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糖度MAX*楽観主義者のお姫様
5
「…ちょっと待って…!有澄、もう1時だよ、明日仕事だから寝なきゃ…」
とろけるようなキスをされて、頭がぼんやりしている中、ふと時計が目に入った。
夜中の1時だから、完全に寝不足になりそう。
「大丈夫だよ。ゆかりは有給にしといたし、俺は午後から出社にしといた…」
「えー!?何で勝手に!?職権乱用じゃん」
「そうだね。ゆかりと居たかったし、たまにはいいんじゃない?」
有澄って真面目なのか、本当は不真面目なのか分からなくなる時がある。
花野井家が破天荒過ぎると有澄は言っていたけれど、有澄も満更ではないのでは?
副社長の権限で私の有給使ってしまったら、誰も何も言えないと思う。
公私混同、職権乱用。
「有澄、指輪がないよ。落ちてない?外れたのかな…外した記憶がないよ」
有澄との甘い時間の後に左手の薬指から指輪がない事に気がついた。
外した記憶はないのに、指輪がない。
冷蔵庫の前でペットボトルの水を飲んでいる有澄に問いかける。
「…やっぱり、預かった。予約ねって言ったけど、ゆかりの気持ちも考えないで焦りすぎたかなって思って」
「………どうしたら返して貰える?」
気怠い身体を起こし、Tシャツを着てから有澄の側に行って、有澄のTシャツの裾を引っ張りながら聞く。
指輪がなくなり、婚約解消されたみたいで急激に寂しさが襲ってくる。
「さっきも言ったけど、ゆかりとは結婚したいから、ゆかりの答えが出たら教えて。プロポーズするにも指輪がなきゃカッコつかないでしょ?だから、没収」
「……酷い。気付かない内に外すなんて!」
「本当に気付かなかったの?…そっか、ゆかりはいつも余裕なさそうだもんね。それが可愛くていつも虐めたくなるんだけど!」
「有澄のバカッ!そんな事を口に出さないで!もう寝るからっ」
少し汗のかいた前髪をかきあげながら、私を横目で見て、恥ずかしげもなく変な事を言う有澄だったが、妙に色っぽく見えて目を逸らした。
男の色気って、半端なくヤバい。
今は可愛い感じだけれど、あと5年もしたら、もっと色っぽくなるんだろうか?
ドキドキし過ぎて、顔が火照る。
布団にくるまり、顔を隠す。
「暑いのに布団にくるまってどうしたの?」
「有澄が悪いんだよっ」
「指輪の事?泣いてるの?」
「違う…。でも、有澄のせいだからっ」
まだドキドキしていて、有澄の顔をまともに見れない。
布団を無理矢理剥がされると、有澄の腕の中に収められた私。
「よく分からないけど、ごめん。機嫌直して?」
「機嫌が悪いわけじゃない…。5年後の有澄を想像したら、女の子が今よりも寄って来ると思うからヤダ…」
「何なの、それ?本当に意味が分からない…」
「分からなくていいから、ぎゅっとして寝て?」
「うん、おやすみ」
冷房は時間になるとスイッチが切れる様になっているので、抱きしめられても快適なまま、眠りに落ちる。
知りもしない未来の誰かにヤキモチ妬いても仕方ないのに、有澄をとられたらどうしようとか不安になった。
これから先、有澄は男らしさが出て、男の色気も増すだろうから、私は女の子が寄って来ないか心配。
有澄とずっと一緒に居たいな。
5年後も10年後も、ずっとずっと───・・・・・・
とろけるようなキスをされて、頭がぼんやりしている中、ふと時計が目に入った。
夜中の1時だから、完全に寝不足になりそう。
「大丈夫だよ。ゆかりは有給にしといたし、俺は午後から出社にしといた…」
「えー!?何で勝手に!?職権乱用じゃん」
「そうだね。ゆかりと居たかったし、たまにはいいんじゃない?」
有澄って真面目なのか、本当は不真面目なのか分からなくなる時がある。
花野井家が破天荒過ぎると有澄は言っていたけれど、有澄も満更ではないのでは?
副社長の権限で私の有給使ってしまったら、誰も何も言えないと思う。
公私混同、職権乱用。
「有澄、指輪がないよ。落ちてない?外れたのかな…外した記憶がないよ」
有澄との甘い時間の後に左手の薬指から指輪がない事に気がついた。
外した記憶はないのに、指輪がない。
冷蔵庫の前でペットボトルの水を飲んでいる有澄に問いかける。
「…やっぱり、預かった。予約ねって言ったけど、ゆかりの気持ちも考えないで焦りすぎたかなって思って」
「………どうしたら返して貰える?」
気怠い身体を起こし、Tシャツを着てから有澄の側に行って、有澄のTシャツの裾を引っ張りながら聞く。
指輪がなくなり、婚約解消されたみたいで急激に寂しさが襲ってくる。
「さっきも言ったけど、ゆかりとは結婚したいから、ゆかりの答えが出たら教えて。プロポーズするにも指輪がなきゃカッコつかないでしょ?だから、没収」
「……酷い。気付かない内に外すなんて!」
「本当に気付かなかったの?…そっか、ゆかりはいつも余裕なさそうだもんね。それが可愛くていつも虐めたくなるんだけど!」
「有澄のバカッ!そんな事を口に出さないで!もう寝るからっ」
少し汗のかいた前髪をかきあげながら、私を横目で見て、恥ずかしげもなく変な事を言う有澄だったが、妙に色っぽく見えて目を逸らした。
男の色気って、半端なくヤバい。
今は可愛い感じだけれど、あと5年もしたら、もっと色っぽくなるんだろうか?
ドキドキし過ぎて、顔が火照る。
布団にくるまり、顔を隠す。
「暑いのに布団にくるまってどうしたの?」
「有澄が悪いんだよっ」
「指輪の事?泣いてるの?」
「違う…。でも、有澄のせいだからっ」
まだドキドキしていて、有澄の顔をまともに見れない。
布団を無理矢理剥がされると、有澄の腕の中に収められた私。
「よく分からないけど、ごめん。機嫌直して?」
「機嫌が悪いわけじゃない…。5年後の有澄を想像したら、女の子が今よりも寄って来ると思うからヤダ…」
「何なの、それ?本当に意味が分からない…」
「分からなくていいから、ぎゅっとして寝て?」
「うん、おやすみ」
冷房は時間になるとスイッチが切れる様になっているので、抱きしめられても快適なまま、眠りに落ちる。
知りもしない未来の誰かにヤキモチ妬いても仕方ないのに、有澄をとられたらどうしようとか不安になった。
これから先、有澄は男らしさが出て、男の色気も増すだろうから、私は女の子が寄って来ないか心配。
有澄とずっと一緒に居たいな。
5年後も10年後も、ずっとずっと───・・・・・・
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