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糖度13*彼氏の実家にお邪魔しました
3
「ゆかりさん、手際が良いですね。坊っちゃまが見込んだだけあって、可愛くて器量の良い方ですね」
「そうだよ、染野さん。母さんより料理上手だよ」
結局、サツマイモの裏ごしは私がする事になり、社長はお箸やグラスを並べたりしていた。
お手伝いさんらしき女性は染野さんと言うらしく、染野さんの指示により料理が完成した。
染野さんは現役の頃、会長ご夫妻が御贔屓にしていたフレンチの有名シェフだったらしく、引退してからは花野井家のお手伝いさん兼シェフだそうだ。
後わずかで到着するとの連絡を受け、テーブルに並んだ料理の数々。
料亭ですか?って問いたい位の美しくて美味しそうな料理、白いクロスの敷かれた長いテーブル席の真ん中には可愛らしい花が飾ってあり、グラスも1人で2つずつ並んでいる。
今日は会長ご夫妻以外にもう1人、どなたかいらっしゃる様で席は全部で8席。
「ありとー、だいきー、たっだいまぁ」
染野さんのお手伝いをしていると玄関先から、元気な女性の声が聞こえた。
どうやら、会長ご夫妻が帰って来た様だ。
「もう子供じゃないんだから、あの登場の仕方はないよね…」
「確かに…」
有澄と相良さんが不満そうに話していると会長の奥様(有澄のお祖母様)がキッチンに顔を出す。
「久しぶりね、有澄と大貴。二人共、良い男になったわね」
頭をグリグリと二人共撫でられて、更に不満そうに見える。
いつのタイミングで御挨拶したら良いのか迷っていたら、「貴方がゆかりさんね。可愛いわぁー!あら?お手伝いしてくれてるのね。家の娘より、気が利くわね」と言われて握手されたので御挨拶しようと思い、「秋葉…ゆ、」まで言ったところで染野さんが「ゆかりさん、ずっとお手伝いして下さってるんです。本当に素敵なお嬢様で!」と口を挟まれた。
困りました、御挨拶出来てません・・・。
改めて、食事の時にする事にしよう。
「こちら、有澄の彼女で秋葉さんよ」
席に着く前に社長が会長ご夫妻とお父様にご紹介してくれた。
「彩羽コーポレーションでデザイナーをしております、秋葉 紫です。漢字の紫と書いて、ゆかりと読みます。有澄君とは、副社長に就任する前からお付き合いをさせていただいております」
プレゼンの時よりも遥かに緊張したけれど、噛まずに御挨拶出来たと思う。
お祖母様と社長(お母様)は良く似ていて、社長が歳を取るとお祖母様になるんじゃないかと思う位、生き写しの様だ。
会社内で見る社長はもっと機敏で仕事の出来る女性だけれども、家の中では食器を割ったり粗相をしてしまい、料理中は隅に追いやられていた。
お爺様とお父様は、どちらかと言えば奥様方の意見には逆らえない方の様で…話を聞いていると一歩引き下がる。
「花野井家は跡取りに女の子が産まれる事が多くて、有澄が産まれた時は本当にびっくりしたのよ。他にも大貴や郁弥がいるから、花野井家はこれからも安泰ね」
一同、席に着いたところでお祖母様が語り出す。
フミヤ・・・?と聞こえたけれど、もしかして、もしかしなくてもあの人の事かな?
「ゆかりさんも御存知かと思うけど、郁弥は有澄の義理の兄。大貴は亡くなったお手伝いさんの孫で、私達には息子同然よ。今日は会社でのお話もお聞きしたいわ!…それにしても、郁弥は遅いわね。…やっぱり、怒って来てくれないのかしら?」
空席の場所は日下部さんの席。
昨年の年末辺りに有澄は、日下部さんが義理の兄だと知ったらしい。
日下部さんはどうなんだろう?
全てが今日、解き明かされる気がする。
「そうだよ、染野さん。母さんより料理上手だよ」
結局、サツマイモの裏ごしは私がする事になり、社長はお箸やグラスを並べたりしていた。
お手伝いさんらしき女性は染野さんと言うらしく、染野さんの指示により料理が完成した。
染野さんは現役の頃、会長ご夫妻が御贔屓にしていたフレンチの有名シェフだったらしく、引退してからは花野井家のお手伝いさん兼シェフだそうだ。
後わずかで到着するとの連絡を受け、テーブルに並んだ料理の数々。
料亭ですか?って問いたい位の美しくて美味しそうな料理、白いクロスの敷かれた長いテーブル席の真ん中には可愛らしい花が飾ってあり、グラスも1人で2つずつ並んでいる。
今日は会長ご夫妻以外にもう1人、どなたかいらっしゃる様で席は全部で8席。
「ありとー、だいきー、たっだいまぁ」
染野さんのお手伝いをしていると玄関先から、元気な女性の声が聞こえた。
どうやら、会長ご夫妻が帰って来た様だ。
「もう子供じゃないんだから、あの登場の仕方はないよね…」
「確かに…」
有澄と相良さんが不満そうに話していると会長の奥様(有澄のお祖母様)がキッチンに顔を出す。
「久しぶりね、有澄と大貴。二人共、良い男になったわね」
頭をグリグリと二人共撫でられて、更に不満そうに見える。
いつのタイミングで御挨拶したら良いのか迷っていたら、「貴方がゆかりさんね。可愛いわぁー!あら?お手伝いしてくれてるのね。家の娘より、気が利くわね」と言われて握手されたので御挨拶しようと思い、「秋葉…ゆ、」まで言ったところで染野さんが「ゆかりさん、ずっとお手伝いして下さってるんです。本当に素敵なお嬢様で!」と口を挟まれた。
困りました、御挨拶出来てません・・・。
改めて、食事の時にする事にしよう。
「こちら、有澄の彼女で秋葉さんよ」
席に着く前に社長が会長ご夫妻とお父様にご紹介してくれた。
「彩羽コーポレーションでデザイナーをしております、秋葉 紫です。漢字の紫と書いて、ゆかりと読みます。有澄君とは、副社長に就任する前からお付き合いをさせていただいております」
プレゼンの時よりも遥かに緊張したけれど、噛まずに御挨拶出来たと思う。
お祖母様と社長(お母様)は良く似ていて、社長が歳を取るとお祖母様になるんじゃないかと思う位、生き写しの様だ。
会社内で見る社長はもっと機敏で仕事の出来る女性だけれども、家の中では食器を割ったり粗相をしてしまい、料理中は隅に追いやられていた。
お爺様とお父様は、どちらかと言えば奥様方の意見には逆らえない方の様で…話を聞いていると一歩引き下がる。
「花野井家は跡取りに女の子が産まれる事が多くて、有澄が産まれた時は本当にびっくりしたのよ。他にも大貴や郁弥がいるから、花野井家はこれからも安泰ね」
一同、席に着いたところでお祖母様が語り出す。
フミヤ・・・?と聞こえたけれど、もしかして、もしかしなくてもあの人の事かな?
「ゆかりさんも御存知かと思うけど、郁弥は有澄の義理の兄。大貴は亡くなったお手伝いさんの孫で、私達には息子同然よ。今日は会社でのお話もお聞きしたいわ!…それにしても、郁弥は遅いわね。…やっぱり、怒って来てくれないのかしら?」
空席の場所は日下部さんの席。
昨年の年末辺りに有澄は、日下部さんが義理の兄だと知ったらしい。
日下部さんはどうなんだろう?
全てが今日、解き明かされる気がする。
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