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条件7*規制緩和中は入室許可!
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付き合っている事は確かなのだけれど、両想いだと言う確証はない。
片思いの恋人未満、暇つぶしの玩具が当てはまるのかもね…。
頭の中をグルグルと過ぎる想いに結論は出ず、再生されていたドラマが終わる。
「何を作ってくれるのか楽しみ…」
「…か、簡単な物しか出来ませんからっ」
停止ボタンを押して台所へと向かい、冷蔵庫の中身をチェックして、使えそうな食材を取り出す。
「助手なんで何でも言って下さい」
「じゃあ、玉ねぎの皮を向いて貰えますか?」
「かしこまりました」
返事の仕方が会社に居る時の相良さんみたいで、何となくおかしくなって思わず吹き出す。
指示された事を手際良くこなしていく相良さんを見て、この人に出来ない事なんかあるのだろうか?と思う。
天は二物を与えず───と言うけれど、相良さんには何物でも与えられている気がして、不公平だとも思う。
社内では頭痛明晰、容姿端麗で通っているし、ピアノの演奏も神業そのもの。
けれども、その何物にも与えられた事に対して相良さんは代償を支払っていた事を後程、知る事になる。
「…く、悔しいほど、包丁使いが上手いですね…」
相良さんに微塵切りを頼んだら、かなりの細かさで、料理にも貴重面さが出るのかと思うくらいに他の野菜も手際良く綺麗に切られていた。
私のメンツ丸潰れじゃないか、相良さん…。
まぁ、良いんだけれど…。
「洗い物するよ」
「後は私がやります。座って待っていて下さい」
材料が全て切り終わり、手持ち無沙汰な相良さんが洗い物をしようとしていたので阻止するが大人しく座ってくれそうもなく、
「…うん、じゃあ、ここで見てる事にする」
と言い出して、私の側に立って料理の工程を見ている事になった。
すぐ横で、じっと見られていると緊張して動きがギクシャクしてしまう。
冷蔵庫にあった材料で簡単なピラフにしようと思ったのに、緊張のあまり、バターではなく油をフライパンに敷いてしまった。
仕方なく、キッチンペーパーで油を拭き取り、今更のバターを冷蔵庫から取り出す。
段取りが悪いと笑われるかな?
「言ってくれれば取ってあげたのに!あくまでも俺は補助だから何でもするよ」
何でもするなら座ってて!と言いたいところだけれど、一緒に料理をするのは新鮮で楽しいし、側にいて貰える幸せは手放せない。
「…彼女が作ってくれるご飯っていいよね」
「…か、彼女って、」
「和奏は彼女でしょ?違うの?」
「…ち、違わない…けど」
"好き"とは言われないけれど、言葉に含まれる単語に踊らされ、胸がキュンとする。
相良さんの口から"彼女"だって言われた事が嬉しくて、感情が表に出てしまい、口元が緩む。
バターを溶かして玉ねぎ等の野菜とシーフードを炒め、ご飯を投入。
簡単ピラフを作っている間に相良さんが、「カトラリーはどこ?」と聞いてきたので、カトラリー?とは何でしょう?と思い、聞き返した。
「フォークとスプーンの事。テーブルに並べてくるから」
あぁ、そうか。
カトラリーとは食卓用のフォークやスプーンの総称をいうのか。
無知な私をさらけ出したのにも関わらず、馬鹿にもせずに受け流した相良さんはテキパキと食事の用意をしている。
単に呆れられたから何にも言わないのかな?
「…和奏、この並べ方、覚えておいてね」
自分1人だけで食べる時は、何を食べるにしても箸だけで済ませてしまうのがほとんどだけれども…相良さんはお店の様に綺麗にカトラリーとグラスを並べていた。
「はい、もっと勉強します。お店みたいですね、雰囲気変わりますね」
「…和奏が作ってくれた食事だから、より美味しく食べれたらと思って」
「そんな事言って、食べてみて不味いとか言うんでしょ?」
「言わないって。バターと塩コショウしか入れてないんだから、安全圏でしょ!」
「や、やっぱり、信用されてないー。相良さんの馬鹿ぁっ」
相良さんは私の事をいつもみたいにからかいながら「そんな事ないよ」と言って、大きな手で頭を優しく撫でる。
「…そうだ。今度、一般向けみたいなレストランじゃなくて、ドレスコード必須のレストランに連れて行くから、待ってて」
「ドレスコード?」
「うん、正装って事」
ドレスコード=正装、と言う事は高級レストラン?
