糖度高めな秘密の密会はいかが?

桜井 響華

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糖度10*待ちに待ったGW

*。:゚ .゚*。:゚ .゚*。:゚ .゚*。:゚ .゚*。:゚

時刻は7時ちょっと前。

目が覚めると有澄の腕枕で寝ていた事に気づいた。

隣でスヤスヤと眠る有澄。

ベッドから降りようとすると、身体に沢山のキスマークが付けられていた。

ベッドスペースの横の小さな棚には、ご丁寧にも浴衣が畳んであり、内側に隠すように下着が挟んであった。

昨日、ほとんどのシャンパンを私が飲んでしまったのは覚えていて、二日酔いにはなっていないのか、頭は痛くないし気持ち悪くもない。

・・・が、しかし、途中からの記憶が定かではなく思い出せない。

浴衣を羽織り、外に出てみると朝日が眩しく、今日も良い天気。

そう言えば、昨日は客室の露天風呂には入ってなかったな・・・と思い、頭をスッキリさせる為にも入る事にした。

朝の海を眺めながらの朝風呂は最高に気持ち良くて、気分爽快。

物音がしたと思ったら有澄が起きてきて、一緒に入ることになってしまった。

「何でそんなに離れてるの?」

「いや、何となく。恥ずかしいし…」

「今更、何も恥ずかしくないでしょ?」

有澄が入って来たので端に寄ったら、近寄って来てマジマジと身体を見ていたので背を向けた。

朝日が入り込んで、素肌がより露骨に見えていると思われる。

「き、昨日の夜…何か変な事言ったりしてない?」

「……今までで一番可愛いかったよ」

返答に間があったし、答えになっていないから絶対に何かしてしまったんだ。

思い出せないって・・・不安すぎる。

「いや、そうじゃなくて…。ベッドに運ばれたのは覚えてるんだけど、その後が思い出せないの…」

「……残念。覚えてないんだ?俺だけの秘密にしとくね」

背中越しにクスクスと笑っているのが分かる。

完全に何かしてしまったと悟る。

有澄と一緒にお酒を飲むのは危険だ・・・何かと失態ばかりをしてしまう。

「今日はどこ行こうか?」

「…天気が良いから屋外がいい」

「屋外か…。まぁ、いっか」

この後、朝食ブッフェを食べて、朝の海をちょっと散歩してからホテルを後にした。

帰り道、道順的におかしいと疑っていたら、東北方面の高速道路を走行。

「ゆかりが海見たいって言ってたから、もう一件予約してた。今度はスイートルームじゃないけど…」

「聞いてないっ!だから、着替えは多めにって言ってたんだ!海に行ったら汚れるからって言ってたからおかしいなとは思ってた」

「サプライズだから言ってなかったし。でも砂で汚れたのは確かでしょ?」

不敵な笑みを浮かべる小悪魔な王子は、わがままし放題。

「どうせ、ゆかりは俺んち泊まる予定だったからいいでしょ?」

「そうだけど…」

「国内旅行ってあんまり行った事ないから付き合って」

聞けば、中学時代までは海外旅行を毎年の様に行っていたそうで、やっぱり御曹司だなと実感。

高速で降りた場所は仙台付近で海沿いの温泉に泊まり、水族館とアウトレットに行き、次の日に帰って来た。

帰って来て驚いたのはカメラのデータを見直していたら、ソファーで浴衣がはだけたまま寝てしまった私の写真があった事!

さすがに怒ってしまったのだが、有澄に上手になだめられて結局は流されてしまう結末。

有澄にはかなわない私だった───・・・・・・
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