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プロローグ
しおりを挟む静まり返る静寂の中、悠々と響き渡る二つの声。
「知ってますか……僕は皇太子でありながら記憶力は下手したら庶民以下です」
「知ってますよ……私は皇太子妃になりましたが人の名前が何人たりとも覚えられません」
どうしたことかと溜め息を吐くはガーラ帝国の第一皇子と公爵令嬢。
「面倒ですね……」
「ええ、ほんとに……」
二人は揃いも揃って面倒くさがり屋なのだ。
「はぁ……」
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