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糖度13*彼氏の実家にお邪魔しました
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「日下部さん、俺達帰るから、綺麗事だけ並べてる人達に何か言ってあげたら?俺も複雑だったけど、日下部さんはもっと積もりに積もった気持ちがあるでしょ?
ゆかり、帰ろ」
有澄は紅茶を飲みながら言うだけ言って、急に立ち上がり、私のバッグを手に取ってから私の手を引き玄関まで向かった。
「え!?えっと…ご、ごちそうさまでし、たっ」
咄嗟の事に驚き、有澄に引っ張られるまま外に連れ出された。
辺りはすっかり暗くなり、静かな住宅街の道を歩く。
「…どうしたの?有澄…?」
「んーっ…別に何でもない」
「最後に御挨拶もしないまま、出て来ちゃった…」
「大丈夫だよ、俺が帰りたくなったから帰って来ただけ」
綺麗事って言ってたけれど、義理の兄の存在を隠していた事とか、会社を継ぐ話とか、資産の話とか、その辺の事に対して怒っているのかな?
有澄はこれからも沢山の物を抱えて生きていかなきゃならないんだ。
私が有澄と結婚する事は、とんでもない未知の世界に飛び込もうとしている事だ。
旅館を経営するお家にお嫁に行った佐藤さんの気持ち、今なら理解出来るかも。
私、本当に大丈夫かな?
「俺、5年間って約束でいろはで働く事にしたんだ。ずっと一緒に働けたら良かったけど、花野井グループも手放す事も出来なくて…。この先、ゆかりにも大変な思いさせるかもしれないから嫌だったら…」
「……もしも嫌だったら?もう一緒にいれない?」
有澄は私の右手を引っ張る様に早歩きをしていた為、一歩後ろを歩いていた私は立ち止まる。
有澄は立ち止まらずに自然と繋いでいた手が離れた。
手が離れた事に気付き、立ち止まり振り向いた有澄は・・・、
「ゆかりと一緒に居れないなら全部捨てるよ。だから、一緒に居てください!」
と言って再び左手を差し出したので、駆け寄って右手でしっかりと握る。
「私、有澄と一緒に居たいから、料理ももっと頑張るね。有澄の仕事が忙しくなっても、きちんとサポート出来るように努力する。良家のお嬢様じゃないから花野井家に相応しくないかもしれないけど…有澄が後ろ指さされない様に精一杯出来る限りはするから…」
言葉の続きは"お嫁さんにして下さい"だけれど、言わずに止めた。
「万が一、経営難とかになっても補償は出来ないし、ライフスタイルも変わってしまうと思うけど。それでも…ゆかりが大好きなデザインの仕事は死守したいと思う」
「うん、有澄が一緒に居てくれたら、それでいいよ」
近い将来、有澄をサポートする為にデザインの仕事も出来なくなるかもしれない。
結婚して赤ちゃんが産まれたら、自宅で出来るデザインの仕事をしてるかもしれない。
未来はまだまだ先が見えず、行き先の不透明度は高い。
今は成り行きに任せて進むしかないの。
「おい、お前ら、よくもまぁ恥ずかしげもなく手を繋げるよな!」
「うわぁーっ、日下部さん!?」
「な、何で後ろに居るの!?」
「ほら、染野さんから秋葉にお土産だって。今日使わなかったステーキ肉と魚だって。保冷剤入ってるけど、蒸し暑いからさっさと帰れ!」
大きめの保冷バックにはチャック付きの袋に入っている小分けにされたステーキ肉と白身魚。
随分沢山入っていたので、来週の休みにでも、綾美達を呼んで家飲みでもしようかと言う話になった・・・と言うか、日下部さんは嫌がっていたが有澄が勝手に決めた。
日下部さんも特に話はせずに出てきてしまった様で、駅までは何となく気まづい3人で歩く事になった。
しばらく歩く内に会社経営の話になり、私はただ聞いているだけで話に全くついていけない。
「秋葉、遅すぎ!」
「ゆかり、ごめんね、先に行っちゃって…」
「いじけてるのか、お前…」
「こっちおいで!」
話に夢中になり、先に歩いていた二人が遅れていた私に気付く。
私は二人の間に割り込み、「仲良くなったね」と言って二人の腕に腕を絡めると「バーカッ」と両方から言われた。
お互いに謙遜している部分もあるけれど、結局は仲良くなってる。
大人だから合わせているのか、義理の兄弟だからか、よく分からないけれど、平穏ならばそれで良し。
ゆかり、帰ろ」
有澄は紅茶を飲みながら言うだけ言って、急に立ち上がり、私のバッグを手に取ってから私の手を引き玄関まで向かった。
「え!?えっと…ご、ごちそうさまでし、たっ」
咄嗟の事に驚き、有澄に引っ張られるまま外に連れ出された。
辺りはすっかり暗くなり、静かな住宅街の道を歩く。
「…どうしたの?有澄…?」
「んーっ…別に何でもない」
「最後に御挨拶もしないまま、出て来ちゃった…」
「大丈夫だよ、俺が帰りたくなったから帰って来ただけ」
綺麗事って言ってたけれど、義理の兄の存在を隠していた事とか、会社を継ぐ話とか、資産の話とか、その辺の事に対して怒っているのかな?
