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大きく豪華な扉の前に案内される。
「国王様!! ダマール様をお連れしました」
「入れ」
扉が開けられ,奥には大きな椅子に座るドワーフの国王が居た。
「おいカナデ,国王のヒゲ,ダマールのおっさんよりもじゃもじゃだぞ」
「目の前でロイそれを言うなよ!?」
国王の目の前まで行き,ダマールは. 跪いた。
「ダマールよ待っておったぞ! それでどうだったのだ?」
「国王様。僅かな望みを探ってみましたが全く駄目でした」
「そうかぁ……後ろにいるその者達はどうしたのだ??」
「我々ドワーフを救ってくれる方々です」
「どういう事だ?」
ダマールが国王に経緯を説明する。
「この者達は魔物が. 跋扈するクルル山脈を王国側から普通に登ってきたんです。詳しく聞くと襲ってくる魔物をひたすら倒しながら登ってきたとか。そして偶然鉱山の中で会いまして,その強さと腕を見込んで我々ドワーフの抱えている問題を話した所,冒険者であられるこちらの者達が依頼として受けてくださると!」
「なっなんと!? しかし,今まで散々失敗しておるからな……」
「この者達は大丈夫です国王,大魔法使いのクロエ殿の強さたるや」
「任せろ国王! 余が殲滅してやるのじゃ! はっはっは」
「こんな小娘と子供とひ弱そうな青年で大丈夫なのか?」
「国王様,見かけで判断してはなりません。それでですが,国王様にお願いがあります」
「なんだ?」
「この者達はドワーフの力を貸して欲しいとの事です。国王様にその約束をしてもらいたいと」
「勿論問題を解決してくれれば,それ相応の願いは叶えるつもりだ。それでも叶えられないものだってある。どういった願いなんだ?」
「クロエピアノ出してもらえるか?」
「ほいきた」
「これは??」
「これはピアノという音が出る演奏の楽器です。これが作ったのがドワーフだという事だけが分かっています。俺はこのピアノを作った製作者もしくはこれを作れる腕の職人を探しています」
「ドワーフと言っても職人は沢山いるからな。名前はわからないのか?」
「名前は分からないそうです。たださすけという冒険者の武器を作っていたドワーフという事だけは分かっています」
「あのさすけ殿か?」
「多分そうかと……有名なんですか?」
「我らのドワーフを昔救ってくれた英雄だ! なるほどさすけ殿の……」
ドワーフの王は目を瞑り少しの間何かを考えてるようだった。
「それは作ったであろう職人はもうこの世にはいない残念ながら。だがドワーフの王として達成してくれたあかつきには,必ずそれよりも素晴らしいものを作る事を約束しよう」
「ドワーフの王よ約束したぞ! 必ず約束を守るのじゃ!」
「勿論だとも」
どうやら話はまとまったようだ。
「それで,魔物ってのはどれだけ退治すれば良いのじゃ?」
「魔物を倒しても倒しても湧いて出てくるんだ。これは何か原因があるのではないか? と考えておる。何百年と魔物が住んでもなかったクルル山脈に急にこんなに魔物が沢山現れるだろうか?」
「それはなんかおかしいの~そんな事聞いた事はないのじゃ」
「原因を探ってもらい,解決してほしいのだ」
「今ではドラゴンまでクルル山脈に棲み着いておる。普通ドラゴンなんていたら他の魔物は近づかない。それなのに他の魔物も沢山棲み着いておる……異常なんだ」
「ん! 確かに異常じゃ。さらに言うと,ドラゴンはあんな山には棲まないのじゃ」
「そうなのか?」
「ドラゴンは自然が多い山に棲み着くことが多いのじゃ。クルル山脈には何かきっとあると思うのじゃ」
なんだが思っているより難しそうな依頼だな。
「分かったのじゃ! なんとかなるじゃろ! じゃあ明日には出発するかの」
「よろしく頼む。今日は王宮で休まれるといい」
俺達は部屋に案内され,やっと落ち着く事が出来た。
「だぁ~やっとゆっくり出来るよ」
「王宮で泊まる事になるとはな」
「まさか最高の貴族飯が食えるとはな! 王宮なんだから飯美味いだろうな~」
食事の時間頃になったのか,食事が運ばれてきた。
ロイが期待していた貴族飯ってやつだ。だが王宮の食事としてはいささか質素だった。
一口運ぶと,しょっぱい……というより味が濃い……
おつまみに近いといえばいいだろうか。酒に合いそうな料理ばかりだった。
「メイドさん,この料理ってドワーフの国だと勿論高級料理ですよね?」
「ええ勿論です。最高の物をお出しするようにと言われております」
「ライムが作る料理の方が美味いぞ!?」
「余はドワーフの料理嫌いじゃないぞ。酒によく合う」
「オイラは酒飲まないからわからん」
確か食品とかほどんど輸入とか言っていたな。つまりは保存食が多いって事か。確かにそうなるとこういった味付けの料理になってしまうのもわからなくはないか……
「カナデよ~せっかくドワーフの国に来たんだ。何か弾いてくれ」
「そうだぜ! 何か弾いてくれよ」
「しょうがないな」
要望に答え俺はライムと共に演奏を始めると,宴会が始まった。
周りにいるドワーフのメイドさん達も俺が奏でる音楽を聴いて楽しんでくれているようだった。
