27 / 56
第二章
〜到着エルフの里〜
しおりを挟む
俺達は世界樹を入手する為に魔法陣でエルフの里へと向かった。
「お前達は一体誰だ? そしてどこから入って来たんだ!」
見渡す限りのエルフ達に包囲され俺達は身動き取れない状態に今なっている。
魔法陣を使って飛んだ先が,武装しているエルフが大勢集合していたド真ん中に俺達は現れた。そして今にも殺されそうな状況になっている。俺は両手を上げて抵抗しない意思を伝えようとしているが,伝わってはいないようだった。
「なんじゃ? なんじゃ? エルフ共よ。やるのか?」
クロエは余裕だと言わんばかりの態度を示している。
「オイラも戦うぜ!?」
ドラゴンの防具を手にして気が強くなっているのか,ロイもやる気マンマンでいる。
「おいおい! いきなり争い事は勘弁だよ。とりあえずクロエ,大げさにするなよ?」
「しかし,エルフが殺気立ってて今にもやってきそうじゃぞ!?」
「守るのはいいが,反撃したりはするなよ?
「わかったのじゃ」
「とりあえず……話を聞いてもらえないですか? 俺達は,とある魔法陣を使ったらいきなりここに飛ばされて,今の状況になってるんで,俺達自身も戸惑ってるんですよ」
「そんな嘘を言っても騙されないぞ!」
一人のエルフが受け答えをしてくれた。
「本当に嘘じゃないんですよ……実際にいきなり現れたじゃないですか」
「その右手に持っている見慣れない物はなんだ?」
「これですか? これはヴァイオリンのケースで中にヴァイオリンという――」
「おい! 誰かそやつのそれを確認しろ!」
一人のエルフが俺に近づき,ヴァイオリンケースを奪おうとする。
「勝手に触るんじゃねーー!!」
俺はケースを胸に抱え込み,近づいてきたエルフを突き飛ばした。
「!?!?!?!?」
ロイとクロエは驚いた顔をしていた。
「あ!」
そう気付いた時には遅かった。
「取り押さえろーー!!」
「抵抗するなよ?」
俺とクロエ,そしてロイは取り押さえられる。
そのまま俺達は連れて行かれ牢屋と思われる場所に押し込められた。
「いってぇ~な!」
「ここでじっとしてろ!」
「あ~最悪だ!!」
「なんじゃカナデよ。出ようと思えばいつでも出られるぞ」
「そうなの?」
「出られる訳ないでしょ」
その声に目を向けるとドアに付いている隙間からエルフの顔が見える。声からして女性のエルフだろう。
「誰じゃ??」
「あなた達を監視する為にここにいるだけよ」
「なんで出られないと思うんじゃ?」
「いまあなた達を閉じ込めている牢は魔法耐性にも優れていて魔法も通じないし,普通に壊そうと思っても頑丈で壊せないからよ」
「そんな事か,余なら簡単に出来るぞ」
「ふん。まあそう言ってなさい!」
「俺達はどうなるんですか?」
「そのうち分かるでしょう。静かに待ってなさい」
まさか捕まって牢に閉じ込められる事になるとは予想すらしてなかった。
前途多難な旅になってしまったと俺は感じていた……
「というか,カナデがエルフに突っかかったからこうなったんじゃんか」
「ごめんってロイ」
「カナデが怒る所なんて初めて見たぞ」
「このヴァイオリンはこの世界で不思議な力があろうと魔法があろうと作る事が出来る代物じゃないんだ。俺の命より大事だと絶対に言える」
「そんなに凄いものなのか?」
「ああ。だから絶対に壊されたりされたくないんだ。もし俺が死んだらクロエがコイツを保管してくれ」
「何を言っておるんじゃ! 簡単に死ぬわけがなかろう」
「ははは」
「それにしてもお腹空いたなぁ~。エルフ姉ちゃん,ご飯食べさせてくれないの?」
「あなた達に食事はないわよ! 結果が出るまで大人しくしてなさい」
「なんじゃと!? 食事がないじゃと!? カナデよライムに作らせるしかないな」
「え!? ここで? なんかすっげー怒られそうじゃん」
「オイラも腹が減って大変だぞ」
そんな会話をしていると,何人かが訪れて外で何かを話しているようだった。
「なあなあカナデ,ライムに頼んでいつものように食事作ってもらおうぜ」