「わ、私、いいですっ。緊張しちゃうし、行けませんっ」
「…そう。でも、行って貰わないと困る。大丈夫だよ、俺と二人が不満なら、副社長と秋葉さんを誘ってもいいよ」
「不満なんじゃなくて、私自身が不安なんです」
「…知ってる」
料理を並べながらの何気ない会話の中に隠されていた相良さんの本当の思惑。
その思惑を知る時、相良さんの事情も知る事になるが…まだ先の話。
相良さんには私の胸の内なんてお見通しで、安心させるかの様に再び、頭を撫でられる。
頭を撫でられるか、ポンポンされる事が日常化されている近頃、ドキドキ感よりも安心感へと気持ちも変化していた。
相良さんの手が心地よい。
二人で作った料理を運び、ドラマを見ながら食事をする。
簡単ピラフ、コンソメスープ。
夏は腐敗しやすく野菜の買い貯めは出来ないので長持ち出来る野菜と冷凍物しかなくて、自炊しているいつもの料理でも、相良さんと一緒に作って食べてるから特別感があり、美味しく感じる。
食後にコーヒーを飲んで・・・レンタルした2巻目のドラマもエンドロールへ。
「あっ、終わっちゃった…」
主題歌が流れ、思っていた事を言葉に出してしまう。
約束のお別れの時間。
「なるべく時間を空けないように、続きを見られる様にするから」
相良さんが帰ろうとして立ち上がったので、私も咄嗟に立ち上がる。
「はい、待ってますね」
「じゃあ、また明日、会社で…」
"また明日、会社で…"、とても素敵な響きだけれど、私にとっては見てるだけの時間に逆戻りするだけ。
別れ際に頭を撫でられるが、この優しさもしばらくお預け。
「…えっと、お願いがある…んですけど…最後に…ぎゅうっとして、もらえますか?」
「うん、これだけで良いの?」
私は寂しさを埋める様に恥ずかしながらも言葉に出して、抱き締めてもらった。
相良さんの存在を確かめる様に私も背中に手を回し、抱き締め返す。
『これだけで良いの?』と聞かれても、返答に困る。
何も言わずに相良さんの胸に顔をうずめて、目を閉じると心臓の音が耳に入る。
離れたくないな、ずっとこうして相良さんを近くに感じていたい。
「…おやすみ、和奏」
「おやすみなさい」
幸せな気分のままで居たいから、シャワーを浴びたら早めに寝よう。
会社付近の公園で抱き着いてしまった時は、すぐにベリッと音が聞こえるぐらいに勢い良く引き離されたが今日はプライベートだからか、くっついたままだ。
明日も仕事だから早く解放しなきゃいけないのに、いざとなると背中に回した腕を解けない。
「…帰れないんだけど」
「わわっ、ご、ごめんなさいっ」
相良さんの申し出により腕を緩めたが、今度は唇を絡め取られて、部屋に吐息が漏れる。
「今度こそ、おやすみ」
「…っ、おやすみなさい…。自宅に着いたらメールして下さいね」
「分かった」と言い残し、相良さんは玄関の扉を開けると振り返らずに外に出て、扉をそっと閉めた。
相良さんの居なくなった部屋にテレビの音だけが響き、画面の時間を見るともうすぐ23時になろうとしていた。
明日から仕事なのに遅くまで引き止めてしまっていた私。
相良さんが自宅に着く頃にはもう、午前0時を回るかもしれないな…。
そう言えば、住んでいる場所も聞いてなかった。
翌々考えたら、誕生日も何にも知らない。
次回会う時迄には、聞きたい事を箇条書きしておこう。
───自宅に着いた時、約束通りにメールをくれた相良さんだったが、シャワーを浴びてベッドでメールを待っている内に私は寝ていたらしく、気付いたのは次の日の朝。
焦りはしたが、朝起きて直ぐに返信をしたら、数分後には返信が来て、幸せなスタートを切れた朝だった…。
片思いの恋人未満、暇つぶしの玩具が当てはまるのかもね…。
頭の中をグルグルと過ぎる想いに結論は出ず、再生されていたドラマが終わる。
「何を作ってくれるのか楽しみ…」
「…か、簡単な物しか出来ませんからっ」
