最果て外伝 大日本帝国の大志

烈風

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一章

開戦

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……1954年12月

太平洋 真珠湾沖200海里

「作戦時刻だ…全軍に通達せよ」

松田千秋大将の命令で全軍に暗号が発せられた

『ニイタカヤマノボレ』

その暗号と共に待機していた空母艦載機「雷竜」「梅花」「景雲改」が真珠湾へと突入していった

………  

艦内は重苦しい雰囲気が漂っていた

もしこの作戦が失敗すれば我が国はこの戦争に負ける

皆不安で一杯だったのだろう

「失礼します!」

通信兵が勢いよく司令室へ入ってきた

「……」

皆一言は発さず通信兵の方を向いている。

「攻撃隊より伝令!『トラトラトラ』………奇襲成功との事です!」

張り詰めていた糸が切れたように、重苦しい雰囲気が一転、皆気が抜けて安堵した表情を見せていた

「よくやった…全兵へこのことを通達せよ」

松田大将の命でこのことが全兵に通達された

万歳を三唱する者

涙ぐむ者

皆先程までの真面目な顔つきが変わり喜び合っている。

「…大本営の奴らも湧いているだろうな」

松田大将はそう呟いた

これより大日本帝国はアメリカとの全面戦争へと突入していく

…………大本営

「海軍より伝達!真珠湾への攻撃は成功との事です!」
「陸軍より伝達!インドネシアへ上陸成功!反乱軍と合流し英国軍を攻撃してるとの事です」
「マラヤへの上陸も成功したとの事です!」

次々と嘘のように朗報が入ってくる……

「直ちに全戦果をまとめ陛下に報告せよ」

大本営内が活気立っている

ここまで熱くなることは早々あることではない

「6時より開戦の放送を行う。準備を行え」

……………

「陛下……此方が戦果となります」

陛下へ戦果の報告が行われた。

陛下は一度驚かれた表情をされた。

『本作戦に於ける戦果を上奏したところ、畏くも大元帥陛下より御嘉賞のお言葉賜りけり謹みて伝達す』

この報告に作戦参加していた全兵が意気軒昂とした

…………

マラヤ方面作戦本部

「松枝中将!全然より無線が!」

通信兵が松枝中将に無線機を手渡す

「変わった、松枝だ」

「中将!原田です!現在、シンガポールにてイギリス軍への攻撃を行なっておりますが、敵の抵抗は予想以上で我が軍に甚大な被害が出ています。直ちに3個師団の増援を……(なに!?後方司令部に砲弾が命中した?)……とりあえず増援を…」

無線は原田が言い切る前に途切れた…

松枝は目を瞑り考え込んでいるようだ……

「直ちに有田大佐率いる第三独立混成師団、第六砲兵大隊をシンガポール方面へ派遣しろ」

決して戦果は芳しいとはいえなかった

今我が軍の被害は如何程か……

「ふぅ…源田次第だな……」

松枝はそういうと司令部から出ていった

…………

ラオス方面

大東亜聯合軍計105万がミャンマー、ラオス、タイ、ベトナム、カンボジアにいる英国軍を蹂躙しながらマラヤのシンガーポールへ向けて進んだ

英国軍は予想以上の抵抗を見せるも多勢に無勢

補給もなく少ない食料と弾薬で戦うには105万の兵は多すぎた

開戦より5日で目的地点であったシンガーポール手前まで進軍

シンガポールに展開していた英国軍は当初優勢だったものの波状攻撃により壊滅する

1954年12月15日英国軍降伏
当初英国軍は45万いたが降伏時にはたった3万となっていた
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