「おい! おい! お前達の処罰が決まったようだぞ」
「それで? 俺達はどうなるんです?」
「朝一で処刑する事が決まったそうよ」
「は? 処刑だって? なんでだよ?」
「カナデ処刑ってなんだ?」
「なんじゃ!?」
「殺されるって事だよ。俺達を明日殺すってさ」
「なんじゃそれ!」
「オイラ死にたくないぞ」
「話し合いで決まった事だから覆る事はないわよ」
「エルフって種族は何もしていない人族を,そしてこんな子供も訳も分からず処刑する野蛮な種族なんだなと理解したよ」
「あなた今,野蛮って言った!?」
「ああ言った。野蛮な種族だな! 俺が初めて会ったエルフは俺の事を魔物から救ってくれて,人族だとか種族で何か差別をするようなエルフの女性じゃなかったから,とても崇高な種族だと俺は思ってたよ。だけど,認識を改める必要があるようだ」
「エルフは誇り高き種族よ! あなた達人族の方が野蛮じゃない」
「傲慢じゃな」
「傲慢って私達エルフが??」
「そうじゃ。それは傲慢じゃ! カナデよ,処刑なんてものは余ならどうにでも出来るから安心しろ! それよりも食事じゃ」
「そうだな……ライム用意してくれるか?」
俺のバッグからライムが出てきて,クロエがアイテムボックスから食材を取り出し調理を始めた。
料理が進むと,だんだんと食欲を刺激する匂いがしてくる。
「あなた達何勝手にやってるのよ!!」
「いいだろ別に,明日には俺達処刑されるんだ」
「クロエ酒飲むんだろ? たまには俺も付き合うよ」
「お! カナデが珍しいの! それじゃあ飲もうか」
俺とクロエは酒が注がれたジョッキを持って乾杯をする
「ずるいぞ。オイラも混ぜろよ! カンパーイ」
俺達は捕まって牢屋に入れられ,明日処刑されるのにもかかわらず騒ぎ始めた。
「エルフの里の初めての夜じゃ。せっかくだからカナデ何か聴きたいのじゃ」
「クロエは本当に音楽が好きだな。いいぞちょっと弾いてみようかな」
俺は立ち上がり,ケースからヴァイオリンを出し,演奏を始める。
「♪~~~~~~~♪♫♪~~~~~~」
バッハ作曲『G線上のアリア』
牢に付いている小さな月明かりが入る鉄窓から見える幻想的なエルフの里の景色が俺の演奏家としての感性を刺激する。
出来ることなら外で,五感でエルフの里を感じながら演奏してみたいが,今はここで奏でよう。
「少し悲しみを感じさせる音なのに,何故か心は豊かになる音じゃ」
「なんか今のオイラ達に合う音楽だな」
ライムもボヨボヨと反応している。一番気に入ってるのかもしれない。
俺は演奏を終える。
「ちょっと!! あなた今何やったの?」
「なんじゃ小娘のエルフよ! お主には関係ないじゃろ」
「気になっただけよ。一体何なのよ」
「これが音楽だよ……エルフにはないのか?」
「ないわ……」
「もしかしてエルフ姉ちゃんカナデの音楽聴いて,感動しちゃったんじゃないの?」
「はぁ!? 私が!? 人族に感動なんてするわけないじゃない」
「それにしては熱心に聴いておったの」
「知らなかったから,少し気になっただけよ」
「明日になったら,死ぬからもう一生聞けないけどね」
少しの嫌味を俺は吐き,食事の続きを俺は楽しむ。
「お前達は一体誰だ? そしてどこから入って来たんだ!」
見渡す限りのエルフ達に包囲され俺達は身動き取れない状態に今なっている。
魔法陣を使って飛んだ先が,武装しているエルフが大勢集合していたド真ん中に俺達は現れた。そして今にも殺されそうな状況になっている。俺は両手を上げて抵抗しない意思を伝えようとしているが,伝わってはいないようだった。
「なんじゃ? なんじゃ? エルフ共よ。やるのか?」
クロエは余裕だと言わんばかりの態度を示している。
「オイラも戦うぜ!?」
ドラゴンの防具を手にして気が強くなっているのか,ロイもやる気マンマンでいる。
「おいおい! いきなり争い事は勘弁だよ。とりあえずクロエ,大げさにするなよ?」
「しかし,エルフが殺気立ってて今にもやってきそうじゃぞ!?」
「守るのはいいが,反撃したりはするなよ?
