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支配人の大切なお客様です。
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一颯さんの部屋に行くといつもみたいに片付いてなく、ほんの僅かだが散らかっていた。
「珍しいですね、散らかってる……」
「うん、何だか最近は忙しくて。ただ、寝るだけの部屋だった」
テーブルにコンビニの買い物袋を置き、一颯さんがシャワーを浴びている間に片付ける。コートをハンガーにかける為にポケットの中身を確認するとスマホが入っていたので、取り出して買い物袋の横に置いた。見るつもりはなかったのだが…画面上にはアプリのメッセージがあった。
"一颯君、彼女が居ても私はOKだよ。前みたいに遊んで!"
"仕事、忙しい?"
"一颯君が居ないと寂しいよぉ"
思わず、目に止まってしまったメッセージのせいで私の心の中は混乱してる。見てしまった私が悪いのだけれど、一颯さんの秘密を覗いてしまったようで……ザワザワしていて落ち着かない。
ペタリ、と座り込んだ時に一颯さんがシャワーから上がった音がしたので、慌てて「シャワーお借りします」と言って逃げた。
一颯さんは私よりも年上なんだから、過去に色々あって当然だ。受け止められない程、子供じゃない。子供じゃないけど……、私の知らない一颯さんが居るのは嫌だ。
シャワーから上がっても目は合わせられずにいた。
「恵里奈……?もしかしてメッセージ見たのか?」
「……わ、悪気があって見た訳じゃなくて…ス、スーツをハンガーにかけようとしてたまたま…見、」
そっぽを向いていた顔に手を添えて、無理やりに一颯さんの顔の目の前に向かせられた。
「……そうか。せいぜい、中学生にヤキモチ妬いてるんだな」
「中学生?」
「そう。親戚のな。子供の頃は遊んでやってたから今だに懐かれてるだけだ」
呆気にとられた私は、口を結んで膨れる。だって、昔の彼女とかだと思ったんだもん!
「………膨れてないでおいで。一条様がくれた時間を大切に使おう」
「………はい」
コンビニの買い物袋から買って来た物を広げてのクリスマスの夜。私達はワインとカクテルで乾杯をする。一条様は感の鋭い方だから、私達の関係に気付いていて一緒に過ごせる時間をプレゼントしてくれた。そうでなければ、ルームサービスからレストランへの変更などしない。
「今日は一緒に過ごせるなんて思ってもみませんでした。一条様に感謝しなくちゃ!ですね」
「そうだな。一条様はどことなく孤独な方だから、恵里奈に話を聞いて貰えて嬉しかったんだと思うよ」
「初めは怖い方かなって思ったんですが、話していくうちに全然そんな事はありませんでした」
「……今思い出しても、恵里奈の一条様への突っ込みは凄かったな」
「あ、アレは突っ込みじゃないですってば!」
「本当言うと一条様をなだめるのは大変だったんだぞ!」
「あー、やっぱり…。やっぱり、そうじゃん…」
疲れているせいか、二人共、酔いが回るのが早かった。久しぶりに一颯さんと笑って、沢山おしゃべりした気がする。
「恵里奈……」
「はい?」
「まだ触れられるのが怖い?今日は一緒に寝たら阻止出来ないと思うから、怖いなら俺はソファーで寝るよ」
「……嫌です!一緒に寝て、一颯さんといっぱいギュッてしたいです」
ブンブンと首を横に振って否定をして、一颯さんに抱き着き、軽めのキスをした。
一颯さんは笑いながら「恵里奈はいつの間にか、誘い方が上手になったな…。はい、好きなようにしていいよ」と言って、両手を広げた。
「……好きなようにって何ですか?」
「さぁ?今日は恵里奈がリードしてくれるんじゃないの?」
「し、しません!」
「じゃあ、される方が好きなんだ?」
「……ゔ、意地悪ばっかり言わないで下さい!」
意地悪を言いつつも、私を膝の上に乗せて対面になるように座らせられた。壊れ物を触るように、存在を確かめるように指で優しく頬や髪の毛を撫でる。
「………クリスマスの埋め合わせ、何が良い?」
「クリスマスに一緒に居れたから、もう充分です」
一颯さんの負担になってしまうから、我儘は言わない。……はずだったが、一颯さんの提案に負けてしまう事となる。
「……ふぅん。仕事も頑張ってるから一泊旅行にでも連れて行ってやろうかと思ったけど、恵里奈は埋め合わせして欲しくないみたいだな」
「や、やっぱり、埋め合わせして欲しいです、絶対に!」
一颯さんは「約束する」と言って、誓いのキスをした。頬に唇に首筋にキスをされたが怖くはなかった。一颯さんに借りているシャツをめくられて地肌を触られたけれど、もう怖くはない。恥ずかしいけれど、一颯さんの体温が心地良かった。
翌日、約束通りに一条様のお部屋にお伺いして軽食をルームサービスした後に荷造りを手伝った。一条様は私を見て、
「何か良い事があったのね」と英語で話してきたので「えぇ、とても」と英語で返した。
帰り際に一颯さんにも何か話していたみたいだったが、フランス語?だったので内容は分からなかった。一颯さんは苦笑いをしていた。傍で聞いていた高見沢さんの顔も引きつっていたのだけれど…私には何の事だか、さっぱり。
「篠宮さん、何故、私が働く女性を毛嫌いしていたかというと…力仕事以外の事で、女という武器を使って男性に頼り過ぎている人が居るからよ。でも、貴方の武勇伝を聞いたら、女性でもこんなに頑張っているんだって納得したわ。これから泊まりに来た時は貴方を指名するわね、可愛いバトラーさん」
「はい、またのお越しをお待ちしております」
一条様は男性社員の中で負けず劣らずに戦って来た、女王様的な存在である。私も頼り過ぎずに自分の信念を持って貫こう。
「珍しいですね、散らかってる……」
「うん、何だか最近は忙しくて。ただ、寝るだけの部屋だった」
テーブルにコンビニの買い物袋を置き、一颯さんがシャワーを浴びている間に片付ける。コートをハンガーにかける為にポケットの中身を確認するとスマホが入っていたので、取り出して買い物袋の横に置いた。見るつもりはなかったのだが…画面上にはアプリのメッセージがあった。
"一颯君、彼女が居ても私はOKだよ。前みたいに遊んで!"
"仕事、忙しい?"
"一颯君が居ないと寂しいよぉ"
思わず、目に止まってしまったメッセージのせいで私の心の中は混乱してる。見てしまった私が悪いのだけれど、一颯さんの秘密を覗いてしまったようで……ザワザワしていて落ち着かない。
ペタリ、と座り込んだ時に一颯さんがシャワーから上がった音がしたので、慌てて「シャワーお借りします」と言って逃げた。
一颯さんは私よりも年上なんだから、過去に色々あって当然だ。受け止められない程、子供じゃない。子供じゃないけど……、私の知らない一颯さんが居るのは嫌だ。
シャワーから上がっても目は合わせられずにいた。
「恵里奈……?もしかしてメッセージ見たのか?」
「……わ、悪気があって見た訳じゃなくて…ス、スーツをハンガーにかけようとしてたまたま…見、」
そっぽを向いていた顔に手を添えて、無理やりに一颯さんの顔の目の前に向かせられた。
「……そうか。せいぜい、中学生にヤキモチ妬いてるんだな」
「中学生?」
「そう。親戚のな。子供の頃は遊んでやってたから今だに懐かれてるだけだ」
呆気にとられた私は、口を結んで膨れる。だって、昔の彼女とかだと思ったんだもん!
「………膨れてないでおいで。一条様がくれた時間を大切に使おう」
「………はい」
コンビニの買い物袋から買って来た物を広げてのクリスマスの夜。私達はワインとカクテルで乾杯をする。一条様は感の鋭い方だから、私達の関係に気付いていて一緒に過ごせる時間をプレゼントしてくれた。そうでなければ、ルームサービスからレストランへの変更などしない。
「今日は一緒に過ごせるなんて思ってもみませんでした。一条様に感謝しなくちゃ!ですね」
「そうだな。一条様はどことなく孤独な方だから、恵里奈に話を聞いて貰えて嬉しかったんだと思うよ」
「初めは怖い方かなって思ったんですが、話していくうちに全然そんな事はありませんでした」
「……今思い出しても、恵里奈の一条様への突っ込みは凄かったな」
「あ、アレは突っ込みじゃないですってば!」
「本当言うと一条様をなだめるのは大変だったんだぞ!」
「あー、やっぱり…。やっぱり、そうじゃん…」
疲れているせいか、二人共、酔いが回るのが早かった。久しぶりに一颯さんと笑って、沢山おしゃべりした気がする。
「恵里奈……」
「はい?」
「まだ触れられるのが怖い?今日は一緒に寝たら阻止出来ないと思うから、怖いなら俺はソファーで寝るよ」
「……嫌です!一緒に寝て、一颯さんといっぱいギュッてしたいです」
ブンブンと首を横に振って否定をして、一颯さんに抱き着き、軽めのキスをした。
一颯さんは笑いながら「恵里奈はいつの間にか、誘い方が上手になったな…。はい、好きなようにしていいよ」と言って、両手を広げた。
「……好きなようにって何ですか?」
「さぁ?今日は恵里奈がリードしてくれるんじゃないの?」
「し、しません!」
「じゃあ、される方が好きなんだ?」
「……ゔ、意地悪ばっかり言わないで下さい!」
意地悪を言いつつも、私を膝の上に乗せて対面になるように座らせられた。壊れ物を触るように、存在を確かめるように指で優しく頬や髪の毛を撫でる。
「………クリスマスの埋め合わせ、何が良い?」
「クリスマスに一緒に居れたから、もう充分です」
一颯さんの負担になってしまうから、我儘は言わない。……はずだったが、一颯さんの提案に負けてしまう事となる。
「……ふぅん。仕事も頑張ってるから一泊旅行にでも連れて行ってやろうかと思ったけど、恵里奈は埋め合わせして欲しくないみたいだな」
「や、やっぱり、埋め合わせして欲しいです、絶対に!」
一颯さんは「約束する」と言って、誓いのキスをした。頬に唇に首筋にキスをされたが怖くはなかった。一颯さんに借りているシャツをめくられて地肌を触られたけれど、もう怖くはない。恥ずかしいけれど、一颯さんの体温が心地良かった。
翌日、約束通りに一条様のお部屋にお伺いして軽食をルームサービスした後に荷造りを手伝った。一条様は私を見て、
「何か良い事があったのね」と英語で話してきたので「えぇ、とても」と英語で返した。
帰り際に一颯さんにも何か話していたみたいだったが、フランス語?だったので内容は分からなかった。一颯さんは苦笑いをしていた。傍で聞いていた高見沢さんの顔も引きつっていたのだけれど…私には何の事だか、さっぱり。
「篠宮さん、何故、私が働く女性を毛嫌いしていたかというと…力仕事以外の事で、女という武器を使って男性に頼り過ぎている人が居るからよ。でも、貴方の武勇伝を聞いたら、女性でもこんなに頑張っているんだって納得したわ。これから泊まりに来た時は貴方を指名するわね、可愛いバトラーさん」
「はい、またのお越しをお待ちしております」
一条様は男性社員の中で負けず劣らずに戦って来た、女王様的な存在である。私も頼り過ぎずに自分の信念を持って貫こう。
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