糖度高めな秘密の密会はいかが?

桜井 響華

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糖度6*年明け1日目のお仕事

*。:゚ .゚*。:゚ .゚*。:゚ .゚*。:゚ .゚*。:゚

同行に行ったきり、私が退勤するまでには綾美は戻らなかったので先に帰って来た。

今日は残業をしなかったので、今日から3日位は持つように食材の買い出しに行き、夕飯を作りながら香坂君を待っている。

ミートソースを作り半分は冷凍して、残り半分はミートパイにしてみた。

おまけに鮭のクリームパイも作ってみたり。

その他にも作り置きのおかず、冷凍出来るおかずを作り、明日からの香坂君の食料として保存した。

今日は女の子の日にならなかったけれど、きっと明日辺りにはくるハズだから、明日から一週間位は来れないと香坂君に伝えよう。

香坂君は22時を過ぎても帰っては来なかったので、先に夕食を済ませてお風呂はシャワーで済ませた。

テレビを見ながらうたた寝していたら香坂君からのメッセージが来ていて"ごめんね、もうすぐ着きます"・・・と。

私はダルい身体をゆっくりと起こして、お風呂のお湯を入れたり、食事を温め直したりした。

ガチャリ、と鍵が開いたので玄関に駆け寄ると香坂君が『ただいま、遅くなってごめんね』と言って私を抱きしめた。

ふんわりとお酒の匂いと香水の様な甘い匂いがした香坂君。

「香坂君、お酒飲んできた?」

「…実はマネージャー達に新年会行くぞって連れて行かれた。女の子が居るお店初めて行ったけど…」

「女の子のお店!?」

女の子のお店ってキャバクラとかですか!?

「ゆかりちゃんに早く会いたいから、早く帰りたかった」

優しく頬を撫でてから、額、唇、首すじの順番でキスを落とされて壁際に私の背中が着くように密着してくる香坂君。

クリスマスにプレゼントした手袋を外し、私のパーカーの裾をまくり上げ、私の肌に触れたのだが手が冷たくて思わず声を上げてしまった。

「…っひゃあ!冷たっ」

香坂君は我に返ったのか、咄嗟に「ごめん」と言って離れる。

「ううん、手が冷たくてビックリしただけ。お風呂の用意とご飯の用意も出来てるよ。ご飯は食べられなかったら無理しなくて大丈夫だからね」

「ありがとう、寒いからお風呂入ってからにするね」

香坂君のビジネスコートとスーツをハンガーにかけながら、"夕方は仕事仲間が居たから連絡出来なかったんだろうな"とふと思った。

飲みに行くと連絡が来ていれば、口直しにサッパリした物を作る事が出来たけれど・・・。

キャバクラ?って行った事がないから分からないけれど、綺麗で話上手な人が沢山居るから男の人は楽しいのかな?

色々考えていたら香坂君がお風呂から上がって来た。

「これ、パイ包み?…鮭クリームとほうれん草入ってる、美味しい!」

上がるなり、テーブルに並んでいたパイ包みを手で取って食べた。

「行儀悪いけど、お腹空いてて食べちゃった。お酒はあんまり飲まなかったけど、先輩に気を使うし、お腹空いてたし、女の子がベタベタしてきたし、ちょっと辛かった!」

「ベタベタ?」

「…うん、いつの間にか両脇に女の子が居て、色々聞いてきたりして。プライベートで会いたいって言われたから無理って言ったら、店用の番号じゃなくて自分の番号書いたからって名刺を無理矢理にポケットに入れられた」

香坂君のルックスなら、友達にだってなりたいからベタベタしてくるよ。

「…可愛いかった?綺麗だった?」

私は香坂君の話を聞きながらヤキモチを妬いてしまい、意地悪な質問をした。

「可愛いかもしれないけど好みじゃない」

「…ソコは否定しないんだ」

いじけた様に私が言うと
「女の子の居る店に行った事を隠したくなかったから洗いざらい言っただけだよ!俺はゆかりちゃんに早く会いたかったの!」と言った香坂君は少しムスッとしてる。

「私だってずっと会いたかった!…明日からは一週間位はアパートに帰ろうと思うから、作り置きのおかず作ったりして待ってたの」

待ってる時間は長くて、連絡もなかったから心配で朝まで帰って来ないのかな?とか良からぬ事を色々考えてたんだから。

「帰るって聞いてない!」

「言ってないよ。今日、決めたの…」

「何で?仕事忙しい?」

香坂君が少し怒った様な口調だった。

女の子の日が近付いていてホルモンバランスの関係から、私は涙脆くなっていた。

「違うよ…もうすぐ女の子の日になりそうだから…体調も悪くなるし、色々と不都合があるから帰ろうって思ったの」

涙がポロリとこぼれる。

「そっか…。ごめん、何も知らなくて。でも言って貰えて良かった!俺に嫌気がさしたのかな…って思ってついイライラしちゃって…。本当にごめんなさい」

私は首を横に振って「私もいつ切り出そうか迷っていたから…」と返事をした。

香坂君は私の涙を指でなぞってから、遅めの夕飯を食べ始めた。

私は香坂君の前に座って、食べてる姿を眺めていたらアクビが何回も続いた。

眠気が強いし、明日は完璧に女の子の日が来そうだと確信した。

「ゆかりちゃん、眠いなら先に寝る?」

「眠いけど…しばらく一緒に居られないから待ってる」

「そんな可愛い事言うと、逆に眠れなくさせるよ?」

───ほぼ毎日、眠れないようにさせられてますけど!?

平日は仕事もあるし、なるべくは早い時間に寝るようにはしているので寝不足ではないのだけれど・・・身体が重ダルい時もある。

香坂君が私用にふかふかで手触りの良い枕を買ってくれたから、疲れ果てて深い眠りに着いた時は朝は寝坊しそうにもなるし・・・。

「ごちそうさまでした!美味しかったです。急いで片付けるから」

「いいよ。私が片付けるから大丈夫だよ」

片付けをして、二人でベッドに入った。

時計は夜中0時を回り、静かな夜。

明日からはまた一人の部屋に戻るかと思うと寂しくて中々寝付けなくて、隣でスヤスヤと眠る香坂君が凄く愛おしくてギュッとくっついてみる。

体温が心地よくて、直ぐに眠りにつけそうだと思ったら目が覚めてしまったらしく・・・

「今日は"しない"って決めたのに、ゆかりちゃんがくっついてくるから…」

と言い、頬を軽くつねられた。

「明日から少しの間は会えないと思ったら、離れたくなくなると思って我慢してたんだけど…やっぱりゆかりちゃんに触れたい」

ぎゅうっと抱きしめられたので、私も香坂君の背中に腕を回す。

「帰って来た時も触れたくて仕方なくて…自分がおかしくなってしまったみたい」

「私も香坂君と会えなくなると思ったら寂しくて抱きついちゃった」

香坂君はゆっくりと私の髪を撫でて、軽めのキスをする。

服を脱がせられ、キスも荒々しくなってきて、次第に甘美に酔いしれる。
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