「わかったのじゃ」
「とりあえず……話を聞いてもらえないですか? 俺達は,とある魔法陣を使ったらいきなりここに飛ばされて,今の状況になってるんで,俺達自身も戸惑ってるんですよ」
「そんな嘘を言っても騙されないぞ!」
一人のエルフが受け答えをしてくれた。
「本当に嘘じゃないんですよ……実際にいきなり現れたじゃないですか」
「その右手に持っている見慣れない物はなんだ?」
「これですか? これはヴァイオリンのケースで中にヴァイオリンという――」
「おい! 誰かそやつのそれを確認しろ!」
一人のエルフが俺に近づき,ヴァイオリンケースを奪おうとする。
「勝手に触るんじゃねーー!!」
俺はケースを胸に抱え込み,近づいてきたエルフを突き飛ばした。
「!?!?!?!?」
ロイとクロエは驚いた顔をしていた。
「あ!」
そう気付いた時には遅かった。
「取り押さえろーー!!」
「抵抗するなよ?」
俺とクロエ,そしてロイは取り押さえられる。
そのまま俺達は連れて行かれ牢屋と思われる場所に押し込められた。
「いってぇ~な!」
「ここでじっとしてろ!」
「あ~最悪だ!!」
「なんじゃカナデよ。出ようと思えばいつでも出られるぞ」
「そうなの?」
「出られる訳ないでしょ」
その声に目を向けるとドアに付いている隙間からエルフの顔が見える。声からして女性のエルフだろう。
「誰じゃ??」
「あなた達を監視する為にここにいるだけよ」
「なんで出られないと思うんじゃ?」
「いまあなた達を閉じ込めている牢は魔法耐性にも優れていて魔法も通じないし,普通に壊そうと思っても頑丈で壊せないからよ」
「そんな事か,余なら簡単に出来るぞ」
「ふん。まあそう言ってなさい!」
「俺達はどうなるんですか?」
「そのうち分かるでしょう。静かに待ってなさい」
まさか捕まって牢に閉じ込められる事になるとは予想すらしてなかった。
前途多難な旅になってしまったと俺は感じていた……
「というか,カナデがエルフに突っかかったからこうなったんじゃんか」
「ごめんってロイ」
「カナデが怒る所なんて初めて見たぞ」
「このヴァイオリンはこの世界で不思議な力があろうと魔法があろうと作る事が出来る代物じゃないんだ。俺の命より大事だと絶対に言える」
「そんなに凄いものなのか?」
「ああ。だから絶対に壊されたりされたくないんだ。もし俺が死んだらクロエがコイツを保管してくれ」
「何を言っておるんじゃ! 簡単に死ぬわけがなかろう」
「ははは」
「それにしてもお腹空いたなぁ~。エルフ姉ちゃん,ご飯食べさせてくれないの?」
「あなた達に食事はないわよ! 結果が出るまで大人しくしてなさい」
「なんじゃと!? 食事がないじゃと!? カナデよライムに作らせるしかないな」
「え!? ここで? なんかすっげー怒られそうじゃん」
「オイラも腹が減って大変だぞ」
そんな会話をしていると,何人かが訪れて外で何かを話しているようだった。
「なあなあカナデ,ライムに頼んでいつものように食事作ってもらおうぜ」
「おい! おい! お前達の処罰が決まったようだぞ」
「それで? 俺達はどうなるんです?」
「朝一で処刑する事が決まったそうよ」
「は? 処刑だって? なんでだよ?」
「カナデ処刑ってなんだ?」
「なんじゃ!?」
「殺されるって事だよ。俺達を明日殺すってさ」
「なんじゃそれ!」
「オイラ死にたくないぞ」
「話し合いで決まった事だから覆る事はないわよ」
「エルフって種族は何もしていない人族を,そしてこんな子供も訳も分からず処刑する野蛮な種族なんだなと理解したよ」
「あなた今,野蛮って言った!?」
「ああ言った。野蛮な種族だな! 俺が初めて会ったエルフは俺の事を魔物から救ってくれて,人族だとか種族で何か差別をするようなエルフの女性じゃなかったから,とても崇高な種族だと俺は思ってたよ。だけど,認識を改める必要があるようだ」
「エルフは誇り高き種族よ! あなた達人族の方が野蛮じゃない」
「傲慢じゃな」
「傲慢って私達エルフが??」
「そうじゃ。それは傲慢じゃ! カナデよ,処刑なんてものは余ならどうにでも出来るから安心しろ! それよりも食事じゃ」
「そうだな……ライム用意してくれるか?」
俺のバッグからライムが出てきて,クロエがアイテムボックスから食材を取り出し調理を始めた。
料理が進むと,だんだんと食欲を刺激する匂いがしてくる。
「あなた達何勝手にやってるのよ!!」
「いいだろ別に,明日には俺達処刑されるんだ」
「クロエ酒飲むんだろ? たまには俺も付き合うよ」
「お! カナデが珍しいの! それじゃあ飲もうか」
俺とクロエは酒が注がれたジョッキを持って乾杯をする
「ずるいぞ。オイラも混ぜろよ! カンパーイ」
俺達は捕まって牢屋に入れられ,明日処刑されるのにもかかわらず騒ぎ始めた。
「エルフの里の初めての夜じゃ。せっかくだからカナデ何か聴きたいのじゃ」
「クロエは本当に音楽が好きだな。いいぞちょっと弾いてみようかな」
俺は立ち上がり,ケースからヴァイオリンを出し,演奏を始める。
「♪~~~~~~~♪♫♪~~~~~~」
バッハ作曲『G線上のアリア』
牢に付いている小さな月明かりが入る鉄窓から見える幻想的なエルフの里の景色が俺の演奏家としての感性を刺激する。
出来ることなら外で,五感でエルフの里を感じながら演奏してみたいが,今はここで奏でよう。