騒ぎ疲れたのかクロエとロイは気付くとソファで寝ていた。二人をベッドへ運び王宮のふかふかのベッドに横になるとすぐに眠りについた。
「国王様!! ダマール様をお連れしました」
「入れ」
扉が開けられ,奥には大きな椅子に座るドワーフの国王が居た。
「おいカナデ,国王のヒゲ,ダマールのおっさんよりもじゃもじゃだぞ」
「目の前でロイそれを言うなよ!?」
国王の目の前まで行き,ダマールは. 跪いた。
「ダマールよ待っておったぞ! それでどうだったのだ?」
「国王様。僅かな望みを探ってみましたが全く駄目でした」
「そうかぁ……後ろにいるその者達はどうしたのだ??」
「我々ドワーフを救ってくれる方々です」
「どういう事だ?」
ダマールが国王に経緯を説明する。
「この者達は魔物が. 跋扈するクルル山脈を王国側から普通に登ってきたんです。詳しく聞くと襲ってくる魔物をひたすら倒しながら登ってきたとか。そして偶然鉱山の中で会いまして,その強さと腕を見込んで我々ドワーフの抱えている問題を話した所,冒険者であられるこちらの者達が依頼として受けてくださると!」
「なっなんと!? しかし,今まで散々失敗しておるからな……」
「この者達は大丈夫です国王,大魔法使いのクロエ殿の強さたるや」
「任せろ国王! 余が殲滅してやるのじゃ! はっはっは」
「こんな小娘と子供とひ弱そうな青年で大丈夫なのか?」
「国王様,見かけで判断してはなりません。それでですが,国王様にお願いがあります」
「なんだ?」
「この者達はドワーフの力を貸して欲しいとの事です。国王様にその約束をしてもらいたいと」
「勿論問題を解決してくれれば,それ相応の願いは叶えるつもりだ。それでも叶えられないものだってある。どういった願いなんだ?」
「クロエピアノ出してもらえるか?」
「ほいきた」
「これは??」
「これはピアノという音が出る演奏の楽器です。これが作ったのがドワーフだという事だけが分かっています。俺はこのピアノを作った製作者もしくはこれを作れる腕の職人を探しています」
「ドワーフと言っても職人は沢山いるからな。名前はわからないのか?」
「名前は分からないそうです。たださすけという冒険者の武器を作っていたドワーフという事だけは分かっています」
「あのさすけ殿か?」
「多分そうかと……有名なんですか?」
「我らのドワーフを昔救ってくれた英雄だ! なるほどさすけ殿の……」
ドワーフの王は目を瞑り少しの間何かを考えてるようだった。
「それは作ったであろう職人はもうこの世にはいない残念ながら。だがドワーフの王として達成してくれたあかつきには,必ずそれよりも素晴らしいものを作る事を約束しよう」
「ドワーフの王よ約束したぞ! 必ず約束を守るのじゃ!」
「勿論だとも」
どうやら話はまとまったようだ。
「それで,魔物ってのはどれだけ退治すれば良いのじゃ?」
「魔物を倒しても倒しても湧いて出てくるんだ。これは何か原因があるのではないか? と考えておる。何百年と魔物が住んでもなかったクルル山脈に急にこんなに魔物が沢山現れるだろうか?」
「それはなんかおかしいの~そんな事聞いた事はないのじゃ」
「原因を探ってもらい,解決してほしいのだ」
「今ではドラゴンまでクルル山脈に棲み着いておる。普通ドラゴンなんていたら他の魔物は近づかない。それなのに他の魔物も沢山棲み着いておる……異常なんだ」
「ん! 確かに異常じゃ。さらに言うと,ドラゴンはあんな山には棲まないのじゃ」
「そうなのか?」
「ドラゴンは自然が多い山に棲み着くことが多いのじゃ。クルル山脈には何かきっとあると思うのじゃ」
なんだが思っているより難しそうな依頼だな。
「分かったのじゃ! なんとかなるじゃろ! じゃあ明日には出発するかの」
「よろしく頼む。今日は王宮で休まれるといい」
俺達は部屋に案内され,やっと落ち着く事が出来た。
「だぁ~やっとゆっくり出来るよ」
「王宮で泊まる事になるとはな」
「まさか最高の貴族飯が食えるとはな! 王宮なんだから飯美味いだろうな~」
食事の時間頃になったのか,食事が運ばれてきた。
ロイが期待していた貴族飯ってやつだ。だが王宮の食事としてはいささか質素だった。
一口運ぶと,しょっぱい……というより味が濃い……
おつまみに近いといえばいいだろうか。酒に合いそうな料理ばかりだった。
「メイドさん,この料理ってドワーフの国だと勿論高級料理ですよね?」
「ええ勿論です。最高の物をお出しするようにと言われております」
「ライムが作る料理の方が美味いぞ!?」
「余はドワーフの料理嫌いじゃないぞ。酒によく合う」
「オイラは酒飲まないからわからん」
確か食品とかほどんど輸入とか言っていたな。つまりは保存食が多いって事か。確かにそうなるとこういった味付けの料理になってしまうのもわからなくはないか……
「カナデよ~せっかくドワーフの国に来たんだ。何か弾いてくれ」
「そうだぜ! 何か弾いてくれよ」
「しょうがないな」
要望に答え俺はライムと共に演奏を始めると,宴会が始まった。
周りにいるドワーフのメイドさん達も俺が奏でる音楽を聴いて楽しんでくれているようだった。
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