端まで口を上下させ、舌を使われ、先程と同じ快感が走る。



「アアッ、あ、は―…アッ」



20も年下の主にこのようなことをされて、快感が止まらない自分に嫌気がさす。



それよりも反応してしまう体が憎い。




「はうっ…うっ―…あ、あっ…また、おかしく…―っ!!!」



そして再び雅様の口の中に精液を出した。



「嬉しいよエリック。こんなに感じてくれるなんて」



「雅…様…はぁ…はぁ」



「明日の観光の時間まで抱き合おう」



そう見つめられると、私の体が雅様を求めているかのように再び反応していた。




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