「少し悲しみを感じさせる音なのに,何故か心は豊かになる音じゃ」
「なんか今のオイラ達に合う音楽だな」
ライムもボヨボヨと反応している。一番気に入ってるのかもしれない。
俺は演奏を終える。
「ちょっと!! あなた今何やったの?」
「なんじゃ小娘のエルフよ! お主には関係ないじゃろ」
「気になっただけよ。一体何なのよ」
「これが音楽だよ……エルフにはないのか?」
「ないわ……」
「もしかしてエルフ姉ちゃんカナデの音楽聴いて,感動しちゃったんじゃないの?」
「はぁ!? 私が!? 人族に感動なんてするわけないじゃない」
「それにしては熱心に聴いておったの」
「知らなかったから,少し気になっただけよ」
「明日になったら,死ぬからもう一生聞けないけどね」
少しの嫌味を俺は吐き,食事の続きを俺は楽しむ。
9
あなたにおすすめの小説
「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~
あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。
彼は気づいたら異世界にいた。
その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。
科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。
僕のギフトは規格外!?〜大好きなもふもふたちと異世界で品質開拓を始めます〜
犬社護
ファンタジー
5歳の誕生日、アキトは不思議な夢を見た。舞台は日本、自分は小学生6年生の子供、様々なシーンが走馬灯のように進んでいき、突然の交通事故で終幕となり、そこでの経験と知識の一部を引き継いだまま目を覚ます。それが前世の記憶で、自分が異世界へと転生していることに気付かないまま日常生活を送るある日、父親の職場見学のため、街中にある遺跡へと出かけ、そこで出会った貴族の幼女と話し合っている時に誘拐されてしまい、大ピンチ! 目隠しされ不安の中でどうしようかと思案していると、小さなもふもふ精霊-白虎が救いの手を差し伸べて、アキトの秘めたる力が解放される。
この小さき白虎との出会いにより、アキトの運命が思わぬ方向へと動き出す。
これは、アキトと訳ありモフモフたちの起こす品質開拓物語。
異世界へ誤召喚されちゃいました 女神の加護でほのぼのスローライフ送ります
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~
うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」
これしかないと思った!
自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。
奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。
得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。
直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。
このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。
そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。
アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。
助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
大学生活を謳歌しようとしたら、女神の勝手で異世界に転送させられたので、復讐したいと思います
町島航太
ファンタジー
2022年2月20日。日本に住む善良な青年である泉幸助は大学合格と同時期に末期癌だという事が判明し、短い人生に幕を下ろした。
死後、愛の女神アモーラに見初められた幸助は魔族と人間が争っている魔法の世界へと転生させられる事になる。
命令が嫌いな幸助は使命そっちのけで魔法の世界を生きていたが、ひょんな事から自分の死因である末期癌はアモーラによるものであり、魔族討伐はアモーラの私情だという事が判明。
自ら手を下すのは面倒だからという理由で夢のキャンパスライフを失った幸助はアモーラへの復讐を誓うのだった。
異世界に転移した僕、外れスキルだと思っていた【互換】と【HP100】の組み合わせで最強になる
名無し
ファンタジー
突如、異世界へと召喚された来栖海翔。自分以外にも転移してきた者たちが数百人おり、神父と召喚士から並ぶように指示されてスキルを付与されるが、それはいずれもパッとしなさそうな【互換】と【HP100】という二つのスキルだった。召喚士から外れ認定され、当たりスキル持ちの右列ではなく、外れスキル持ちの左列のほうに並ばされる来栖。だが、それらは組み合わせることによって最強のスキルとなるものであり、来栖は何もない状態から見る見る成り上がっていくことになる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる