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第二章
〜生命の起源〜
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小鳥の囀りが聞こえ,小川がせせらぎ,心地よい風が吹く場所にそれはあった。
それはそれは大きい大樹が目の前に聳え立っていた。
「あれが世界樹です」
「すっげ~~~~!!」
ロイが興奮気味にはしゃいでいる。だが,その気持も分からなくはない。
言葉を失うほどの大絶景だった。
世界樹の根本まで行くと,首が痛くなるほど見上げないといけない程の高さだった。
「世界樹って凄いじゃない。魔力が溢れ出して気持ちがいいじゃない」
ミミが嬉しそうに飛んでいる。
「カナデ殿,世界樹の枝を持っていって構いませんよ」
「枝って言ってもとんでもない大きさだからな。どれを持っていけばいいか」
「なら余に任せろ! とっておきのを選んできてやるのじゃ」
クロエは,宙を舞い空へと駆け上がって行く。
「クロエのやつどこまで行ったんだ??」
ロイは遥か上を見上げている。
すぐに帰ってくると思ったが,中々帰ってこない。
俺はヴァイオリンを取り出し,いつものように構えて演奏を始めた。
この壮大で雄大な世界樹の前で演奏したくなったのだ。
「お! なんだ!? カナデ何か演奏するのか?」
「そうだな。何だか弾きたくなったんだ聴いてくれるか?」
ロイは胡座をかいて座り,ミミはロイの肩に座りライムは頭の上。フーゴも耳を傾けてくれている。
「♫~~♪♫~~,♫♪~~♪~~♪♫~~」
バッハ作曲『シャコンヌ』
壮大で力強く,荒々しくも繊細,情緒を動かしてくれる旋律。
世界樹もバッハという大作曲家が創った曲なら喜んでくれるだろう。
「ねぇロイ……カナデは何でこんな素晴らしい音が出せるの?」
「シッー! そんなのオイラに分からねぇよ。だけど凄いって事だけは分かる」
演奏を終えると,遠くから騒がしい声が聞こえてきた。
「お~~い! 何で余が居ない時に演奏してるのじゃ!」
とんでもなく大きな大木を抱えてクロエが戻ってきた。
「カナデこれでどうじゃ!? これだけあれば足りるだろ?」
「いやぁ~こんなにいらないんじゃないか? というより世界樹凄いな」
「凄い魔力と生命力ね。あきちが出す魔力よりも魔力が溢れてるわ」
人が何十人も居ないと運べないであろう大きさの枝をクロエは見つけてきた。
その世界樹の枝をクロエはアイテムボックスの中へと仕舞う。
「世界樹も手に入ったし,帰るか~」
「ちょっと待てカナデ。余にもさっきの演奏聞かせるのじゃ!」
「ええ~今度な今度」
「今度っていつじゃ!?」
「今度は今度だよ」
クロエに文句を言われながら魔法陣を使って里へと俺達は戻る。
「カナデ殿,ウチで食事でもしていきませんか?」
「いや。俺達はこのままエルフの里を出ます」
「え!? そんな急にですか?」
「ええ,お世話になりました」
「そうですか……」
「ミーナによろしく言っておいて下さい! そしてありがとうって」
「分かりました。カナデ殿エルフの窮地を救ってくれただけではなく,同胞まで助けてくれてありがとうございます。我々エルフはいつでもあなた方を歓迎します」
「じゃあ俺達は行きます」
フーゴと別れて,俺達はエルフの里に来た時場所を目指す。
しかし,いま俺はロイに腕をミミには耳を引っ張られている。
「カナデもうちょい居ようぜ! エルフ飯美味いんだしさ」
「そうよ,そうよ。あちきもエルフのご飯が気に入ったわ」
「いや戻る! 俺の元々の目的は楽器を作る事なんだ。世界樹が手に入った今,早くドワーフの国に戻って作ってもらう事が大事だ」
「そんな事言わずにさ~。別に急いでる訳じゃないんだしさ。ゆっくりしようぜ」
俺はロイとミミを引きずりながら最初に飛んできた広場へと到着した。
「クロエ,魔法陣が見当たらないけど俺達は戻れるのか?」
「戻れるぞ。隠されているだけで,魔力を流し込めば再び戻る事が出来るのじゃ」
「じゃあ行くぞ」
「本当に行っちゃうの? ミーナにも挨拶してないのに」
「別れる時は軽い位の方がいいんだよ。クロエ頼んだ」
「それじゃあ行くかの」
「「あ~~」」
ロイとミミの雄叫びのような声を聞きながら俺達はエルフの里から姿を消した。
それはそれは大きい大樹が目の前に聳え立っていた。
「あれが世界樹です」
「すっげ~~~~!!」
ロイが興奮気味にはしゃいでいる。だが,その気持も分からなくはない。
言葉を失うほどの大絶景だった。
世界樹の根本まで行くと,首が痛くなるほど見上げないといけない程の高さだった。
「世界樹って凄いじゃない。魔力が溢れ出して気持ちがいいじゃない」
ミミが嬉しそうに飛んでいる。
「カナデ殿,世界樹の枝を持っていって構いませんよ」
「枝って言ってもとんでもない大きさだからな。どれを持っていけばいいか」
「なら余に任せろ! とっておきのを選んできてやるのじゃ」
クロエは,宙を舞い空へと駆け上がって行く。
「クロエのやつどこまで行ったんだ??」
ロイは遥か上を見上げている。
すぐに帰ってくると思ったが,中々帰ってこない。
俺はヴァイオリンを取り出し,いつものように構えて演奏を始めた。
この壮大で雄大な世界樹の前で演奏したくなったのだ。
「お! なんだ!? カナデ何か演奏するのか?」
「そうだな。何だか弾きたくなったんだ聴いてくれるか?」
ロイは胡座をかいて座り,ミミはロイの肩に座りライムは頭の上。フーゴも耳を傾けてくれている。
「♫~~♪♫~~,♫♪~~♪~~♪♫~~」
バッハ作曲『シャコンヌ』
壮大で力強く,荒々しくも繊細,情緒を動かしてくれる旋律。
世界樹もバッハという大作曲家が創った曲なら喜んでくれるだろう。
「ねぇロイ……カナデは何でこんな素晴らしい音が出せるの?」
「シッー! そんなのオイラに分からねぇよ。だけど凄いって事だけは分かる」
演奏を終えると,遠くから騒がしい声が聞こえてきた。
「お~~い! 何で余が居ない時に演奏してるのじゃ!」
とんでもなく大きな大木を抱えてクロエが戻ってきた。
「カナデこれでどうじゃ!? これだけあれば足りるだろ?」
「いやぁ~こんなにいらないんじゃないか? というより世界樹凄いな」
「凄い魔力と生命力ね。あきちが出す魔力よりも魔力が溢れてるわ」
人が何十人も居ないと運べないであろう大きさの枝をクロエは見つけてきた。
その世界樹の枝をクロエはアイテムボックスの中へと仕舞う。
「世界樹も手に入ったし,帰るか~」
「ちょっと待てカナデ。余にもさっきの演奏聞かせるのじゃ!」
「ええ~今度な今度」
「今度っていつじゃ!?」
「今度は今度だよ」
クロエに文句を言われながら魔法陣を使って里へと俺達は戻る。
「カナデ殿,ウチで食事でもしていきませんか?」
「いや。俺達はこのままエルフの里を出ます」
「え!? そんな急にですか?」
「ええ,お世話になりました」
「そうですか……」
「ミーナによろしく言っておいて下さい! そしてありがとうって」
「分かりました。カナデ殿エルフの窮地を救ってくれただけではなく,同胞まで助けてくれてありがとうございます。我々エルフはいつでもあなた方を歓迎します」
「じゃあ俺達は行きます」
フーゴと別れて,俺達はエルフの里に来た時場所を目指す。
しかし,いま俺はロイに腕をミミには耳を引っ張られている。
「カナデもうちょい居ようぜ! エルフ飯美味いんだしさ」
「そうよ,そうよ。あちきもエルフのご飯が気に入ったわ」
「いや戻る! 俺の元々の目的は楽器を作る事なんだ。世界樹が手に入った今,早くドワーフの国に戻って作ってもらう事が大事だ」
「そんな事言わずにさ~。別に急いでる訳じゃないんだしさ。ゆっくりしようぜ」
俺はロイとミミを引きずりながら最初に飛んできた広場へと到着した。
「クロエ,魔法陣が見当たらないけど俺達は戻れるのか?」
「戻れるぞ。隠されているだけで,魔力を流し込めば再び戻る事が出来るのじゃ」
「じゃあ行くぞ」
「本当に行っちゃうの? ミーナにも挨拶してないのに」
「別れる時は軽い位の方がいいんだよ。クロエ頼んだ」
「それじゃあ行くかの」
「「あ~~」」
ロイとミミの雄叫びのような声を聞きながら俺達はエルフの里から姿を消した。
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