停止ボタンを押して台所へと向かい、冷蔵庫の中身をチェックして、使えそうな食材を取り出す。
「助手なんで何でも言って下さい」
「じゃあ、玉ねぎの皮を向いて貰えますか?」
「かしこまりました」
返事の仕方が会社に居る時の相良さんみたいで、何となくおかしくなって思わず吹き出す。
指示された事を手際良くこなしていく相良さんを見て、この人に出来ない事なんかあるのだろうか?と思う。
天は二物を与えず───と言うけれど、相良さんには何物でも与えられている気がして、不公平だとも思う。
社内では頭痛明晰、容姿端麗で通っているし、ピアノの演奏も神業そのもの。
けれども、その何物にも与えられた事に対して相良さんは代償を支払っていた事を後程、知る事になる。
「…く、悔しいほど、包丁使いが上手いですね…」
相良さんに微塵切りを頼んだら、かなりの細かさで、料理にも貴重面さが出るのかと思うくらいに他の野菜も手際良く綺麗に切られていた。
私のメンツ丸潰れじゃないか、相良さん…。
まぁ、良いんだけれど…。
「洗い物するよ」
「後は私がやります。座って待っていて下さい」
材料が全て切り終わり、手持ち無沙汰な相良さんが洗い物をしようとしていたので阻止するが大人しく座ってくれそうもなく、
「…うん、じゃあ、ここで見てる事にする」
と言い出して、私の側に立って料理の工程を見ている事になった。
すぐ横で、じっと見られていると緊張して動きがギクシャクしてしまう。
冷蔵庫にあった材料で簡単なピラフにしようと思ったのに、緊張のあまり、バターではなく油をフライパンに敷いてしまった。
仕方なく、キッチンペーパーで油を拭き取り、今更のバターを冷蔵庫から取り出す。
段取りが悪いと笑われるかな?
「言ってくれれば取ってあげたのに!あくまでも俺は補助だから何でもするよ」
何でもするなら座ってて!と言いたいところだけれど、一緒に料理をするのは新鮮で楽しいし、側にいて貰える幸せは手放せない。
「…彼女が作ってくれるご飯っていいよね」
「…か、彼女って、」
「和奏は彼女でしょ?違うの?」
「…ち、違わない…けど」
"好き"とは言われないけれど、言葉に含まれる単語に踊らされ、胸がキュンとする。
相良さんの口から"彼女"だって言われた事が嬉しくて、感情が表に出てしまい、口元が緩む。
バターを溶かして玉ねぎ等の野菜とシーフードを炒め、ご飯を投入。
簡単ピラフを作っている間に相良さんが、「カトラリーはどこ?」と聞いてきたので、カトラリー?とは何でしょう?と思い、聞き返した。
「フォークとスプーンの事。テーブルに並べてくるから」
あぁ、そうか。
カトラリーとは食卓用のフォークやスプーンの総称をいうのか。
無知な私をさらけ出したのにも関わらず、馬鹿にもせずに受け流した相良さんはテキパキと食事の用意をしている。
単に呆れられたから何にも言わないのかな?
「…和奏、この並べ方、覚えておいてね」
自分1人だけで食べる時は、何を食べるにしても箸だけで済ませてしまうのがほとんどだけれども…相良さんはお店の様に綺麗にカトラリーとグラスを並べていた。
「はい、もっと勉強します。お店みたいですね、雰囲気変わりますね」
「…和奏が作ってくれた食事だから、より美味しく食べれたらと思って」
「そんな事言って、食べてみて不味いとか言うんでしょ?」
「言わないって。バターと塩コショウしか入れてないんだから、安全圏でしょ!」
「や、やっぱり、信用されてないー。相良さんの馬鹿ぁっ」
相良さんは私の事をいつもみたいにからかいながら「そんな事ないよ」と言って、大きな手で頭を優しく撫でる。
「…そうだ。今度、一般向けみたいなレストランじゃなくて、ドレスコード必須のレストランに連れて行くから、待ってて」
「ドレスコード?」
「うん、正装って事」
ドレスコード=正装、と言う事は高級レストラン?