有澄はこれからも沢山の物を抱えて生きていかなきゃならないんだ。
私が有澄と結婚する事は、とんでもない未知の世界に飛び込もうとしている事だ。
旅館を経営するお家にお嫁に行った佐藤さんの気持ち、今なら理解出来るかも。
私、本当に大丈夫かな?
「俺、5年間って約束でいろはで働く事にしたんだ。ずっと一緒に働けたら良かったけど、花野井グループも手放す事も出来なくて…。この先、ゆかりにも大変な思いさせるかもしれないから嫌だったら…」
「……もしも嫌だったら?もう一緒にいれない?」
有澄は私の右手を引っ張る様に早歩きをしていた為、一歩後ろを歩いていた私は立ち止まる。
有澄は立ち止まらずに自然と繋いでいた手が離れた。
手が離れた事に気付き、立ち止まり振り向いた有澄は・・・、
「ゆかりと一緒に居れないなら全部捨てるよ。だから、一緒に居てください!」
と言って再び左手を差し出したので、駆け寄って右手でしっかりと握る。
「私、有澄と一緒に居たいから、料理ももっと頑張るね。有澄の仕事が忙しくなっても、きちんとサポート出来るように努力する。良家のお嬢様じゃないから花野井家に相応しくないかもしれないけど…有澄が後ろ指さされない様に精一杯出来る限りはするから…」
言葉の続きは"お嫁さんにして下さい"だけれど、言わずに止めた。
「万が一、経営難とかになっても補償は出来ないし、ライフスタイルも変わってしまうと思うけど。それでも…ゆかりが大好きなデザインの仕事は死守したいと思う」
「うん、有澄が一緒に居てくれたら、それでいいよ」
近い将来、有澄をサポートする為にデザインの仕事も出来なくなるかもしれない。
結婚して赤ちゃんが産まれたら、自宅で出来るデザインの仕事をしてるかもしれない。
未来はまだまだ先が見えず、行き先の不透明度は高い。
今は成り行きに任せて進むしかないの。
「おい、お前ら、よくもまぁ恥ずかしげもなく手を繋げるよな!」
「うわぁーっ、日下部さん!?」
「な、何で後ろに居るの!?」
「ほら、染野さんから秋葉にお土産だって。今日使わなかったステーキ肉と魚だって。保冷剤入ってるけど、蒸し暑いからさっさと帰れ!」
大きめの保冷バックにはチャック付きの袋に入っている小分けにされたステーキ肉と白身魚。
随分沢山入っていたので、来週の休みにでも、綾美達を呼んで家飲みでもしようかと言う話になった・・・と言うか、日下部さんは嫌がっていたが有澄が勝手に決めた。
日下部さんも特に話はせずに出てきてしまった様で、駅までは何となく気まづい3人で歩く事になった。
しばらく歩く内に会社経営の話になり、私はただ聞いているだけで話に全くついていけない。
「秋葉、遅すぎ!」
「ゆかり、ごめんね、先に行っちゃって…」
「いじけてるのか、お前…」
「こっちおいで!」
話に夢中になり、先に歩いていた二人が遅れていた私に気付く。
私は二人の間に割り込み、「仲良くなったね」と言って二人の腕に腕を絡めると「バーカッ」と両方から言われた。
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