孤島

烈風

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序章

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放課後、烈志は中庭へ俺は体育館倉庫まで足を運んだ。

「よう、まったか?」

「いや大丈夫だよ、」

少し照れ臭そうに重南は答えた

「それでなんの相談だ?」

「実は……その…南風さんいるじゃない?その…」

重南は恥ずかしそうに答えるのを渋っていた

「はっきり言え!」

「実は!南風さんのことが…」

また恥ずかしそうに答えるのを渋ってたけど、もう内容はわかった、問題は何故私をよんだのかだ、

「なるほど、大体分かった、それでどうしたの?」

察したことが嬉しかったのか、面を上げて

「……その烈志くんいるじゃん?烈志くんと南風さんって幼馴染と聞いたからさ…そのどんな人がタイプとか…聞いて欲しいなって…、烈志くんとあんまり話したことないから米内さんに頼みたいなと…」

あー、そういうことか…

「分かったよ、聞いといてあげる」

そう返すと重南は嬉しそうに

「ありがとう!じゃあ!また教えてね!それじゃあ!」

というと走り去って行ってしまった。

「俺も帰るか…」

俺も帰ろうと校門に向かう途中、烈志と出会した、

「お、ちょうどよかった一緒に帰ろうぜ」

「そうだな!」

グッドタイミング!さっきの話を話そう

「さっき南風と話してたんだけどさ、実はお前に頼みがあるんだ」

「奇遇だな俺もだ」

多分俺もあいつも何かしら察しただろう

お互い事情を話した

「こんなこともあるんだな……」

烈志が少し驚いたような口調でそう呟いた

「ある意味奇跡だな。」

「よし!明日告白させるぞ!」

烈志が唐突にそう言い放った

「そうだな!」

頭より先に口が動いた

内心付き合わせたい気持ちがあるんだろうと思う。

自分のことじゃないのに何故か気分が高揚してきた。

明日が楽しみだ
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