狂愛-kyouai-

槊灼大地

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狂愛Ⅲ《槞唯side》4

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すると秘部に再び快感が走る。



神威さんが腰を動かしていた。



「アッ、抜い…てくださっ…!!」



「誰が抜くかよ。俺はまだイッてねぇだろ」



「待っ、てっ…!イッたばか…り、アッ、アァッ!」



神威さんは腰を振りながら媚薬ローションを追加で繋がっている部分に垂らした。


「お前もう勃ったの?はっや」


「アァッ、くっ、…ん…アッ、アァッ!あ…」



私の意思に反して硬くなったモノを見て神威さんに笑みがこぼれる。



屈辱以外の何者でもない。




そして正常位で突きながらキスをしてきた。



このキスに狂わされてしまう。



あぁ、もっと。



もっと貴方が欲しい。





「っ…、出すぞ」



「アァッ、あ、…ンンッ、や…アァッ!」



神威さんは私の奥で大量の精液を中にぶちまけた。



温かいもので満たされる。



もっと、



もっと欲しい―…



「あー、ひっさびさすぎて最高に気持ちイイわ。相手がお前でもな」



そんな皮肉なセリフにさえ反論できない自分がいた。




神威さんがズルリと抜くと、勃起して準備の出来ている私の体は物足りないと言っている。



欲しい、もっと。



「ハァ…ハァ、神、威さん…」



もう終わりなのか?



神威さんは無表情でしばらく私を見つめた。



そして私を四つん這いにさせて、また指を出し入れした。



行為が続くことが嬉しいだなんて、自分で自分を殴りたい。




「やっぱりまだ硬いな前立腺」


「や、アァッ!アッ、…アッ」


「ここがイイだろ?」


「…くっ…は、アッ…んん」



気持ち良すぎておかしくなりそうだ。



そして同時に硬くなってる私のモノを後ろから高速で扱き出す。



「すっげぇ…ヌッルヌル…気持ちいい?ルイ」



「アァッ、い、イイッ!神威さ、ん!アッアッ、んん…」



反論できない。



神威さんは私の背中を舐めながら指の出し入れを早くして、モノを扱く手を止めた。




「手っ、止めな…アッアッ!神威さんっ…」



イヤだ。



もっと扱いて欲しい。




それなのに指だけでまたイキそうだ。



「あぁ、イク、イ…クッ」


「おっと」



神威さんは指の動きを止めた。



「なっ…」



「そう簡単にはイカせないって言ったよな?」




そしてうしろから私の耳元を舐めながら囁く。



「どうして欲しい?」


「っ…」



あぁ、もうこの人の声だけで体が疼いてしまう。



そしてまた指をゆっくりと動かし、前立腺を指で刺激しながら問う。



「指だけでいいのか?ルイ」


「ア、ァッ…ぁ…」


「ん?どうする?」




もうダメだ―…



欲しくて、欲しくてたまらない。




「…さ…ぃ…」


「聞こえねぇな。なんだって?」



「神威さんの、…ください…」




私の脳は屈辱だと思う前に、神威さんのモノを欲していた。



もう自分が自分でないことはわかっていた。



しかし体は正直なのだ。



もう、どうにでもなってしまえ。




「よくできました」



神威さんは指を抜いて、後背位で私の欲しているモノを奥まで挿入した。



そして私の腰を掴んで、一気に高速で腰を動かす。



あぁ、これが欲しかったのだ。



快感に溺れていく。




「アッ、…アッ!イイッ…ん、アァッ!イク!イク―…」



私はいつの間にか精液を床にぶちまけていた。



「おー、2回目なのにたくさん出しておりこうだ」



神威さんはイッて体の力が抜けている私の手錠を外して、正常位で挿入した。




よかった、まだ続くのか。




「アァッ、あぁ、んっ…アァッ、イイッ、そ、こっ」



「ここか?ここだろ?」



もう神威さんで満たされたくてたまらない。



貴方の顔も声も体も全て欲しいと思ってしまう。



「そこっ…アァッ、ん、アッ、…そこぉ!」



そして私は神威さんの背中に手を回してキスをした。



自分が自分じゃない。



分かっている。



でも止められないんだ。



「神威さっ、ん…!アァッ、い、く…イクッ!イクッ」


「俺も、…出るっ!!」



「アッ、アァッ、…熱い、入って…ん、アッ、アァッ」



それから私がイッて、しばらくして神威さんがイッて、また私が勃ってイッて、神威さんが勃って色んな体位をしてを繰り返した。




「アァッ!神威さんっ、イイッ、…ア!ん、ん…アッアッん、ッ」



「俺の精液だかローションだか分かんねぇぐらいグチョグチョだな。俺も、出るっ―…」




お互い何回イッたか数えられないほどやって、気づけば深夜3時を回っていた。



時間が経つに連れてどんどん冷静になって、この状況があり得ないことに気付き始めた。
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