「わ、私、いいですっ。緊張しちゃうし、行けませんっ」
「…そう。でも、行って貰わないと困る。大丈夫だよ、俺と二人が不満なら、副社長と秋葉さんを誘ってもいいよ」
「不満なんじゃなくて、私自身が不安なんです」
「…知ってる」
料理を並べながらの何気ない会話の中に隠されていた相良さんの本当の思惑。
その思惑を知る時、相良さんの事情も知る事になるが…まだ先の話。
相良さんには私の胸の内なんてお見通しで、安心させるかの様に再び、頭を撫でられる。
頭を撫でられるか、ポンポンされる事が日常化されている近頃、ドキドキ感よりも安心感へと気持ちも変化していた。
相良さんの手が心地よい。
二人で作った料理を運び、ドラマを見ながら食事をする。
簡単ピラフ、コンソメスープ。
夏は腐敗しやすく野菜の買い貯めは出来ないので長持ち出来る野菜と冷凍物しかなくて、自炊しているいつもの料理でも、相良さんと一緒に作って食べてるから特別感があり、美味しく感じる。
食後にコーヒーを飲んで・・・レンタルした2巻目のドラマもエンドロールへ。
「あっ、終わっちゃった…」
主題歌が流れ、思っていた事を言葉に出してしまう。
約束のお別れの時間。
「なるべく時間を空けないように、続きを見られる様にするから」
相良さんが帰ろうとして立ち上がったので、私も咄嗟に立ち上がる。
「はい、待ってますね」
「じゃあ、また明日、会社で…」
"また明日、会社で…"、とても素敵な響きだけれど、私にとっては見てるだけの時間に逆戻りするだけ。
別れ際に頭を撫でられるが、この優しさもしばらくお預け。
「…えっと、お願いがある…んですけど…最後に…ぎゅうっとして、もらえますか?」
「うん、これだけで良いの?」
私は寂しさを埋める様に恥ずかしながらも言葉に出して、抱き締めてもらった。
相良さんの存在を確かめる様に私も背中に手を回し、抱き締め返す。
『これだけで良いの?』と聞かれても、返答に困る。
何も言わずに相良さんの胸に顔をうずめて、目を閉じると心臓の音が耳に入る。
離れたくないな、ずっとこうして相良さんを近くに感じていたい。
「…おやすみ、和奏」
「おやすみなさい」
幸せな気分のままで居たいから、シャワーを浴びたら早めに寝よう。
会社付近の公園で抱き着いてしまった時は、すぐにベリッと音が聞こえるぐらいに勢い良く引き離されたが今日はプライベートだからか、くっついたままだ。
明日も仕事だから早く解放しなきゃいけないのに、いざとなると背中に回した腕を解けない。
「…帰れないんだけど」
「わわっ、ご、ごめんなさいっ」
相良さんの申し出により腕を緩めたが、今度は唇を絡め取られて、部屋に吐息が漏れる。
「今度こそ、おやすみ」
「…っ、おやすみなさい…。自宅に着いたらメールして下さいね」
「分かった」と言い残し、相良さんは玄関の扉を開けると振り返らずに外に出て、扉をそっと閉めた。
相良さんの居なくなった部屋にテレビの音だけが響き、画面の時間を見るともうすぐ23時になろうとしていた。
明日から仕事なのに遅くまで引き止めてしまっていた私。
相良さんが自宅に着く頃にはもう、午前0時を回るかもしれないな…。
そう言えば、住んでいる場所も聞いてなかった。
翌々考えたら、誕生日も何にも知らない。
次回会う時迄には、聞きたい事を箇条書きしておこう。
───自宅に着いた時、約束通りにメールをくれた相良さんだったが、シャワーを浴びてベッドでメールを待っている内に私は寝ていたらしく、気付いたのは次の日の朝。
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